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第02章 エンドーサ王国編
06 聖王国エルフィリア
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一人くらいは反対するはずだと思っていたが、まさかの満場一致で追い込まれた蓮太は今、建国の宴で皆に持ち上げられていた。
「ささ、レンタ様。エルフ特製の蜂蜜酒にございます」
「なんのっ、こちらは先ほどとれたばかりのフルーツ盛りですっ。ささ、レンタ様、どうぞお召し上がり下さいませ」
「あ、あぁ……うん、ありがとう……」
「「ありがたき幸せっ!」」
蓮太が礼を述べるとエルフは歓喜し、身悶えた。そんな蓮太の隣には長とリージュがいた。
「ふふっ、皆さん明るくなってなによりですわ」
「そうだな。エルフの数も増えたし、活気が出てきたな」
「そうだなぁ……」
蓮太は適当に返事をしていた。
「ところでレンタ様」
「なに?」
「レンタ様の妃は私で構いませんか?」
「は?」
蓮太はぐりんっと右を見た。
「レンタよ、私は第二王妃でも構わん。長を第一王妃に据えてくれ」
「はぁっ!?」
今後は左を見る。高速で首を動かしたものだから少し痛い。
「ちょっと待て! なんで結婚する流れになってんの!?」
そう叫ぶと二人はさも当然のように蓮太に身を寄せた。
「なんでと申されましても……。レンタ様、私をあんなに情熱的に求めておきながら……まさか遊びだったのですか?」
「い、いやっ──」
「それを言ったら私だってほぼ毎日だ。同じ家に住みながら毎日暇さえあれば求められ……。その時言ってくれた愛の囁きは嘘だったのか?」
「ち、違っ──」
逃げ道がこれっぽっちもない。
「レンタ様にはまだ言ってませんでしたが、今私のお腹にはレンタ様から授かった新しい命が芽生えております」
「へ? マ、マジで?」
「言わずもがな私にも宿っている。あれだけ毎日していればな」
「あ、だから最近誘いにのってくれなかったのか」
「……よもや他のエルフに手は出しておるまいな?」
「い、いや……出してないよ」
もちろん嘘だ。蓮太はエルフを増やして欲しいと言われたために誘われたら構わず行為に及んでいた。今は男エルフもいるのでそちらは男エルフに任せている。
「リージュ、そんなに責めたらいけませんよ。レンタ様は国王なのです。王が民を愛するのは当然の事でしょう?」
「長、レンタはケダモノです。放置すれば全ての女エルフが王妃になってしまいます」
「あら、それなら皆家族で良いじゃない」
長は相変わらず考えがぶっ飛んでいた。
「ま、まぁ! それは一旦忘れてだ。ひとまずは国を興したんだ、先の事を考えようじゃないか」
蓮太は話題を変えようと必死だった。
「そうですね。まず……」
長はまず国を興した理由を説明した。
「見てわかるようにエルフ達はまだ数が少ないのです。そこでレンタ様を王に据え、人間とのいらぬ争いを防ぐ事が目的の一つです」
「なるほど。確か調べたんだよな。なら俺がノイシュタット王と親しいのも?」
「はい。これでまず一つの国とは争いを防げます。加えてヴィスチナ王国も滅びましたし、今問題なのはこの国エンドーサです」
蓮太は腕組みをしながら話を聞いて頷く。
「ふむふむ。確かに自国に新しく国を興されたら面倒事になるな」
「はい。ですがノイシュタット王とエンドーサ王は旧知の仲、加えてエンドーサもノイシュタットほどではありませんが亜人や獣人には寛容です」
「へぇ~」
「これがレンタ様を王に据える理由です。打算的でしょう?」
長は悪戯っぽく舌を出しておどけて見せた。
「……まぁ、良いんじゃねぇの? 全部エルフを守るためなんだろ? 乗り掛かった船だ、沈むまで乗ってやるさ」
