ギャルゲーの世界に転生した俺はヒロインからモブまで全てを愛す!

夜夢

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第14話 そろそろいいかな?

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 校長が怒りながら屋敷に帰って来た。そして校長はそのまま主人公の部屋に入り、怒りが治まるまで身体を重ねる。

「どうしたんですか?」
「聞いてよ! 会合なんて全部嘘で、内容は見合いだったの!」
「それはまた……。で、良い相手は見つかり……ふぉぉぉぉっ!?」

 校長は無言で睨みながら結合部をキュッと締め上げた。

「いるわけないじゃない。あなた以上の男なんているわけない……! ね、私今避妊してないの。帰って来てから何回ここに注いだか覚えてる?」
「さ、さぁ……」
「ふふっ、赤ちゃんさえ出来ちゃえばもう親も何も言えなくなるわっ! ねぇ……早く私を妊娠させてぇ……♪ あっあっあっ♪」

 校長は主人公から種を搾り出そうと、主人公の上で激しく踊り狂った。どうやら主人公に拒否権はないらしい。

「屋敷もこの島も全部あげるからぁぁぁっ♪ 私を面倒な事から解放してぇぇぇぇぇぇっ♪」

 なるほど。この島は校長の家が所有していたのか。ゲームでは触れられなかった事実だな、これは。

「それって俺と結婚するってこと?」
「するぅっ♪ 結婚するし赤ちゃんも産むぅっ♪ セックスはもっといっぱいするのぉぉぉぉっ♪」

 相当本土でストレスを抱えてきたらしい。校長はストレスを発散するかの様に腰をぶつけてくる。

「はぁ……はぁ……♪ んっ……!」

 校長の身体がビクビクっと震えた。

「どうしたんですか?」
「ふふふっ♪ わかっちゃった……♪ 今ね、君の精子……私の卵にちゅるんって挿入ったわ♪ 私……あなたの赤ちゃんの素……受精しちゃった♪」

 そう言い、校長はようやく満足したのか、主人公にもたれ掛かるように身体を重てきた。

「これでしばらくセックスはお預けね……。あなたはもう私の夫よ。まさか妊娠させておいて逃げないわよね?」
「う~ん、島中の女が既に妊娠してんだけど……。この場合どうなるんだろ」
「ああ、それなら大丈夫よ。島の人間たちは家の事業で作ったクローン人間だし」
「……は?」

 これまた驚愕の事実が飛び出してきた。

「クローン……人間?」
「そ。この島は我が家の実験場なのよ。彼女らに戸籍はないの。彼女らはお金持ちの家のクローン。娘に何かあった場合のスペアにすぎない」
「し、しかし! ほ、本土の大学に行ってた子達や働いていた子たちは?」
「ああ、そう言う風に記憶を刷り込んだのよ。実際はクローン元の子を治療するために血をとったり骨髄を抜いたりしてたわ」
「ま、マジか……」

 これは本当に知らない情報だった。なるほど、道理で金があるわけだ。

「軽蔑した?」
「いや、ドナーが現れるのを何年も苦しみながら待つより百倍マシなんじゃねぇの。だが……俺知らずに皆を孕ませちゃったけど良いの?」
「ええ。この島にいるのは役割を終えたクローン達だから。これはクローンでも人間らしく生きていけるかと言う実験でもあるのよ」
「メイドは?」
「メイド? あれらはちゃんとした人間よ。家で雇ったね」
「メイド長も孕んだんだけど……」
「もうっ、仕方ないんだから。愛人くらいは許してあげる。ただし、私の相手をちゃんとしてくれたらね?」

 そこで主人公は疑問を持つ。主人公は校長に恐る恐る尋ねた。

「……俺は人間だよな? 俺は大学で教師となって……あれ? 俺なんでこの島に……」
「あなたはちゃんとした人間よ。あなたを選んだのにはちゃんとした理由もあってよ。あなたには家族がいない。親戚も何もかもね。そう言った人間はある日突然消えても騒ぎにすらならないのよ」
「……もしかして俺拐われた系?」
「ええ。外れたら鮫の餌になるか島の地下施設で強制労働になるかの二択だったわ」
「……こぇぇよ」
「研究が研究だからね。さて、ここまで話したんだからもう逃げられないわよ? もし逃げたら家の組織が絶対に探しだして処分されるからね」

 主人公は校長の背に腕を回して言った。

「逃げねぇよ。むしろ知れて良かった。今後は協力していこうじゃないか」
「あぁぁ……♪ 嬉しい……♪ こんな理想的な男が現れるだなんて……♪ 」

 ある程度の裏情報を仕入れた主人公はこう思った。

(うん、もう良いかなぁ……)

「あ、そうだ。本土にはまだまだ治療に使われている子達が沢山いるのよ。で、それが来月終わってとりあえず百人この島に送られてくるのよ」
「へ?」
「ちなみに……、全員私の妹くらいの歳よ。学校でちゃんと面倒見てあげてね?」

 そして一ヶ月後、主人公はまだこのルート内にいた。
 新しく来た子らに唯とメイド長の娘を加えた少女たちで新しくクラスを再編した。

「よ~し、じゃあ今から保健体育の実技を始めるぞ~。全員服を脱げ~」
「先生~、また保健体育ですか~? 昨日も一日中保健体育の授業だけだったよ~?」
「いやか?」
「ううん、むしろ好き! でも……こんな事ばっかりしてて良いのかなって」
「構わんさ。お前たちは俺の子を孕んでずっとこの島で暮らすんだからな。それとも……普通に勉強したいか?」
「……保健体育で!」
「よし、なら早速実践だ! 出席番号一番から俺に跨がれ~」
「はぁ~い♪」

 それからも本土で本体の治療を終えたクローン達が度々送られてきた。どうやら男は男で違う島に送られているらしい。

「あぁぁぁぁんっ♪ この島に来てからえっちな事しかしてないよぉぉぉぉぉっ♪」
「うん? どうした、したくないのか? なら残念だが抜くしか……」
「だ、ダメぇぇっ! 抜くならびゅるびゅるってしてからなのぉぉぉぉっ!」
「なら言えよ。えっちな事はなんだ?」
「だ、大好きぃぃぃぃっ♪ 毎日して欲しいのっ……あっ……あぁぁぁぁぁぁっ♪」

 島の真実を知った主人公は校長のパートナーとして、ハーレムルートを死ぬまで楽しみ続けたのであった。
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