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第4章 国王になりました

第34話 決闘

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    グリッドを殺す為に送り込まれたディライト国白騎士団団長パール。彼女は仲間の死体を乗り越え、グリッドの前に立ち自ら決闘を挑む。あの跳躍力から推測するに、パールは中々の腕と見た。パールは自分が勝った暁には仲間を解放しろと言った。

「死ぬ準備は良いか?」

「いつでもどうぞ?」

    パールはロングソードと盾、対しグリッドは短剣一本のみだ。

「死ねぇぇぇぇぇぇっ!!!」

    パールは盾を構え突進してくる。これは【シールドバッシュ】だ。盾で相手の体勢を崩した所で剣による攻撃を繰り出すのだろう。

「ほい。」

「なっ!?」

    グリッドはパールの突進を片手で受け止めた。別に避けても良かったのたが、そこから別の技を出される可能性もある。ならば受け止めてしまった方が早い。パールは受け止められた直後、バックステップでグリッドから距離をとる。が、グリッドはそれを追い、鎧の継ぎ目を短剣で切る。

「なっ!?よ、鎧が!?」

「へぇ?良い身体してるじゃん?下着は着けない派か?」

    パールのボディスーツに下着の線はなく、たわわな胸には突起が浮かんでいた。

「き、貴様ぁっ……!」

「まだやる?次は下を剥いちゃうよ?」

「おのれぇぇぇっ!!貴様っ!神聖な決闘をっ!!」

「それはお前の都合だろ?俺が知るかよ。まだやるならかかって来いよ?」

「こ……殺してやるっ!!」

    盾は邪魔だと思ったのか、パールは盾を捨てて両手で剣を握り斬りかかってくる。が、その攻撃はグリッドに当たる事は一切無く、グリッドは下の鎧をも外し、後は突起を指で弾く。つまり遊んでいた。

「はぁ…はぁ…っ!」

「疲れたか?それとも感じたか?」

「ふ……ふざけるなぁぁぁっ!」

    パールの猛攻は続くが、上下の突起を弾くたびに力が抜け、徐々に攻撃に冴えが無くなっていった。

「まだやるの?もう勝ち目ないだろ?」

「わ、私は負けないっ!私は騎士なんだっ!」

「そうか。なら続けようか?」

「望むところだぁっ♪」

    パールは既に半分堕ちていた。攻撃にも殺気は無く、快楽を求めてグリッドに近付く。

「はぁ…はぁ…♪んっ…くぅぅぅんっ♪」

「バレてんだよ。今からスーツに穴を作る。動くなよ?」

「あぁぁ…♪まさか……♪」

    グリッドはパールの下半身の割れ目を短剣で切り裂き、穴を開ける。そしてモノを取り出しパールに突き付けた。

「剣を捨てて寝技勝負といかないか?」

「寝技……い、良いだろうっ♪さ、さあ!来るが良いっ♪」

    既に勝敗は決している。開けた穴からパールの穴へとモノが入り込み、後はグリッドのペースだ。

「こんなに濡らして待ってたんだろ?これをなっ!」

「あぁぁぁぁっ♪私の純潔がぁっ♪あっあっ♪」

    グリッドはヒールホールドをかけるフリをし、松葉崩しでパールを責める。

「良い身体だ。負けを認めたら飼ってやるよ。」

「か、飼う?」

「そうだ。飼育してやるよ。餌はこれだっ!」

「ふぁぁぁぁぁぁぁっ♪」

    パールの蜜壺にグリッドの欲望が流れ込む。パールは流れ込む液体に身を奮わせ、大人しく吐き出し終わるまで秘肉を締めていた。

「ま……負けだぁ……♪私の負け……♪だから……もっとぉぉぉ…♪」

「決闘は俺の勝ちだな。場所をベッドに移そうか。」

「……はい♪グリッド様…♪」

    グリッドはパールに突き刺したまま両脚を抱えて持ち上げる。パールはグリッドに抱きつき、ベッドルームへと運ばれた。ベッドルームに着くと、残っていた装備を外され、スーツもビリビリに破かれ、二人はひたすらに身体を重ね続けた。

「はぁ…はぁ…♪に、妊娠するぅ…♪こんなに射精されたら妊娠してしまうぅっ…♪」

「安心しな、俺は遊び人だからな。今精液に種は入れていない。いくらやっても孕む事は無いさ。」

「き、気持ち良いだけのセックス!さ、最高すぎぃぃっ♪」

    こうして、パールはグリッドの手に堕ちた。

    その後、捕まえた騎士団の生き残りは軍事裁判で有罪となり、毎日の様にグリッドに犯される日々が待っていた。騎士団には種のキャンセルはせず、冒険者共々全員孕む事になった。

「グリッド様、私も皆の様にグリッド様の子が欲しいです!」

「ああ、お前はまだだ。」

「な、何故ですか!」

    グリッドは言った。

「これからディライト国を落としにいく。内部を知る協力者が必要だからな。お前にはそこで役に立って貰わなきゃならない。ディライトを落としたら……その時こそ俺の子を孕ませてやるよ。やってくれるな?パール。」

「は、はいっ!城内の事なら私にお任せ下さいっ!必ずグリッド様のお役に立ってみせましょう!」

「ああ、期待しているぞ。さあ、今日の分を与えよう。」

「あぁぁ♪は、はいっ!」

    いよいよ小国ディライトが終わる。そうとも知らずにディライトの王はのんびりと騎士団の帰りを待っていた。時刻は深夜、王は玉座に座っていた。

「白騎士団はまだか。娘は…娘はまだ帰らんのか……。」

「あなた…、少しは休まれては……。」

「ワシだけ休めるかっ!いつ娘が帰って来ても迎えられる様に待たぬと……!」

「……あなた…。」

    王妃は王を気遣うも、王は不眠で騎士団の帰りを待つ。王妃は一人寝室へと戻り、一人横になった。

「はぁ……っ。娘はもう諦めたら良いのに…っ。例え生きて帰って来たとしても…っ、もう昔の娘じゃないっ……んっくぅぅぅぅっ♪はぁはぁ…。虚しいわね……。」

    王妃は一人寂しく、自分を慰めるのであった。
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