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第3章 エンバッハ帝国編
11 地下七十一階層
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地下七十一階層は前回とはうってかわって普通のダンジョンだった。おそらくここまで到達されるとは作成者も思っていなかったのだろう。多少魔物が強くなったくらいで何の面白味もない。
では何故俺が作成者がいると思ったのか。それは例の巨大ゴーレムだ。あのデザインは地球生まれの者でしか知り得ない。いや、もしかすると宇宙は広いのであるのかも知れないが、あれはスキルも含めて確実に地球人が考えたものと俺は判断した。
「このダンジョンを作った奴は地球人だ。しかも人間の欲望を知り尽くしている奴。じゃなきゃ魔物で歓楽街なんて作るわけねぇ。……同業者か?」
七十一階以降は本当につまらなかった。それはまるで早く俺の所まで来いと言わんばかり。
俺はその思惑通り、ダンジョンをどんどん下りていった。そして現在地下百階。そこで俺は思わぬ人物と対面を果たしていた。
「お……お嬢っ!? お嬢じゃねっすか!?」
「あぁん? アンタ誰? 私をお嬢って呼ぶなんて……もしかして組の関係者?」
今俺の前にいる女。それは俺が組に入ってすぐに行方不明となっていた組長の娘だった。彼女は中一で失踪した。組長は組員総動員で娘を捜索させ、敵である国家権力にまで頼ったが結局行方はおろか、痕跡すら見つける事は出来なかった。
「俺ですよ俺! ジェイド・ライラック・須郷! 挨拶したし、何度か送迎したっしょ!」
「須郷~? あのハーフの? え? マジ?」
「マジっす。なんで消えたお嬢が異世界に?」
お嬢がツカツカと俺に近付いてくる。
「……全然顔違うじゃん。語り?」
「語りじゃねっすよ。俺あっちで死んだんすよ。で、色々あって見た目変わったんす。お嬢は変わってねーんすね」
「ああ、うん。私さ、町歩いてたらいきなり穴に落ちてさ、気付いたらこの世界にいたわけ」
「穴? ああ、俺も神とやらに落とされたっす」
お嬢は穴に落ちた後の事を話す。
「落ちた先が山ん中でさ、都会からいきなり山ん中ってありえないって思ってね。そこで私は気付いたわけ。あ、ここ地球じゃないやって」
「……順応性高いっすね」
「そういうの流行ってたし。で、異世界って知ったらまずステータス確認するじゃん?」
普通はしないと思う、とは言えない。親に逆らっちゃいけないのが極道ってもんだ。
「そんでさ、私のスキルに【ダンジョン作成】ってのがあってさ。これで身を守ってたってわけ。まさかここまで来れる奴がいるなんて驚いてさぁ~。マジ焦ってたわけ」
「俺見た時どう思ったんすか?」
「あ、これ死んだわって。須郷マジヤバくない? よくガン○ム倒せたよね」
「あれはダメっすよ。ケーブル切ったらただのガラクタじゃねっすか」
「……エ○ァにしとけば良かったかな」
「同じじゃねっすか。せめてガオ○イガーとかにしときましょう」
「勇者シリーズは嫌いなのよ」
身も蓋もない。
「まぁ、とにかく。私はここ数年このダンジョンに引きこもって侵入者をぶっ殺して経験値稼いでたのよ」
「レベルは?」
「50かな。須郷は?」
「俺は……いま8000ですね」
「はぁっ!? は、8000!? マジ?」
「マジっす。ここで滅茶苦茶稼がせてもらいましたわ」
お嬢は頬を膨らませ瞳を潤ませていた。その見た目は数年前いなくなった時となんら変わっていない。怒るといつもこの仕草をしていた。
「っざけんなよ~! なに自分だけ異世界楽しんでんのさ! あ、わかった! 須郷、お前神様からチートもらったんでしょ?」
「いや、神は俺を最弱の魔物にして落とす気でしたよ。そこを運よく邪神様に助けてもらったんすよ」
「邪神? あ~……、須郷極悪人だったもんね~。ってか世界は狭いわね。私のいる所に須郷もくるなんてさ」
どうやら機嫌は良くなったらしい。
「俺もまさかお嬢がいるなんて夢にも思いませんっしたよ。しかもいなくなった時と見た目変わってないし」