「ふふっ、頼もしいですっ」
そう言い、再び長が身を寄せるとリージュも寄せてくる。
「そう言うわけでレンタにはこれからこの地に町を守る壁を作ってもらいたい。それが済んだらエンドーサに行き建国した事を告げてきて欲しいのだ」
「俺がか?」
「そうだ。エンドーサは寛容だとは言え、中には亜人を嫌う人間もいる。まぁそれはエンドーサ人ではなく、その隣の国【バハロス帝国人】なのだがな」
「バハロス帝国人?」
「そうだ。バハロス帝国は人間至上主義の国でな。亜人や獣人は奴隷扱いだ。そのバハロス帝国人が今エンドーサに潜入し、いかに亜人や獣人が汚らわしいか説いて回っているらしい」
その話を聞いて蓮太は思った。
(なるほどな。ノイシュタット王が俺をこの国に向かわせた理由はこれか。親しい王が隣国に呑まれようとしている事態をなんとかしたかったんだろうな)
蓮太が黙っているたがリージュは話続けた。
「なので私達はここから出ない方が良いのだ。またお前に頼ってしまうが……」
「ま、仕方ないだろ。ノイシュタット王にもエンドーサ王によろしくと言付かってるし、一度顔を出さなきゃなとは思っていたんだ。まさか俺がエルフ達の王になってるとは少し言いづらいがな」
「色々とすまん。だが私達が生き延びるにはこうするしかなかったんだ」
蓮太はふっと笑いながらリージュの頭を撫でた。
「わかってるよ。まぁそんな重く考えなくても良いさ。森の暮らしも慣れてきたら案外楽しいしな。畑を作って狩りをして可愛い嫁さんと穏やかな時間を過ごす。これこそ俺が望んでいたスローライフだ。そんな生活を奪われたらたまらんからちょっとだけ本気出すよ。安心して俺に任せときな」
「レンタ……。すまん、私もお前が頑張ってくれた分、頑張って産むからなっ」
「おうっ、元気な子を頼むぜっ」
そして翌日、蓮太は世界樹を中心に半径二キロを円状に開拓し、同時に高く分厚い外壁を産み出した。
「たった一日で森が更地に!?」
「しかもめちゃくちゃ頑丈な壁が!」
「これなら魔物も絶対に入って来られないわね!」
「あ、見て! 更地に家が現れたわっ!?」
全部の家に畑を付けてやった。家庭菜園的なアレだ。本格的な畑は別にあるが、エルフは花も好きな種族だ。家の周りを花で飾るも良し、好きな野菜を好きなだけ植えるも良し、全てエルフの自主性に任せる事にする。
「さあ、人数分の家ができたぞ~。どれも同じ造りだがどこに住みたいかは早い者勝ちな。だが揉めないようにしてくれよ」
「「「「はいっ、聖王様!」」」」
エルフ達は各自話し合いながら自分の家を選び表札に名を記していった。
「さて、後は……」
蓮太は一人のエルフの所へと向かった。
「あ、レンタ様っ」
「よっ、今少し良いか?」
「あ、はいっ! お誘いですよねっ」
「違うわっ! 実は君に頼みがあってな」
「頼み? なんでしょう?」
彼女は蓮太が御手付きしたエルフだ。おっとりしていて素直で可愛い。
「頼みってのはだな、君に店を開いて欲しいんだよ」
「お店ですか?」
「そうだ。君には野菜の種やら花の種なんかを扱う店を開いて欲しいんだ。このマジックバッグに俺が作った種が入ってるからさ、それをエルフ達に売って欲しい。けどここには通貨がないから物々交換でな?」
エルフはバッグの中身を見て声をあげた。
「わぁ~……いっぱい入ってますっ! これ全部売っても良いんですか!?」
「ああ。一人一人希望を聞いてやる時間もないんでね。家には畑もあるから皆買いにくるだろうってね。頼める?」
「はいっ! レンタ様のお願いなら喜んで引き受けますっ」
「ありがとな。ああ、君も欲しい種があったら好きなの使って良いから」
そう言うとエルフは首を横に振った。
「私の欲しい種はこの中に入ってません」
