現世で死んだ俺は新たな世界へと生まれ変わる途中で邪神に拐われました。ありがとう! 感謝します邪神様っ!

夜夢

文字の大きさ
174 / 227
新章 惑星フォーリーン編

09 トラブル?

しおりを挟む
 町長から好意で妻と娘をもらったジェイドは屋敷でまったりしていた。女僧侶に続き町長婦人まで孕ませたジェイドは娘とメイド達をメインにはっちゃけていた。

「ほい、俺の勝ちな」
「やぁ~ん、ジェイド様強~い」

 ジェイドはメイド達とカードゲームで勝負し、勝ったら孕ませるゲームに興じていた。このゲームでジェイドが負ける事はない。何せカードを好きな絵柄に変えられるのだから。

「はい、ど~ぞ」
「んじゃいくぞ~」
「んはぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 ジェイドは後ろを向かせたメイドのスカートを捲し上げ後ろから貫く。

「良い形の尻してんなぁ~。元気な子が生まれそうだ」
「ジェイド様のも良い形すぎぃぃぃっ! 私のにぴったりはまってるぅぅぅぅぅっ!」

 並ぶメイド達は顔を赤くしながら皆自分の番を待っていた。

「あぁ、羨ましい……」
「あんなので突かれたらどうなるのかしら……」
「あぁん、早く欲しい~」

 そこに朝から出掛けていた町長の娘が帰って来た。

「ジェイド~、友達連れて来たよ~」
「あん?」

 町長の娘は数人の少女を連れて来た。

「どうしたんだよいきなり」
「みんなにね、セックスの話をしたらしてみたいって言うから連れて来たの」
「ほ~う」

 ジェイドはメイドに注ぎ終え少女達を見る。少女達はメイドを抱くジェイドを興味深そうに見ていた。

「あれがセックス……い、いやらしいですぅっ」
「メイドさん気持ち良さそうにしてる~」
「あ、あんなの入るなんてすごぉ……」
「私でも入ったんだから皆も入るよ~。あ、終わったみたい。誰からいく?」

 ジェイドはメイドからモノを引き抜きながら言った。

「誰から? 全員一緒に決まってるだろ。全員寝室に集合だ。今日は帰さないからな。その小さな身体に快楽を教え込んでやるよ」

 そして場所を寝室に移し町長の娘を含む四人がベッドの上で抱かれていく。ジェイドはやりたい放題種をばら蒔いていった。

 しかし、誰もがジェイドを認めているわけではない。

 ここは町の近くにある廃墟。

「ではくれぐれも頼むぞ」
「へいへい。しっかしなぁ~町長様ともあろう者が俺らみたいなゴロツキに金払ってまで元妻とガキを殺って欲しいなんてよぉ~?」

 町長は目深に被ったフードを外す。

「ふんっ、あんな奴にくれてやるものか。何が魔王だ! 突然現れ私の妻と子を……! 私の血が汚される思いだわいっ! 例え国が屈しても人間全てが屈したわけではないっ! あの色ボケした魔族に鉄槌を下すのだ!」
「おいおい、殺るのは妻子だけだぜ? 魔王なんかに関われっかよ」
「それで構わん。要は奴に悔しい思いをさせられれば良いのだ。すっかり自分の者にした者を奪われる。奴の悔しがる顔を見られるだけで満足だ」
「狂ってるねぇ~。ま、俺らは金さえ入れば何だってやるけどよ」
「失敗は許さんからな。それと、もし失敗しても決して私の名は出すなよ」