「ああ、なんか私ダンジョン作成の他に不老ってスキルもあるみたいでさ。何年経っても十三の見た目から変わらないのよ」
「……不死はついてないんすね」
「うん。普通不死と不老はセットなはずなのにね」
俺がそれを持ってるとは言えないな。
「ま、とにかくさ。再会できて嬉しいよ須郷。あんたは私に夢中だったからね~」
「からかわんで下さいよ。親父に殺されちまいます」
「何言ってんのさ。ここに親父なんていないじゃん。帰る方法もわかんないしね。ね、須郷?」
「はい?」
お嬢は両手でスカートを上げていく。
「お嬢、何を!?」
「いや、やらしてあげよっかなーって」
「は、はぁっ!?」
お嬢の顔が小悪魔的なものに変わる。
「私もさぁ、この世界でずっと一人で生きてくなんて無理だって思ってたのよ。だから……やらしてあげる代わりに私の事に守ってくんない? 地球にいた時みたいにさ。ね?」
「べ、べべべべ別にやらなくても言ってくれたら……くぅっ!」
お嬢は俺に近付きズボンの中に手を入れてきた。
「こんなにしておいてそれはないっしょ。守ってくれんならさぁ……生でも良いよ?」
「あ……」
そこで俺の理性と親に対する忠義心は綺麗サッパリ吹き飛んだ。
そして数時間後。
「す、すんません……」
「ったく。須郷やりすぎ。何回出してんだよも~」
十回から先は覚えてない。ちなみにちゃんと避妊魔法は使っている。
「私十三だよ? 地球なら犯罪なんだからね?」
「は、はぁ」
「ふふっ、冗談よ。ね、これで私の事守ってくれるんだよね?」
「そりゃもちろんっすよ。なんだか知らねーっすけど、俺多分この世界で一番つぇぇっすよ」
「よし! ならもっとして良いよ? 私は守ってもらう代わりに抱かせる。須郷は抱く代わりに私を一生守る。取引ね」
「……お嬢。これスキル玉なんすけど。これ持って【不死】願えばしななくなるっすよ」
俺は三つある内の一つをお嬢に渡した。
「お、ありがと。じゃあ使わせてもらうね」
お嬢はスキル玉で不死を手に入れた。
「ありがとね、須郷。お礼にしたいだけしても良いよ? まだ全然足りないよね?」
「……良いんすか? 際限なくやっちゃいますよ?」
「良いわよ? 私もこれ嫌いじゃないし、須郷が初めてだったからさ。ずっと一人で人恋しかったのよ。私の事好きにして良いよ?」
それから俺は一週間お嬢とやりまくり、二人で地上に戻るのであった。
では何故俺が作成者がいると思ったのか。それは例の巨大ゴーレムだ。あのデザインは地球生まれの者でしか知り得ない。いや、もしかすると宇宙は広いのであるのかも知れないが、あれはスキルも含めて確実に地球人が考えたものと俺は判断した。
「このダンジョンを作った奴は地球人だ。しかも人間の欲望を知り尽くしている奴。じゃなきゃ魔物で歓楽街なんて作るわけねぇ。……同業者か?」
七十一階以降は本当につまらなかった。それはまるで早く俺の所まで来いと言わんばかり。
俺はその思惑通り、ダンジョンをどんどん下りていった。そして現在地下百階。そこで俺は思わぬ人物と対面を果たしていた。
「お……お嬢っ!? お嬢じゃねっすか!?」
「あぁん? アンタ誰? 私をお嬢って呼ぶなんて……もしかして組の関係者?」
今俺の前にいる女。それは俺が組に入ってすぐに行方不明となっていた組長の娘だった。彼女は中一で失踪した。組長は組員総動員で娘を捜索させ、敵である国家権力にまで頼ったが結局行方はおろか、痕跡すら見つける事は出来なかった。
「俺ですよ俺! ジェイド・ライラック・須郷! 挨拶したし、何度か送迎したっしょ!」
「須郷~? あのハーフの? え? マジ?」
「マジっす。なんで消えたお嬢が異世界に?」
お嬢がツカツカと俺に近付いてくる。
「……全然顔違うじゃん。語り?」
「語りじゃねっすよ。俺あっちで死んだんすよ。で、色々あって見た目変わったんす。お嬢は変わってねーんすね」
「ああ、うん。私さ、町歩いてたらいきなり穴に落ちてさ、気付いたらこの世界にいたわけ」
「穴? ああ、俺も神とやらに落とされたっす」
お嬢は穴に落ちた後の事を話す。
「落ちた先が山ん中でさ、都会からいきなり山ん中ってありえないって思ってね。そこで私は気付いたわけ。あ、ここ地球じゃないやって」
「……順応性高いっすね」