「え? ない? それは困っ──」
エルフは蓮太に身を寄せ上目遣いでこう言った。
「私の欲しい種はここに……」
「あ、ちょ──」
「だめ……ですか?」
「……」
蓮太がこのエルフの家を出たのは翌朝だったそうだ。
「ささ、レンタ様。エルフ特製の蜂蜜酒にございます」
「なんのっ、こちらは先ほどとれたばかりのフルーツ盛りですっ。ささ、レンタ様、どうぞお召し上がり下さいませ」
「あ、あぁ……うん、ありがとう……」
「「ありがたき幸せっ!」」
蓮太が礼を述べるとエルフは歓喜し、身悶えた。そんな蓮太の隣には長とリージュがいた。
「ふふっ、皆さん明るくなってなによりですわ」
「そうだな。エルフの数も増えたし、活気が出てきたな」
「そうだなぁ……」
蓮太は適当に返事をしていた。
「ところでレンタ様」
「なに?」
「レンタ様の妃は私で構いませんか?」
「は?」
蓮太はぐりんっと右を見た。
「レンタよ、私は第二王妃でも構わん。長を第一王妃に据えてくれ」
「はぁっ!?」
今後は左を見る。高速で首を動かしたものだから少し痛い。
「ちょっと待て! なんで結婚する流れになってんの!?」
そう叫ぶと二人はさも当然のように蓮太に身を寄せた。
「なんでと申されましても……。レンタ様、私をあんなに情熱的に求めておきながら……まさか遊びだったのですか?」
「い、いやっ──」
「それを言ったら私だってほぼ毎日だ。同じ家に住みながら毎日暇さえあれば求められ……。その時言ってくれた愛の囁きは嘘だったのか?」
「ち、違っ──」
逃げ道がこれっぽっちもない。
「レンタ様にはまだ言ってませんでしたが、今私のお腹にはレンタ様から授かった新しい命が芽生えております」
「へ? マ、マジで?」
「言わずもがな私にも宿っている。あれだけ毎日していればな」
「あ、だから最近誘いにのってくれなかったのか」
「……よもや他のエルフに手は出しておるまいな?」
「い、いや……出してないよ」
もちろん嘘だ。蓮太はエルフを増やして欲しいと言われたために誘われたら構わず行為に及んでいた。今は男エルフもいるのでそちらは男エルフに任せている。
「リージュ、そんなに責めたらいけませんよ。レンタ様は国王なのです。王が民を愛するのは当然の事でしょう?」
「長、レンタはケダモノです。放置すれば全ての女エルフが王妃になってしまいます」
「あら、それなら皆家族で良いじゃない」
長は相変わらず考えがぶっ飛んでいた。
「ま、まぁ! それは一旦忘れてだ。ひとまずは国を興したんだ、先の事を考えようじゃないか」
蓮太は話題を変えようと必死だった。
「そうですね。まず……」
長はまず国を興した理由を説明した。
「見てわかるようにエルフ達はまだ数が少ないのです。そこでレンタ様を王に据え、人間とのいらぬ争いを防ぐ事が目的の一つです」
「なるほど。確か調べたんだよな。なら俺がノイシュタット王と親しいのも?」
「はい。これでまず一つの国とは争いを防げます。加えてヴィスチナ王国も滅びましたし、今問題なのはこの国エンドーサです」
蓮太は腕組みをしながら話を聞いて頷く。
「ふむふむ。確かに自国に新しく国を興されたら面倒事になるな」
「はい。ですがノイシュタット王とエンドーサ王は旧知の仲、加えてエンドーサもノイシュタットほどではありませんが亜人や獣人には寛容です」
「へぇ~」
「これがレンタ様を王に据える理由です。打算的でしょう?」
長は悪戯っぽく舌を出しておどけて見せた。
「……まぁ、良いんじゃねぇの? 全部エルフを守るためなんだろ? 乗り掛かった船だ、沈むまで乗ってやるさ」
「ふふっ、頼もしいですっ」
そう言い、再び長が身を寄せるとリージュも寄せてくる。
「そう言うわけでレンタにはこれからこの地に町を守る壁を作ってもらいたい。それが済んだらエンドーサに行き建国した事を告げてきて欲しいのだ」
