戦国de無双!~時代は彼が動かす~

夜夢

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第2幕

09 真実

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    北条を抑えてから1年、武瑠は中部から関東を統一。上杉は武瑠に和睦を申し入れに来ていた。

「はぁ。あの上杉謙信が和睦とはねぇ…。戦わなくてもいいの?」

「戦うなど…こうも簡単に関東一円を纏めあげられた武瑠様に逆らうなどと。」

「それで俺の下に就くと?国全体の総意?」

「はい。我が越後国、武瑠様に忠誠を誓います。」

「ふむ。なら態度で示して貰おうかな。河越城に来る時に仕掛けた女達…いるだろ?」

「…それが何か?」

「全員連れてきてくれ。直ぐにな。」

「分かり申した。」

    謙信は部下に命じ、尼に扮していた忍達を全員武瑠の前に差し出した。

「よ、久しぶりだな。」

「「「「武瑠様っ!」」」」

    女達は武瑠に頭を下げた。

「頭を上げな、1年経ったが相変わらず良い女っぷりだなお前達。呼んだのは他でもない。俺の奥に来い。新たにこの場所に大和城を作る。そこで暮らせ。勿論、毎日子作りに励んでもらうがな?」

    謙信が言った。

「ここに築城ですか。武瑠様は関東に居を構えるので?」

「まぁな。いずれ此処が日本の中心となるからな。で、どうする?奥に入る?」

「「「「勿論ですともっ♪」」」」

「正直…武瑠様にまた抱かれたくて呼ばれた時から股が…♪」

    女達は下を脱ぎ、武瑠に見せつけた。

「よしよし。たっぷり可愛がってやるからな~。」

    武瑠は謙信を余所に女達を抱き始めた。

「あぁんっ♪これよぉっ♪ずっとこれが欲しかったのぉっ♪あっあっあっ♪」

「そんなに欲しかったんなら来れば良かったのによ。いつ来るかって待ってたんだぜ?」

「あ、主を裏切る訳にはいきませんでしたのでぇっ♪でも…これからは遠慮なく抱いて頂けるのですねっ♪」

「おう、まぁ…直ぐに天下統一してやるよ。そしたら毎日相手してやれるぜ。」

    謙信は黙って見ていた…訳もなく、女達の中に混じり武瑠のモノを下の口で咥えていた。

「こ、これほどとはぁっ♪あんっ凄いっ♪」

「ちゃっかり混じりやがって。お前も奥に入るか?謙信。」

「は、はいりゅぅっ♪国も全部あげるからぁっ♪私に子を植え付けてぇぇぇっ♪」

「ふむ、望むならくれてやろう。お前の力貸して貰うぞ。」

「あんっ♪お好きにお使い下さいぃっ♪」

    武瑠は謙信を仲間に加え、武蔵国に巨大な城を構えた。そして、仲間達を全員城へと集めた。

「信長、天下統一は俺に任せて此処で暮らさないか?」

「むぅ…よもや上杉まで落としていたとは…。お主はこれから何を目指す?答え如何によっては此処で暮らす事も考えよう。言え、武瑠。」

「争いの無い国作りだな。日本人同士でいつまでも争っている場合ではない。早々に国を纏め上げ、海の外にある国に対抗できるだけの力を蓄えなければならん。お前なら分かるだろう?ルイス。」