「そういうの流行ってたし。で、異世界って知ったらまずステータス確認するじゃん?」
普通はしないと思う、とは言えない。親に逆らっちゃいけないのが極道ってもんだ。
「そんでさ、私のスキルに【ダンジョン作成】ってのがあってさ。これで身を守ってたってわけ。まさかここまで来れる奴がいるなんて驚いてさぁ~。マジ焦ってたわけ」
「俺見た時どう思ったんすか?」
「あ、これ死んだわって。須郷マジヤバくない? よくガン○ム倒せたよね」
「あれはダメっすよ。ケーブル切ったらただのガラクタじゃねっすか」
「……エ○ァにしとけば良かったかな」
「同じじゃねっすか。せめてガオ○イガーとかにしときましょう」
「勇者シリーズは嫌いなのよ」
身も蓋もない。
「まぁ、とにかく。私はここ数年このダンジョンに引きこもって侵入者をぶっ殺して経験値稼いでたのよ」
「レベルは?」
「50かな。須郷は?」
「俺は……いま8000ですね」
「はぁっ!? は、8000!? マジ?」
「マジっす。ここで滅茶苦茶稼がせてもらいましたわ」
お嬢は頬を膨らませ瞳を潤ませていた。その見た目は数年前いなくなった時となんら変わっていない。怒るといつもこの仕草をしていた。
「っざけんなよ~! なに自分だけ異世界楽しんでんのさ! あ、わかった! 須郷、お前神様からチートもらったんでしょ?」
「いや、神は俺を最弱の魔物にして落とす気でしたよ。そこを運よく邪神様に助けてもらったんすよ」
「邪神? あ~……、須郷極悪人だったもんね~。ってか世界は狭いわね。私のいる所に須郷もくるなんてさ」
どうやら機嫌は良くなったらしい。
「俺もまさかお嬢がいるなんて夢にも思いませんっしたよ。しかもいなくなった時と見た目変わってないし」
「ああ、なんか私ダンジョン作成の他に不老ってスキルもあるみたいでさ。何年経っても十三の見た目から変わらないのよ」
「……不死はついてないんすね」
「うん。普通不死と不老はセットなはずなのにね」
俺がそれを持ってるとは言えないな。
「ま、とにかくさ。再会できて嬉しいよ須郷。あんたは私に夢中だったからね~」
「からかわんで下さいよ。親父に殺されちまいます」
「何言ってんのさ。ここに親父なんていないじゃん。帰る方法もわかんないしね。ね、須郷?」
「はい?」
お嬢は両手でスカートを上げていく。
「お嬢、何を!?」
「いや、やらしてあげよっかなーって」
「は、はぁっ!?」
お嬢の顔が小悪魔的なものに変わる。
「私もさぁ、この世界でずっと一人で生きてくなんて無理だって思ってたのよ。だから……やらしてあげる代わりに私の事に守ってくんない? 地球にいた時みたいにさ。ね?」
「べ、べべべべ別にやらなくても言ってくれたら……くぅっ!」
お嬢は俺に近付きズボンの中に手を入れてきた。
「こんなにしておいてそれはないっしょ。守ってくれんならさぁ……生でも良いよ?」
「あ……」
そこで俺の理性と親に対する忠義心は綺麗サッパリ吹き飛んだ。
そして数時間後。
「す、すんません……」
「ったく。須郷やりすぎ。何回出してんだよも~」
十回から先は覚えてない。ちなみにちゃんと避妊魔法は使っている。
「私十三だよ? 地球なら犯罪なんだからね?」
「は、はぁ」
「ふふっ、冗談よ。ね、これで私の事守ってくれるんだよね?」
「そりゃもちろんっすよ。なんだか知らねーっすけど、俺多分この世界で一番つぇぇっすよ」
「よし! ならもっとして良いよ? 私は守ってもらう代わりに抱かせる。須郷は抱く代わりに私を一生守る。取引ね」
「……お嬢。これスキル玉なんすけど。これ持って【不死】願えばしななくなるっすよ」
俺は三つある内の一つをお嬢に渡した。
「お、ありがと。じゃあ使わせてもらうね」
お嬢はスキル玉で不死を手に入れた。
「ありがとね、須郷。お礼にしたいだけしても良いよ? まだ全然足りないよね?」
「……良いんすか? 際限なくやっちゃいますよ?」
「良いわよ? 私もこれ嫌いじゃないし、須郷が初めてだったからさ。ずっと一人で人恋しかったのよ。私の事好きにして良いよ?」
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