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第一章 はじまり
第03話 仲間
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バンダナの男リゲルの音頭でアクトの歓迎会が始まった。
「よしまずは食え! そんで飲め! あ~……名前なんだっけ?」
「アクトだよ」
「俺はリゲルってんだ。歳は?」
「十五になったばかりだ」
「ほぉん」
リゲルは値踏みするようにアクトを見る。
「南の方はこの辺より魔物は少ねぇし弱いだろ? よく無事に辿り着けたな。もしかして当たりスキルでも引いたか?」
「言えない」
「はぁん? お~い【イルハ】」
「……なに、兄さん」
離れた場所で同性同士で固まっていた集団から小さな女の子が面倒くさそうにやってくる。
「いつものやつ頼むわ」
「……面倒」
「良いからやれっての。こいつ強いかもしれないだろ?」
「なにをする気だ?」
イルハはため息を吐きながらアクトを見る。そして一気に顔が青ざめた。
「に、兄さん……! そいつ……化け物!」
「はぁ?」
「──っ!」
化け物。この言葉はアレクに深く突き刺さった。だがすぐにリゲルがイルハを問い質した。
「化け物ってなんだよお前。それ言ったら俺達だって同じ扱いされてきたじゃねぇか」
「ち、違うっ! そ、そいつ……スキルの数がじ、尋常じゃない!」
「は? 授かるスキルは一人一つだろ。アクトはまだ十五だ、スキルの数だって頑張ってたとしても一個二個だろ」
だがイルハは身体を抱え震えながら口を開いた。
「ま、魔王……。魔王様のスキル!」
「はぁ?」
「え?」
アクトとリゲルは揃って首を傾げた。
「スキル……【魔核喰らい】! そ、そいつ百年前に亡くなった魔王様のスキル持ってる!」
「な、なんだって!! アクト、本当か!?」
驚いた顔でリゲルはアクトの両肩に手を置き揺らした。
「ちょっ、待ってくれ! 俺は自分のスキルを今初めて知ったんだ。えっと……コアイーターだっけ? それが俺の?」
イルハを見ると首を縦に振った。
「他にも……【剣術】【怪力】【スパイダーネット】【跳躍】【突進】……まだいっぱいある……」
「は? そりゃ魔物のスキルか? 何がどうなってやがる??」
そこでアクトはこれまでの事を二人に話した。
「……っ! 村でそんな仕打ちを受けてきたのかっ」
「待って兄さん、そこじゃない。大事なのはその後!」
会って数時間だがアクトはリゲルが涙脆い奴だと把握した。そしてイルハは小さいながらもクールだと感じていた。
「魔石食ったら魔物の技が使えるだったか」
「それよ! 百年前に死んじゃった魔王【アーク】様も無数のスキルを持ってたってこの本に!」
「俺ぁ本読まねぇしなぁ」
「バカ兄! 私達の王様の話くらい覚えといてよ!」
「だ、誰がバカだ! 俺は長と同じで身体を動かすタイプなんだよ!」
「はぁ……」
「あ、あの……」
戸惑うアクトが二人の間に割り込む。
「……失礼、なにか?」
「いや、魔王アークって……誰?」
「「「「「は!?」」」」」
アクトがそう口にするとその場にいた全員が固まった。
「お、お前魔王アークを知らんのか!?」
「し、知らない」
「百年前に勇者と戦って死んだ魔族の王様ですよ!?」
「そ、そうなの?」
「まさか偉大なるアーク様を知らない同胞がいたなんて……」
「む、村では誰も教えてくれなかったし本なんてなかったから」
「はぁぁ……よし、俺ら教えてやろうじゃないか」
「え? え?」
離れていた数人もアクトを囲うように集まり勉強会が始まった。
魔王アーク。初めはゴブリンにすら勝てない弱く脆い魔族だった。だが十五になった日にスキル【魔核喰らい】を身に宿し、そこから快進撃が始まりありとあらゆる魔物からスキルを吸収し瞬く間に魔族の頂点に立った。そして魔王アークは力に溺れる事なく、同胞である魔族が安らかに暮らせるようにと国を興し人間から虐げられてきた魔族を守る事に尽力した。だが長きに渡る戦いで最後には勇者に敗れ無念の中散った。
「アーク様がいなければ我々魔族はとうの昔に絶滅していたでしょう」
「す、凄い方なんだな」
「そうです凄いんです! アクトさん!」
「は、はいっ」
イルハはリゲルのようにアクトの肩を掴み身体を揺らした。
「あなたはアーク様の生まれ変わり……いえ、後継者かもしれません!」
「え? は? お、俺が?」
「私にはスキル【看破】があります! それであなたのスキルはまるっと見通しました!」
「そ、そうなんだ」
