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第1章
<28話>決闘(其の1)
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ツーコールで、隼人君は出た。
「あ、おはようございます、
義経先輩。
何か進展ありましたか?」
グダグダと前置きしても仕方ない。
「聞きたいことがあるんだ。」
「はあ、何ですか?」
僕はありったけの勇気を振り絞って、
喉から絞り出すように声を出す。
「[騎士]の正体は、君か?」
どうか、どうか違ってくれ。
「何訳わかんないこと
言ってるんですか。」と言ってくれ。
そんな僕の願望は
「意外と早かったですね。」
隼人君の一声で、
木っ端微塵に打ち砕かれた。
あっさりと、認めた。
まるでバレることを、
何とも思ってないように。
「・・・あっさり認めるんだね。」
僕は荒くなりそうになる声を
必死に押さえつけて、問いかける。
「まあいつかは、
誰かにバレると思ってましたし。
でも、
先輩がシンジュウを連れてきたときは、
正直メチャクチャビビりましたよ。
大慌てでアイツを凛の方へやって、
めちゃくちゃ頑張って
見えないフリをしてたんですよ?
僕の演技力も中々のもんですよね、
超常現象研より、
演劇部に入った方が良かったかなあ?」
隼人君は極めて冷静に話を進める。
だけど僕は、そうじゃいられなかった。
「何で・・・!?何で人を、
襲ったりなんかするんだよ!?」
「義務だからですよ。」
隼人君はしっかりとした声で言った。
「・・・義務?」
「はい、そうです。義務です。
力を手に入れた人っていうのは、
その力を正しく使わなくちゃならない。
僕達はそう思っています。
実際に僕達が手にかけたのは、
何らかの犯罪に手を染めた過去のある
ヤツラばかりですよ?
こいつらのせいで苦しんだ人たちが、
何百人といるんですよ?
ネットの世界では、僕達は最早英雄だ。
力を手に入れた人には
その力を社会のために使う
義務があるんです。
手に入れた力を正しい事に使って、
何がいけないっていうんですか?」
怒りが溜まる。苛つきが募る。
自己陶酔、ナルシスト、確信犯。
僕の頭の中で、
そんな言葉がグルグルと回る。
こいつは、こいつは
完全に自分に酔っている。
「・・・君は少し前に、
金髪でサングラスかけた
シンジュウ能力者を襲っただろ?」
「・・・知り合いなんですか?」
僕は構わず続ける。
「で、襲ったはいいが、
攻撃しようとしたその寸前に、
その人は無実であることがわかった。
違うか?」
「・・・お知り合いなんですか?」
「まあね。
けどそれでわかったろ?
確かに、君達のやっていることは、
『良いこと』なのかもしれない。
でもさ、
『良いこと』と
『正しいこと』は違うんだよ。」
わかっている。
僕は今、大事な後輩を傷つけている。
けど、言わなきゃいけない。
僕は意を決して言った。
「何が正しいことだよ!ふざけんな!
傷つける相手のことを
少しも考えないようなやつに、
自己満足の為に人を助ける様な奴に、
ヒーローだ何だと
ほざく資格なんてあるか!」
「・・・反省しています。」
隼人君はションボリとした
口調で謝罪の言葉を述べた。
よかった、わかってくれた。
「次はもっと上手くやります!」
次の瞬間、彼は高らかにそう言った。
僕の呆れは頂点に達した。
ダメだ、
もうコイツらのヒーローごっこを、
平和的にやめさせる方法なんてない。
「・・・決闘しよう。」
僕は言った。
数秒間、沈黙。
「・・・は?」
沈黙を破ったのは、
隼人君の呆れたような声だった。
「『決闘』だよ、『決闘』。
場所と日時を決めて、
どっちかが降参するか、
戦闘不能になるまで戦う。
勿論殺すのは絶対に無しだ。
僕が勝ったら、
金輪際『騎士』はやめろ。
もし負けたら・・・。」
僕はちょっと間をおいて、言った。
「責任を持って、
本多先輩をこの一件から
引かせてやる。」
しばし沈黙。
「・・・あの、失礼ですけど、
割に合わない気がするんですが。」
「いいや、充分すぎるさ。
君は入ったばかりだから、
知らないだろうけど、
あのチーム分けは、正直形だけなんだ。
あの人以外のメンバー、
つまり僕達の本当の最重要事項は、
『本多先輩が暴走しないように、
ストッパーになる事』なんだから。
君達、昨日『活動』したんだろ?