 そう言い、町長は廃墟を後にした。 

「……さて、どうすっかねぇ」
「前金ももらったしもう良いんじゃないっすか?」
「だな。んじゃ報告に向かうとしますかね。俺らの雇い主にな」

 そう言ってゴロツキ達は深夜ジェイドの住む屋敷に向かった。

「ってな事を依頼されましてね」
「なるほどねぇ。あの狸親父……俺のモノに手をかけようとしやがったか」

 ゴロツキ達はすでにジェイドと繋がりを持っていた。元は裏社会で生きていたジェイドだ。彼らの扱いは誰よりも長けている。

「どうしやすか? 俺らが殺りますか?」
「……ははははっ! バカを言うな。久しぶりのイベントだ。俺自ら手を下すに決まっている。とりあえずお前らにはフェイクの死体を渡しておく。これを町長に渡すだけで良い。後は俺がやるからよ」
「なるほど。しっかり全額回収させるんっすね。ありがてぇ。ではまた……」

 ゴロツキはジェイドの用意した死体を二つ抱えて屋敷を出る。

「さぁて……あの町長はどんな目に合うのかねぇ……」
「あのジェイド様が手を下すって言ったんだ。町長はロクな死に方しねぇと思うぜ」
「「「ちげぇねぇ」」」

 そしてこの数日後、連絡を受けた町長が再び廃墟を訪れる。

「早かったな、まさか本当に殺れるとは思わなかったぞ」
「仕事だからねぇ。依頼されたらこなすさ。死体を確認したら残りの依頼料を払ってくれ。おい、町長にあれを」
「へい」

 ゴロツキが袋に入った死体を町長の前に二つ並べた。町長は袋を開け顔を確認する。

「……確かに。しかしまぁ……どうやって殺った? あれは仮にも勇者を退けた魔王だぞ?」
「なぁに、たまたま二人が町を歩いていたんでね。そこを拐ってき手を殺ったわけだ。二人を殺すだけなら簡単さ」
「ふっ、お前らに頼んで良かったわい。これで妻を差し出したと噂される事もなくなる。よくやってくれた。残りの依頼料を払おう」

 そうして町長がゴロツキに依頼料を払おうとした瞬間、突然暗闇に閃光が走った。

「な、なんだっ!? ま、まぶしいっ!」
「ははははっ! いやぁ、良い画がとれたよ」
「なっ!?」

 拍手をしながら暗闇から現れる人物。もちろんジェイドだ。

「き、貴様っ!? な、なぜここにっ!?」
「あぁん? そりゃあ……俺のモノに手を出そうとした愚か者がいたからに決まってんだろうが。黙ってりゃ町長の座くらいは認めてやってたってのによぉ……。バカな真似したな、おい?」 
「な、ななな何の事かサッパリだな! そ、そうだ! こ、こいつらが勝手にやっ……」
「通じねぇよ。証拠も押さえてある。その死体はフェイクだし、そいつらと俺はグルだ」
「なぁっ!?」

 町長は慌ててゴロツキを見る。ゴロツキ達はニヤニヤと嗤っていた。

「悪いな、俺らはジェイド様の下で働いてんだわ。ジェイド様はなぁ、あんたと違って俺らを色眼鏡で見ない立派な方だ。最低だった暮らしも良いものにしてくれてよ。あんたが俺らを町から追い出そうとしてたのはわかってんだよ。誰が従うかボケ」
「う、裏切り者がぁぁぁぁぁぁっ!!」

 ジェイドは怒り狂っている町長を嗤った。

「悪人を差別したらダメだろ? 悪人でもちゃんとした国民だ。それが出来ないお前はこれから全てを失う。【バインド】」
「うぐっ!?」

 ジェイドは町長を拘束魔法で縛り上げる。

「な、なにを……!」
「処刑だよ処刑。お前は俺に逆らった。これを許したら俺の沽券に係わるんでな。今の取引映像は全て録画してある。ま、言ってもわからないだろうがな。ちなみに先ほどの閃光はカメラのフラッシュな。お前の間抜け面を撮らせてもらった。明日、お前を町民の前で拷問し処刑する。バカな真似をした報いだ。さあ、処刑場に行こうか」
「は、離せっ! 離せぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 ジェイドは町長を引きずり町の中心部へと向かうのであった。 
しおりを挟む
感想 792

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...