「あなたのメインスキル【魔核喰らい】は私達魔族の希望なんです!」
「希望? いや、でも……ちょっと待ってくれ」
アクトは肩からイルハの手を引き剥がし言った。
「同じスキルを持った魔王でさえ負けたんだろ? しかもありとあらゆる魔物からスキルを吸収したにも関わらず」
「はい」
「仮に俺が同じ事をしても負けるんじゃ……」
そう告げるとイルハは首を横に振った。
「あの、百年前の話ですよ? 魔族ならともかく、人間はそれほど長く生きられません。つまり……勇者はもうこの世にいないんですっ」
「なっ、なんだって!?」
「長様によると今の人間達は腐敗し人間同士でも土地を巡って争ってるみたいです」
「に、人間が人間と争ってる? わけがわからない」
すると酒を煽っていたリゲルが口を開いた。
「あいつら無駄に増えやがるからなぁ。人間の怖いとこは数だ。数さえありゃあ強力なスキル持ちも集まるだろうしよぉ」
「はい。それが理由で当時のアーク様も一騎打ちに臨みました」
名前も知らない男が言った。
「魔族は増えにくいんだ。長命種がゆえの副作用ってとこなんだよね」
「あ、でもさ。半人半魔ならどうなのイルハ?」
「え? し、ししし知りませんよ!」
「あ、知ってるパターンだこれ」
女達が真っ赤になったイルハを引きずっていった。
「ま、まぁとにかくよ。アクト、お前がこれからどうしたいかわからねぇけどよ」
「リゲル?」
リゲルはアクトに真剣な眼差しを向ける。
「俺達もお前とそう変わんねぇ過去を抱えてきた。そこを純魔族の長様に拾われたんだ」
「そう……だったのか」
「理由はわかんねぇが長は人間を激しく嫌ってる。その上強い。お前も強いのかも知れねぇがどこか危うい。悪い事は言わねぇ、しばらくここで暮らしてみないか?」
「リゲル……」
アクトは真剣に悩み口を開いた。
「迷惑にならないか?」
「なるわけねぇだろ? 俺達は同胞だ、遠慮なんかいらねぇ。一人じゃ生きていけねぇだろ? お前はまだ誰かを頼るって事を知らないみたいだしよ。仲間ってのも悪くはないぜ?」
「……ありがとうリゲル。その、長に挨拶したい」
するとリゲルは肩を組みながらアクトに盃を渡した。
「ははっ、よっしゃ! 任せときな兄弟!」
「き、兄弟?」
「おう、今から俺達は義兄弟よ。おら、半分飲め」
「さ、酒は飲んだことなくてっ」
「良いから飲め~! 兄弟盃だ!」
「んぐぅぅぅっ!?」
アクトは喉に熱を感じながら目を回すのだった。
「よしまずは食え! そんで飲め! あ~……名前なんだっけ?」
「アクトだよ」
「俺はリゲルってんだ。歳は?」
「十五になったばかりだ」
「ほぉん」
リゲルは値踏みするようにアクトを見る。
「南の方はこの辺より魔物は少ねぇし弱いだろ? よく無事に辿り着けたな。もしかして当たりスキルでも引いたか?」
「言えない」
「はぁん? お~い【イルハ】」
「……なに、兄さん」
離れた場所で同性同士で固まっていた集団から小さな女の子が面倒くさそうにやってくる。
「いつものやつ頼むわ」
「……面倒」
「良いからやれっての。こいつ強いかもしれないだろ?」
「なにをする気だ?」
イルハはため息を吐きながらアクトを見る。そして一気に顔が青ざめた。
「に、兄さん……! そいつ……化け物!」
「はぁ?」
「──っ!」
化け物。この言葉はアレクに深く突き刺さった。だがすぐにリゲルがイルハを問い質した。
「化け物ってなんだよお前。それ言ったら俺達だって同じ扱いされてきたじゃねぇか」
「ち、違うっ! そ、そいつ……スキルの数がじ、尋常じゃない!」
「は? 授かるスキルは一人一つだろ。アクトはまだ十五だ、スキルの数だって頑張ってたとしても一個二個だろ」
だがイルハは身体を抱え震えながら口を開いた。
「ま、魔王……。魔王様のスキル!」
「はぁ?」
「え?」
アクトとリゲルは揃って首を傾げた。
「スキル……【魔核喰らい】! そ、そいつ百年前に亡くなった魔王様のスキル持ってる!」
「な、なんだって!! アクト、本当か!?」
驚いた顔でリゲルはアクトの両肩に手を置き揺らした。
「ちょっ、待ってくれ! 俺は自分のスキルを今初めて知ったんだ。えっと……コアイーターだっけ? それが俺の?」
イルハを見ると首を縦に振った。
「他にも……【剣術】【怪力】【スパイダーネット】【跳躍】【突進】……まだいっぱいある……」
「は? そりゃ魔物のスキルか? 何がどうなってやがる??」
そこでアクトはこれまでの事を二人に話した。
「……っ! 村でそんな仕打ちを受けてきたのかっ」
「待って兄さん、そこじゃない。大事なのはその後!」
