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第05章 浮遊大陸編
03 竜を解き放とう
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苦しんでいるエルフを助け、悪人に裁きを与える。このユグドラシルとの約束を守るためには地上に降りなければならない。地上に降りればシルファ達に発見されてしまう。せっかくのんびり暮らせているのにこれは面倒だと蓮太は思っていた。
「なぁ、どうしても行かなきゃだめ?」
《約束》
「はぁぁぁ……めんどくさぁ……。あ、そうだ! ラフィエル、お前ちょっとエルフ助けて来いよ」
「なぜ私が!?」
「奴隷だろ? ご主人様が頼んでるんだ、快く行けよ」
だがラフィエルは頑なに拒否し続ける。
「なぜ縁もゆかりもないエルフのために私が動かなければならないのですか! 地上世界の問題は地上世界の人が解決するべきですわ!」
「……本音は?」
「……面倒です」
「だよな」
いつの間にかラフィエルもすっかりこの生活で怠惰が身に染み付いてしまっていた。
《マスター、働かない人間はクズですよ?》
「俺は誰よりも働いてんだよっ!? 見ろあのビルの扉! あの中には大量の竜が詰まってんの! 俺は陰ながら世界を救ってんの! 誰がクズだよ!?」
《……》
ユグドラシルは悲しそうな瞳で蓮太を見る。さすがの蓮太もこの視線には勝てなかった。するとラフィエルがとんでもない事を言い出した。
「主様、いっそ竜を解放したらよろしいのでは?」
「は? お前バカか? そんな事したら世界が終わるだろうが」
「終わらせれば良いじゃないですか。全部まとめて滅ぼしてしまいましょう」
そこで蓮太はラフィエルを見て閃いた。
「閃いた! 竜をテイムしよう!」
「はい?」
「魔族だって従えられるんだ、竜くらいどうって事ないだろ」
「なるほど! さすが主様です! さあ、今すぐ扉を開きに!」
喜び勇みビルへと向かう蓮太を三人は黙って見守っていた。
「ラフィエル、あれはない。レンタ死ぬかも」
「大丈夫ですわ。伝承によれば竜一匹の強さは魔王様程度。考えてもみて下さい、いくら竜といえどもエサもない場所に閉じ込められて生きていられるはずがありません。おそらくあの中は空ですわ」
「ラフィエル頭良い!」
《……そうかなぁ》
その頃蓮太は入り口を封じたオリハルコン塊を消し、 アイテムボックスからカードキーを取り出していた。
「……これ、電気なきゃ動かなくね?」
かつては送電システムがあったかもしれないが、今は電気など通っていない。パネル脇にカードキーをスライドさせても反応すら示さなかった。
「ちっ、オラァァァァッ!!」
悩んだ結果、一番原始的な方法で扉が開けられた。
「ははははっ、ビルは見せかけだからな。扉に衝撃を与えたところで倒壊はしないと思ったぜ。さあ、行くぞ!」
蓮太は開かれた扉の中に進んでいった。
「な、なんだここは……!」
扉から奥に見える光を目指して暗い空間を真っ直ぐ進むとだだっ広い草原に出た。草原には大量の骨が転がっており、生物の反応は一つもなかった。
「……これ……全滅してんじゃね?」
骨を鑑定すると全ての骨が竜の骨だと判明した。だが何の竜かはわからない。
「餓死か共食いか……。エサがなけりゃこうなるわな」
蓮太は拾った骨を放り投げ草原を奥に進んでいった。
「疑似ダンジョンって言ってたっけか。魔物を生み出せるわけじゃないんだな。お、あれは湖か。……ん?」
無警戒に高速で空を飛んで行くと湖が見えた。湖には浮島があり、そこに一つの生命反応があった。
「おいおい……、あれ本物の竜か? 生きてんのかあれ……」
その竜は浮島の中央で丸くなり死んでいるようにも見えるが、生命反応があるという事は、つまり生きているという事になる。ひとまず蓮太はその浮島に降りてみた。
「お~い、生きてんの?」
《……》
声を掛けるが反応がない。竜は息を呑むほど綺麗な青だった。
「あ、もしかして冬眠? 極力体力使わないようにしてんのか」
《……うるさいわね》
「あ、喋った」
青い竜について考察していると、その竜は片目をパチリと開いた。
「悪い悪い、起こしちまったか」
《なにあんた、弱った私にトドメでも刺しにきたわけ? 舐められたものね。弱っていても人間一匹くらい片手で倒せるわよ》
「別に戦いにきたわけじゃねぇし。つーかあんたを閉じ込めた人間はもう全滅してんよ」
《……じゃあ何しにきたのよ》
蓮太は動かない竜の前に魔物の肉を置いてみた。
《に、肉!?》
「とりあえずお近づきのしるしに」
《っ。毒でも入ってるの? けど竜に毒なんて効かないわよ》