それなら、
そろそろくると思うよ。」
ちょうどその時、
まるでタイミングを見計らったように、
メッセージアプリの通知が鳴る。
ほら、きた。
『見つけたよー!( ^∀^)
正体はもうちょい待って!(>_<)』
そんな軽快なメッセージとともに
送信されてきたのは、
明らかに昨日の夜に撮られた、
十数枚にも及ぶ『騎士』の写真、
そして、
フードを被った謎の人物の写真だった。
「このフードを被ってるの、君だろ?」
「・・・一体いつ!?
どうやって撮ったんですか!?
絶対に見つからないように
したはずなのに!
常識的に考えて、
こんなのありえない!」
やれやれとばかりに、
僕はため息をつく。
「噂くらいは聞いたことあるだろ?
もう少し警戒しておくんだったね。
『サイキョウの中学生』を相手に、
常識が通用するわけないだろ。
この調子なら、1週間以内に
確実に正体は暴かれるね。」
「ちゅ、中止を要求・・・。」
「無理だよ。
あの人を止められるのは、
今のところ先輩本人を除けば、
研究会最古参の僕だけだ。
それ以外は、
例え教師だろうが親だろうが、
絶対にあの人は止められない。
それに僕も、
ある程度は推測がついてるし。」
僕はバッサリと言い切った。
「『凛さんと2人で騎士に変身する』、
それが君の『加護』なんだろ?
僕の知り合いには
腕利きの探偵がいるし、
シンジュウ能力者を
素手で鎮圧できるような超人もいる。
君が僕の要求を飲まないのなら、
僕は彼等に一切合切を打ち明ける。」
電話の向こうから、
明らかに動揺している声が聞こえる。
「嘘だ!ハッタリだ!」
「そう思うのなら無視すれば良い。
想像もつかないような
えげつない制裁を加えられるか、
はたまた全身をボールが貫通した様な、
穴だらけの変死体で見つかるか。
そのどちらかだろうけどね。」
沈黙、沈黙、さらに沈黙。
「・・・本当に先輩は、
本多先輩を止められるんですね?」
「ああ、僕の名にかけて保証するよ。」
頭をかきむしる様な音がした後、
ボソボソと声が聞こえてきた。
「・・・わかりました、
要求を飲みます。
要するに勝てば良いんですから。」
僕は(電話だから見えることはないけど)
満面の笑みで、返答する。
「ありがとう、
でも一つ勘違いしてるみたいだね。
心配しなくても、
先輩も探偵も警察も、出番はないさ。
だって僕は、君達に勝つから。」
「あ、おはようございます、
義経先輩。
何か進展ありましたか?」
グダグダと前置きしても仕方ない。
「聞きたいことがあるんだ。」
「はあ、何ですか?」
僕はありったけの勇気を振り絞って、
喉から絞り出すように声を出す。
「[騎士]の正体は、君か?」
どうか、どうか違ってくれ。
「何訳わかんないこと
言ってるんですか。」と言ってくれ。
そんな僕の願望は
「意外と早かったですね。」
隼人君の一声で、
木っ端微塵に打ち砕かれた。
あっさりと、認めた。
まるでバレることを、
何とも思ってないように。
「・・・あっさり認めるんだね。」
僕は荒くなりそうになる声を
必死に押さえつけて、問いかける。
「まあいつかは、
誰かにバレると思ってましたし。
でも、
先輩がシンジュウを連れてきたときは、
正直メチャクチャビビりましたよ。
大慌てでアイツを凛の方へやって、
めちゃくちゃ頑張って
見えないフリをしてたんですよ?
僕の演技力も中々のもんですよね、
超常現象研より、
演劇部に入った方が良かったかなあ?」
隼人君は極めて冷静に話を進める。
だけど僕は、そうじゃいられなかった。
「何で・・・!?何で人を、
襲ったりなんかするんだよ!?」
「義務だからですよ。」
隼人君はしっかりとした声で言った。
「・・・義務?」
「はい、そうです。義務です。
力を手に入れた人っていうのは、
その力を正しく使わなくちゃならない。
僕達はそう思っています。
実際に僕達が手にかけたのは、
何らかの犯罪に手を染めた過去のある
ヤツラばかりですよ?
こいつらのせいで苦しんだ人たちが、
何百人といるんですよ?
ネットの世界では、僕達は最早英雄だ。
力を手に入れた人には
その力を社会のために使う
義務があるんです。
手に入れた力を正しい事に使って、
何がいけないっていうんですか?」
怒りが溜まる。苛つきが募る。
自己陶酔、ナルシスト、確信犯。
僕の頭の中で、
そんな言葉がグルグルと回る。
こいつは、こいつは
完全に自分に酔っている。
「・・・君は少し前に、
金髪でサングラスかけた
シンジュウ能力者を襲っただろ?」
「・・・知り合いなんですか?」
僕は構わず続ける。
「で、襲ったはいいが、
攻撃しようとしたその寸前に、
その人は無実であることがわかった。
違うか?」
「・・・お知り合いなんですか?」
「まあね。
けどそれでわかったろ?