「ええまぁ…。大国はいずれこの日本を狙うでしょう。争いばかりで進化の無い国では大陸にある国には勝てませんわ。」

    信長は武瑠を見て言った。

「ふむ、異人達から国を守るか。確かに戦ばかりで国力が低下していては抗う力も無くなる。だが、全ての国が武瑠に従うかな?」

「従える。朝廷をこの武蔵に迎える。京をこの武蔵に移す。それから…そうだな。大和幕府でも作るか?はは。」

「大和幕府…、ふふっ…お前…うつけじゃのう。あははははっ♪相分かった。尾張は武瑠にくれてやる。戦はもう終いじゃ。これからは政に力を注ごう。」

「は~い、三河も武瑠お兄ちゃんにあげるっ♪良い国作ろうねっ、お兄ちゃん♪」

「駿河も武瑠のモノじゃ。好きにせい♪」

「ならば越後も武瑠殿に…!早く子を成さねばっ♪」

    その他、関東にある主だった国が全て武瑠の元に集まってきた。

「お前達、大奥では孕むまで服着るの禁止な。これから順番に抱いていくからな~。」

「「「「「はいっ♪」」」」」

     それから武瑠は毎日奥に入り浸っていた。

「武瑠お兄ちゃん♪私の事も孕ませてぇっ♪」

「おう。任せなっ!」

    武瑠は女達を抱きながら、他国に親書を送っていた。この返答により敵と味方を分ける。更に城下町を一度更地にした後、綺麗に作り直し、天皇を迎える準備も整えた。

「さてと、後は武田、朝倉、浅井、本願寺辺りか。歴史よりかなり早いが…動くか?本史なら信長と敵対していた奴等だが…。こうも歴史が変わっちまったらなぁ…。ま、変えたのは俺だが。そろそろ収集つかなくなってきたしなぁ。女神…呼ぶか。」

    武瑠は最後のスキル玉を使い、スキル【女神召喚】を作った。武瑠はスキルで自分をこの世界へと飛ばした女神を呼んだ。

「久しぶりじゃん♪元気してたみたいね?どお?私の世界♪」

「久しぶりだな。呼んだのは他でもない。何故俺をこの世界に飛ばした?ここは何なんだ?何故武将達が女なんだ?分からない事だらけだ。」

    女神はニッコリと笑って武瑠に言った。

「貴方を飛ばしたのは…貴方が強かったから?普通の人を飛ばしても直ぐに殺されちゃいそうだったし。」

「ん?スキルがあるだろ。それにレベルとか訳が分からんモノもな。ゲーマーとかだったらそれなりに戦えたんじゃないか?」

「それじゃつまんないじゃん。私は戦いが見たかったの~。なのにさ~、武瑠ったら毎日毎日女の子とえっちばかりしててさ~。」

「仕方ないだろう。皆可愛いし。我慢出来るかよ。」

「失敗したな~。やっぱり武将の性別変えるんじゃなかった。で、もう気付いたかな?ここは私の創造した世界。ま、箱庭ね。昔の日本に異物を混ぜたらどうなるかなぁって。ただのアソビ♪」

「ほう。アソビ…アソビね。じゃあ俺は何年もお前のアソビに付き合わされていたって事か?」

    女神は武瑠に言った。

「せいかぁ~い♪どう?楽しかった?あ、安心してね。この世界で武瑠が子供作っちゃったから、あっちの世界とはもう縁が切れちゃったから、二度と戻れないわ。」

「は?」

「分からないかなぁ?武瑠はもうこの世界で暮らすしか無いんだよ。不老不死だっけ?馬鹿な真似したよね~。そのスキルのせいで死ぬ事も出来ない。死ねばこの世界から解放されたのに。あははははっ♪」

    武瑠の顔が青ざめた。

「お、俺はこれからどうなる!?」

「ん?別にどうも?この世界で好きに生きれば良いじゃない。思うがまま自由に暮らせば良いのよ。史実通りにしたいならすればいいし、嫌なら好きに作り変えればいい。まぁ…子供作っちゃってるし今更よね~。」

「何をしても良いんだな?」

「此処はもう武瑠の世界よ。好きにすれば良い。じゃあ、私は帰るから。またね~♪」

    そう言い残し、女神は消えていった。

「箱庭…。そうか…。俺はあの女神の遊び道具だったのか…。くっ…くくくくっ、あはははははっ!あ~アホらし。俺はあの女神の暇潰し程度でしか無かったって事か。あ~…やる気無くした。どうでも良くなってきたなぁ…。俺の好きに…か。」

    その日、武瑠は城から姿を消したのであった。 
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