「俺がか?」
「そうだ。エンドーサは寛容だとは言え、中には亜人を嫌う人間もいる。まぁそれはエンドーサ人ではなく、その隣の国【バハロス帝国人】なのだがな」
「バハロス帝国人?」
「そうだ。バハロス帝国は人間至上主義の国でな。亜人や獣人は奴隷扱いだ。そのバハロス帝国人が今エンドーサに潜入し、いかに亜人や獣人が汚らわしいか説いて回っているらしい」
その話を聞いて蓮太は思った。
(なるほどな。ノイシュタット王が俺をこの国に向かわせた理由はこれか。親しい王が隣国に呑まれようとしている事態をなんとかしたかったんだろうな)
蓮太が黙っているたがリージュは話続けた。
「なので私達はここから出ない方が良いのだ。またお前に頼ってしまうが……」
「ま、仕方ないだろ。ノイシュタット王にもエンドーサ王によろしくと言付かってるし、一度顔を出さなきゃなとは思っていたんだ。まさか俺がエルフ達の王になってるとは少し言いづらいがな」
「色々とすまん。だが私達が生き延びるにはこうするしかなかったんだ」
蓮太はふっと笑いながらリージュの頭を撫でた。
「わかってるよ。まぁそんな重く考えなくても良いさ。森の暮らしも慣れてきたら案外楽しいしな。畑を作って狩りをして可愛い嫁さんと穏やかな時間を過ごす。これこそ俺が望んでいたスローライフだ。そんな生活を奪われたらたまらんからちょっとだけ本気出すよ。安心して俺に任せときな」
「レンタ……。すまん、私もお前が頑張ってくれた分、頑張って産むからなっ」
「おうっ、元気な子を頼むぜっ」
そして翌日、蓮太は世界樹を中心に半径二キロを円状に開拓し、同時に高く分厚い外壁を産み出した。
「たった一日で森が更地に!?」
「しかもめちゃくちゃ頑丈な壁が!」
「これなら魔物も絶対に入って来られないわね!」
「あ、見て! 更地に家が現れたわっ!?」
全部の家に畑を付けてやった。家庭菜園的なアレだ。本格的な畑は別にあるが、エルフは花も好きな種族だ。家の周りを花で飾るも良し、好きな野菜を好きなだけ植えるも良し、全てエルフの自主性に任せる事にする。
「さあ、人数分の家ができたぞ~。どれも同じ造りだがどこに住みたいかは早い者勝ちな。だが揉めないようにしてくれよ」
「「「「はいっ、聖王様!」」」」
エルフ達は各自話し合いながら自分の家を選び表札に名を記していった。
「さて、後は……」
蓮太は一人のエルフの所へと向かった。
「あ、レンタ様っ」
「よっ、今少し良いか?」
「あ、はいっ! お誘いですよねっ」
「違うわっ! 実は君に頼みがあってな」
「頼み? なんでしょう?」
彼女は蓮太が御手付きしたエルフだ。おっとりしていて素直で可愛い。
「頼みってのはだな、君に店を開いて欲しいんだよ」
「お店ですか?」
「そうだ。君には野菜の種やら花の種なんかを扱う店を開いて欲しいんだ。このマジックバッグに俺が作った種が入ってるからさ、それをエルフ達に売って欲しい。けどここには通貨がないから物々交換でな?」
エルフはバッグの中身を見て声をあげた。
「わぁ~……いっぱい入ってますっ! これ全部売っても良いんですか!?」
「ああ。一人一人希望を聞いてやる時間もないんでね。家には畑もあるから皆買いにくるだろうってね。頼める?」
「はいっ! レンタ様のお願いなら喜んで引き受けますっ」
「ありがとな。ああ、君も欲しい種があったら好きなの使って良いから」
そう言うとエルフは首を横に振った。
「私の欲しい種はこの中に入ってません」
「え? ない? それは困っ──」
エルフは蓮太に身を寄せ上目遣いでこう言った。
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