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第二章
第74話 少年の誤解
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清潔感がある、とはお世辞にも言い難い。
見知らぬ獣人の少年が着用する衣服は擦り切れており、デザインは非常に簡素。足元はボロボロの革を紐でくくりつけ、靴とも思えぬ靴を履いている……いや、これはもう『装着している』が正解か。
黒い短髪の毛先は不揃いで、浮いた脂や付着した汚れが目立つ。その頭部に生える同色の被毛に包まれた三角の獣耳も、やはりまったく艶がなく……腰の後ろからちらっと覗く尻尾も似たような状態だ。どことなく、出会ったばかりのうちの獣耳幼女たちの姿を彷彿させる。
背丈は俺の胸に届かないくらい。顔立ちには、まだ幼さが残っている――ざっと視線を巡らせ、見知らぬ獣人の少年の姿を確認する。
それに合わせ、何者なのかおおよそ見当をつけていた。十中八九、この廃聖堂の孤児院で暮らしていた年長組の孤児の一人だろう。
「あ、タリク!」
「ほんとだ、タリクだ! なんでここにいるの?」
答え合わせをするまでもない。小走りでやってきたエマとリリが、俺の足にしがみつく。それから揃って少年を指さし、『タリク』という名を口にした。
この間にサリアさんも移動を済ませており、気づけば真横に立って警戒感をあらわにしている。ただ一人、ルルは……。
「ふにゃぁぁああああああっ!」
なぜか泣きながら、俺の体をよじ登ろうとしていた。
行動自体は先ほどと変わらないけど、必死さがぜんぜん違う。まるで大嫌いな相手から逃げるような……とにかくすぐに抱き上げ、背中をぽんぽんして落ち着かせる。
「どうしたのかな、ルル。大丈夫だよ。俺とサリアさんがいるから、安心してね」
「ルルは、まだキライなのかなぁ……タリクたちに、よくごはんとられてたから」
エマが言うには、タリクくんはやはり孤児院でともに暮らしていた年長組の一人らしい。そして年少組だったうちの獣耳幼女たちは、よくごはんを取られていたのだとか。
俺の予想は正解だった。それに、これだけ嫌がられる理由にも納得だ。
貧しい孤児院での生活。体格などを考慮すれば、同情の余地はある。とはいえ、食べ物の恨みは長く尾を引く。
まして食べるのが大好きなルルのことだ。そう簡単には許してもらえまい。ツライ時期の記憶を思い出し、動揺しているせいもあるだろう。
「そ、それは、悪かったって言ってるだろ! だから、ときどき食べ物を渡してたんじゃないか! ていうか、ルルがしゃべってる!?」
ああ、そうか。タリクくんも、ルルの声を聞くのはこれが初めてなのか。驚いて当然だ。それと、エマが前に『ときどき年長の孤児たちがたまに食料を持ってきてくれる』と言っていたっけ。俺と出会う前の話だ。
だとすると、彼は恩人とも言える。その食料がなければ、俺たちが出会うことはなかったかも……ダメだ。もしそうなっていたらと想像するだけで、たちまち胸がきゅっと苦しくなる。
「それで、お前は何しに姿を現したのだ。この聖堂に用事でもあったのか?」
「あ、そうだった……お前ら、この聖堂にイタズラするな! それに、エマたちをさらってドレイにするつもりだろ! 今すぐその手をはなせ!」
ルル、エマ、リリ、と順番に獣耳ごと頭を撫で回して心を落ち着かせる。その横でサリアさんが腕を組みつつ話を先に進めてくれた……のだが、タリクくんの盛大な勘違いが判明した。
真相は正反対。俺は完全にこの子たちの保護者となり、廃聖堂は修繕が開始されたばかりだ。
「わたしたち、ドレイになるの?」
「リリたちは、サリアといっしょ?」
「じゃあいいね! いまといっしょだね!」
顔を見合わせ、きゃっきゃと笑うエマとリリ。ルルは……俺の胸元に顔をぐいぐいして、鼻水を服になすりつけていた。あとでちーんしようね。