会って数時間だがアクトはリゲルが涙脆い奴だと把握した。そしてイルハは小さいながらもクールだと感じていた。
「魔石食ったら魔物の技が使えるだったか」
「それよ! 百年前に死んじゃった魔王【アーク】様も無数のスキルを持ってたってこの本に!」
「俺ぁ本読まねぇしなぁ」
「バカ兄! 私達の王様の話くらい覚えといてよ!」
「だ、誰がバカだ! 俺は長と同じで身体を動かすタイプなんだよ!」
「はぁ……」
「あ、あの……」
戸惑うアクトが二人の間に割り込む。
「……失礼、なにか?」
「いや、魔王アークって……誰?」
「「「「「は!?」」」」」
アクトがそう口にするとその場にいた全員が固まった。
「お、お前魔王アークを知らんのか!?」
「し、知らない」
「百年前に勇者と戦って死んだ魔族の王様ですよ!?」
「そ、そうなの?」
「まさか偉大なるアーク様を知らない同胞がいたなんて……」
「む、村では誰も教えてくれなかったし本なんてなかったから」
「はぁぁ……よし、俺ら教えてやろうじゃないか」
「え? え?」
離れていた数人もアクトを囲うように集まり勉強会が始まった。
魔王アーク。初めはゴブリンにすら勝てない弱く脆い魔族だった。だが十五になった日にスキル【魔核喰らい】を身に宿し、そこから快進撃が始まりありとあらゆる魔物からスキルを吸収し瞬く間に魔族の頂点に立った。そして魔王アークは力に溺れる事なく、同胞である魔族が安らかに暮らせるようにと国を興し人間から虐げられてきた魔族を守る事に尽力した。だが長きに渡る戦いで最後には勇者に敗れ無念の中散った。
「アーク様がいなければ我々魔族はとうの昔に絶滅していたでしょう」
「す、凄い方なんだな」
「そうです凄いんです! アクトさん!」
「は、はいっ」
イルハはリゲルのようにアクトの肩を掴み身体を揺らした。
「あなたはアーク様の生まれ変わり……いえ、後継者かもしれません!」
「え? は? お、俺が?」
「私にはスキル【看破】があります! それであなたのスキルはまるっと見通しました!」
「そ、そうなんだ」
「あなたのメインスキル【魔核喰らい】は私達魔族の希望なんです!」
「希望? いや、でも……ちょっと待ってくれ」
アクトは肩からイルハの手を引き剥がし言った。
「同じスキルを持った魔王でさえ負けたんだろ? しかもありとあらゆる魔物からスキルを吸収したにも関わらず」
「はい」
「仮に俺が同じ事をしても負けるんじゃ……」
そう告げるとイルハは首を横に振った。
「あの、百年前の話ですよ? 魔族ならともかく、人間はそれほど長く生きられません。つまり……勇者はもうこの世にいないんですっ」
「なっ、なんだって!?」
「長様によると今の人間達は腐敗し人間同士でも土地を巡って争ってるみたいです」
「に、人間が人間と争ってる? わけがわからない」
すると酒を煽っていたリゲルが口を開いた。
「あいつら無駄に増えやがるからなぁ。人間の怖いとこは数だ。数さえありゃあ強力なスキル持ちも集まるだろうしよぉ」
「はい。それが理由で当時のアーク様も一騎打ちに臨みました」
名前も知らない男が言った。
「魔族は増えにくいんだ。長命種がゆえの副作用ってとこなんだよね」
「あ、でもさ。半人半魔ならどうなのイルハ?」
「え? し、ししし知りませんよ!」
「あ、知ってるパターンだこれ」
女達が真っ赤になったイルハを引きずっていった。
「ま、まぁとにかくよ。アクト、お前がこれからどうしたいかわからねぇけどよ」
「リゲル?」
リゲルはアクトに真剣な眼差しを向ける。
「俺達もお前とそう変わんねぇ過去を抱えてきた。そこを純魔族の長様に拾われたんだ」
「そう……だったのか」
「理由はわかんねぇが長は人間を激しく嫌ってる。その上強い。お前も強いのかも知れねぇがどこか危うい。悪い事は言わねぇ、しばらくここで暮らしてみないか?」
「リゲル……」
アクトは真剣に悩み口を開いた。
「迷惑にならないか?」
「なるわけねぇだろ? 俺達は同胞だ、遠慮なんかいらねぇ。一人じゃ生きていけねぇだろ? お前はまだ誰かを頼るって事を知らないみたいだしよ。仲間ってのも悪くはないぜ?」
「……ありがとうリゲル。その、長に挨拶したい」
するとリゲルは肩を組みながらアクトに盃を渡した。
「ははっ、よっしゃ! 任せときな兄弟!」
「き、兄弟?」
「おう、今から俺達は義兄弟よ。おら、半分飲め」
「さ、酒は飲んだことなくてっ」
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