「毒なんて盛るわけないだろ。まあ食いながら話を聞いてくれ」
青い竜は蓮太を睨みながらも魔物の肉にかぶりついた。
《……う、美味いっ! 何千年ぶりかのお肉っ!》
「仲間の肉じゃ足りなかったのか?」
《失礼ね、共食いなんてしてないわよ。おかわり》
「ほれ」
蓮太が追加の肉を出すと今度は疑う事なく肉にかぶりついた。
《んぐんぐ……ごくんっ。あれは亜竜よ。知性がない竜。竜と亜竜は違うの》
「ああ、ワイバーンみたいな?」
《そ。おかわり》
「よく食うな!?」
《もっと大きいのないの? 全然足りないわ》
蓮太はオークの肉を与えていたがそれでも足りないようだ。そこでスキルを使い肉を巨大化させた。
《できるなら初めからやりなさいよね!》
「そんな食うとは思わなかったんだよ」
《がふっがふっがふっ──》
竜は無心で肉を平らげていく。巨大化したオーク肉を十頭分ほど平らげたところでようやく満足したようだ。
《ご馳走さま。じゃあ……》
竜は突然翼を広げ殺気を放った。
「なんだ?」
《最後のデザートをいただくわっ! 頭から丸かじりよっ!》
「おっと」
蓮太は空に浮かび上がり口を開いたまま急降下してきた竜の攻撃を躱わす。
《逃げるなデザート!》
「逃げるに決まってんだろ! 肉をやった恩すら感じないのかよっ」
《恩? 人間に恨みはあっても恩なんか欠片もないわよっ! あんな肉だけで竜をどうにかできると思わないでよね!》
「ちっ!!」
青い竜が回転したかと思った瞬間、尻尾が鞭のようにしなり蓮太に襲い掛かってきた。
《あんたの魂胆なんてお見通しよっ! 私を手なずけようったってそうはいかないわっ! 誰が人間になんて従うかっ! 死ねっ、水竜技【ウォーターランス】!》
「あぶなっ!?」
青い竜の指先から高圧の水が放たれる。青い竜は凄まじい速度で連射してきた。
「話を聞けって。俺は竜を救い出しにきただけなんだって」
《聞く耳もたないわよっ! 竜は至高の存在よっ! 世界を正す私達竜をこんな場所に押し込んだ人間を許すわけないでしょっ!! 【ウォーターサイクロン】!!》
「話が通じねぇ……」
いくら放っても全て躱わす蓮太にいらだったのか、技がどんどん大味になっていく。
「んな大技当たるかよっ!」
《当たれっ! 当たったら木っ端微塵になるのにぃっ!》
「はぁぁ……、そろそろ温厚な俺でも付き合いきれんぞ」
《……え?》
蓮太は青い竜の足元に稲妻を落とした。
《か、雷魔法……。それは失われた魔法のはず!》
「お仕置きだ。死なない程度に加減はしてやるよ」
《ぴ……ぴぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?》
蓮太は話を聞こうともしない青い竜にお仕置きという名の雷撃を落としていくのだった。
「なぁ、どうしても行かなきゃだめ?」
《約束》
「はぁぁぁ……めんどくさぁ……。あ、そうだ! ラフィエル、お前ちょっとエルフ助けて来いよ」
「なぜ私が!?」
「奴隷だろ? ご主人様が頼んでるんだ、快く行けよ」
だがラフィエルは頑なに拒否し続ける。
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「……本音は?」
「……面倒です」
「だよな」
いつの間にかラフィエルもすっかりこの生活で怠惰が身に染み付いてしまっていた。
《マスター、働かない人間はクズですよ?》
「俺は誰よりも働いてんだよっ!? 見ろあのビルの扉! あの中には大量の竜が詰まってんの! 俺は陰ながら世界を救ってんの! 誰がクズだよ!?」
《……》
ユグドラシルは悲しそうな瞳で蓮太を見る。さすがの蓮太もこの視線には勝てなかった。するとラフィエルがとんでもない事を言い出した。
「主様、いっそ竜を解放したらよろしいのでは?」
「は? お前バカか? そんな事したら世界が終わるだろうが」
「終わらせれば良いじゃないですか。全部まとめて滅ぼしてしまいましょう」
そこで蓮太はラフィエルを見て閃いた。
「閃いた! 竜をテイムしよう!」
「はい?」
「魔族だって従えられるんだ、竜くらいどうって事ないだろ」
「なるほど! さすが主様です! さあ、今すぐ扉を開きに!」
喜び勇みビルへと向かう蓮太を三人は黙って見守っていた。
「ラフィエル、あれはない。レンタ死ぬかも」
「大丈夫ですわ。伝承によれば竜一匹の強さは魔王様程度。考えてもみて下さい、いくら竜といえどもエサもない場所に閉じ込められて生きていられるはずがありません。おそらくあの中は空ですわ」
「ラフィエル頭良い!」
《……そうかなぁ》
その頃蓮太は入り口を封じたオリハルコン塊を消し、 アイテムボックスからカードキーを取り出していた。
「……これ、電気なきゃ動かなくね?」