確かに、君達のやっていることは、
『良いこと』なのかもしれない。
でもさ、
『良いこと』と
『正しいこと』は違うんだよ。」
わかっている。
僕は今、大事な後輩を傷つけている。
けど、言わなきゃいけない。
僕は意を決して言った。
「何が正しいことだよ!ふざけんな!
傷つける相手のことを
少しも考えないようなやつに、
自己満足の為に人を助ける様な奴に、
ヒーローだ何だと
ほざく資格なんてあるか!」
「・・・反省しています。」
隼人君はションボリとした
口調で謝罪の言葉を述べた。
よかった、わかってくれた。
「次はもっと上手くやります!」
次の瞬間、彼は高らかにそう言った。
僕の呆れは頂点に達した。
ダメだ、
もうコイツらのヒーローごっこを、
平和的にやめさせる方法なんてない。
「・・・決闘しよう。」
僕は言った。
数秒間、沈黙。
「・・・は?」
沈黙を破ったのは、
隼人君の呆れたような声だった。
「『決闘』だよ、『決闘』。
場所と日時を決めて、
どっちかが降参するか、
戦闘不能になるまで戦う。
勿論殺すのは絶対に無しだ。
僕が勝ったら、
金輪際『騎士』はやめろ。
もし負けたら・・・。」
僕はちょっと間をおいて、言った。
「責任を持って、
本多先輩をこの一件から
引かせてやる。」
しばし沈黙。
「・・・あの、失礼ですけど、
割に合わない気がするんですが。」
「いいや、充分すぎるさ。
君は入ったばかりだから、
知らないだろうけど、
あのチーム分けは、正直形だけなんだ。
あの人以外のメンバー、
つまり僕達の本当の最重要事項は、
『本多先輩が暴走しないように、
ストッパーになる事』なんだから。
君達、昨日『活動』したんだろ?
それなら、
そろそろくると思うよ。」
ちょうどその時、
まるでタイミングを見計らったように、
メッセージアプリの通知が鳴る。
ほら、きた。
『見つけたよー!( ^∀^)
正体はもうちょい待って!(>_<)』
そんな軽快なメッセージとともに
送信されてきたのは、
明らかに昨日の夜に撮られた、
十数枚にも及ぶ『騎士』の写真、
そして、
フードを被った謎の人物の写真だった。
「このフードを被ってるの、君だろ?」
「・・・一体いつ!?
どうやって撮ったんですか!?
絶対に見つからないように
したはずなのに!
常識的に考えて、
こんなのありえない!」
やれやれとばかりに、
僕はため息をつく。
「噂くらいは聞いたことあるだろ?
もう少し警戒しておくんだったね。
『サイキョウの中学生』を相手に、
常識が通用するわけないだろ。
この調子なら、1週間以内に
確実に正体は暴かれるね。」
「ちゅ、中止を要求・・・。」
「無理だよ。
あの人を止められるのは、
今のところ先輩本人を除けば、
研究会最古参の僕だけだ。
それ以外は、
例え教師だろうが親だろうが、
絶対にあの人は止められない。
それに僕も、
ある程度は推測がついてるし。」
僕はバッサリと言い切った。
「『凛さんと2人で騎士に変身する』、
それが君の『加護』なんだろ?
僕の知り合いには
腕利きの探偵がいるし、
シンジュウ能力者を
素手で鎮圧できるような超人もいる。
君が僕の要求を飲まないのなら、
僕は彼等に一切合切を打ち明ける。」
電話の向こうから、
明らかに動揺している声が聞こえる。
「嘘だ!ハッタリだ!」
「そう思うのなら無視すれば良い。
想像もつかないような
えげつない制裁を加えられるか、
はたまた全身をボールが貫通した様な、
穴だらけの変死体で見つかるか。
そのどちらかだろうけどね。」
沈黙、沈黙、さらに沈黙。
「・・・本当に先輩は、
本多先輩を止められるんですね?」
「ああ、僕の名にかけて保証するよ。」
頭をかきむしる様な音がした後、
ボソボソと声が聞こえてきた。
「・・・わかりました、
要求を飲みます。
要するに勝てば良いんですから。」
僕は(電話だから見えることはないけど)
満面の笑みで、返答する。
「ありがとう、
でも一つ勘違いしてるみたいだね。
心配しなくても、
先輩も探偵も警察も、出番はないさ。
だって僕は、君達に勝つから。」
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