かつては送電システムがあったかもしれないが、今は電気など通っていない。パネル脇にカードキーをスライドさせても反応すら示さなかった。
「ちっ、オラァァァァッ!!」
悩んだ結果、一番原始的な方法で扉が開けられた。
「ははははっ、ビルは見せかけだからな。扉に衝撃を与えたところで倒壊はしないと思ったぜ。さあ、行くぞ!」
蓮太は開かれた扉の中に進んでいった。
「な、なんだここは……!」
扉から奥に見える光を目指して暗い空間を真っ直ぐ進むとだだっ広い草原に出た。草原には大量の骨が転がっており、生物の反応は一つもなかった。
「……これ……全滅してんじゃね?」
骨を鑑定すると全ての骨が竜の骨だと判明した。だが何の竜かはわからない。
「餓死か共食いか……。エサがなけりゃこうなるわな」
蓮太は拾った骨を放り投げ草原を奥に進んでいった。
「疑似ダンジョンって言ってたっけか。魔物を生み出せるわけじゃないんだな。お、あれは湖か。……ん?」
無警戒に高速で空を飛んで行くと湖が見えた。湖には浮島があり、そこに一つの生命反応があった。
「おいおい……、あれ本物の竜か? 生きてんのかあれ……」
その竜は浮島の中央で丸くなり死んでいるようにも見えるが、生命反応があるという事は、つまり生きているという事になる。ひとまず蓮太はその浮島に降りてみた。
「お~い、生きてんの?」
《……》
声を掛けるが反応がない。竜は息を呑むほど綺麗な青だった。
「あ、もしかして冬眠? 極力体力使わないようにしてんのか」
《……うるさいわね》
「あ、喋った」
青い竜について考察していると、その竜は片目をパチリと開いた。
「悪い悪い、起こしちまったか」
《なにあんた、弱った私にトドメでも刺しにきたわけ? 舐められたものね。弱っていても人間一匹くらい片手で倒せるわよ》
「別に戦いにきたわけじゃねぇし。つーかあんたを閉じ込めた人間はもう全滅してんよ」
《……じゃあ何しにきたのよ》
蓮太は動かない竜の前に魔物の肉を置いてみた。
《に、肉!?》
「とりあえずお近づきのしるしに」
《っ。毒でも入ってるの? けど竜に毒なんて効かないわよ》
「毒なんて盛るわけないだろ。まあ食いながら話を聞いてくれ」
青い竜は蓮太を睨みながらも魔物の肉にかぶりついた。
《……う、美味いっ! 何千年ぶりかのお肉っ!》
「仲間の肉じゃ足りなかったのか?」
《失礼ね、共食いなんてしてないわよ。おかわり》
「ほれ」
蓮太が追加の肉を出すと今度は疑う事なく肉にかぶりついた。
《んぐんぐ……ごくんっ。あれは亜竜よ。知性がない竜。竜と亜竜は違うの》
「ああ、ワイバーンみたいな?」
《そ。おかわり》
「よく食うな!?」
《もっと大きいのないの? 全然足りないわ》
蓮太はオークの肉を与えていたがそれでも足りないようだ。そこでスキルを使い肉を巨大化させた。
《できるなら初めからやりなさいよね!》
「そんな食うとは思わなかったんだよ」
《がふっがふっがふっ──》
竜は無心で肉を平らげていく。巨大化したオーク肉を十頭分ほど平らげたところでようやく満足したようだ。
《ご馳走さま。じゃあ……》
竜は突然翼を広げ殺気を放った。
「なんだ?」
《最後のデザートをいただくわっ! 頭から丸かじりよっ!》
「おっと」
蓮太は空に浮かび上がり口を開いたまま急降下してきた竜の攻撃を躱わす。
《逃げるなデザート!》
「逃げるに決まってんだろ! 肉をやった恩すら感じないのかよっ」
《恩? 人間に恨みはあっても恩なんか欠片もないわよっ! あんな肉だけで竜をどうにかできると思わないでよね!》
「ちっ!!」
青い竜が回転したかと思った瞬間、尻尾が鞭のようにしなり蓮太に襲い掛かってきた。
《あんたの魂胆なんてお見通しよっ! 私を手なずけようったってそうはいかないわっ! 誰が人間になんて従うかっ! 死ねっ、水竜技【ウォーターランス】!》
「あぶなっ!?」
青い竜の指先から高圧の水が放たれる。青い竜は凄まじい速度で連射してきた。
「話を聞けって。俺は竜を救い出しにきただけなんだって」
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「んな大技当たるかよっ!」
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「はぁぁ……、そろそろ温厚な俺でも付き合いきれんぞ」
《……え?》
蓮太は青い竜の足元に稲妻を落とした。
《か、雷魔法……。それは失われた魔法のはず!》
「お仕置きだ。死なない程度に加減はしてやるよ」
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