それで、タリクくんはどうして勘違いしてしまったのかな。敵意を向けられたままは困るから、きちんと説明しておかねば。
「タリクくん。俺は誓って人攫いなんかじゃないから安心して。奴隷なんてもっとありえないよ」
「うそつけ、その女の人はドレイじゃないか! その首輪がドレイの印だって知ってるぞ!」
言って、距離を詰めてくるタリクくん。
え、誰のこと……と首をかしげそうになって、俺ははたと気づく。そういえば、サリアさんは奴隷だったね。自由すぎてすっかり忘れていた。
でも、確かにこの黒いチョーカー(首輪)は誤解を生むな。タリクくんの年齢を考えれば、エマたちを奴隷にしようと企む悪い大人と勘違いしても無理はない。
だったら、もうサリアさんを解放してしまおうか。信頼関係をしっかり構築できている現状、何が変わるわけでもない。俺にとっては家族みたいなものだ……が、果たして本人が望むかどうか。
「タリクくん、この人には特別な事情があるんだ。とはいえ、俺としても本意じゃないからね。本人が解放を望むなら喜んで応じるつもりだよ。そんなわけで、サリアさん。もしよかったら、奴隷から解放するけど……」
「なんで!? いやだっ! 私だけ仲間外れにするつもりか!」
「でも、ほら。この子みたいに勘違いする人がいるかもだし、関係はこれまでと変わらないから……」
「サクタロー殿は、そうやって私を捨てるつもりなんだろ! いやだっ、いやだいやだ! このままみんなで楽しく愉快に暮らすんだ――」
拒絶すると同時にしゅばっと地面へ寝転がり、全力でバタつくサリアさん。
ぐーたらだけど、やるときはやる人。護衛の仕事は完璧だし、俺が困っていたら必ず助けてくれる――最近はそんな感じだったから、またしても忘れていた。
サリアさんは、基本は本能のままに生きる自由人である。それゆえ人目や常識などまったく気にならず、どんな状況であろうと全力で駄々を捏ねられるのだ。
これには、タリクくんもドン引きの様子。うちの獣耳幼女たちにも盛大に笑われている……これでは、どっちが子どもかわかったものではない。
「サリアさん、わかったから……まだ奴隷のままでいいからさ。ね、だから起き上がって」
「本当か? 嘘じゃないな? あと夜にレモンサワーもう一本追加してくれるか? フィーナの分もいいか?」
「はいはい、わかったから立ちなさいって。ほら、こんなに服を汚しちゃってもう」
背中が土まみれだ。我が家へ戻ったら洗面所へ一直線だね。髪も汚れているからお風呂に入ってもらわないと。
サリアさんの背中をはたいていると、獣耳幼女たちも手伝ってくれた。楽しげにしているので、何かの遊びだと勘違いしているみたい。抱っこされたままのルルもすっかりご機嫌だ。
「ドレイって、そんなにいいものなのか……?」
おっと、いけない。タリクくんに、間違った社会常識を抱かせるところだった。できるならば、奴隷にはならずに生きていく方がいいに決まっている。どうか道を踏み外さないでね。
それはともかく、どうにか誤解を……と俺が思考を巡らせようとしたそのとき。不意に、『くう』とタリクくんのお腹から音が聞こえてくる。
改めてよく見れば、だいぶ線が細い……よし、何か食べさせよう。お腹がすいているとろくな考えが浮かばないからね。さっきの奴隷云々もそのせいに違いない。何より、目の前でひもじい思いをしている子どもを放っておけない。
我が家へお招きするのは難しいけど、廃聖堂で軽く食事をふるまおう。
ついでに、彼の近況や他の孤児たちがどう生活しているか聞かせてもらいたい。いろいろと気になっていたところなので、ちょうどいい機会だ。
見知らぬ獣人の少年が着用する衣服は擦り切れており、デザインは非常に簡素。足元はボロボロの革を紐でくくりつけ、靴とも思えぬ靴を履いている……いや、これはもう『装着している』が正解か。
黒い短髪の毛先は不揃いで、浮いた脂や付着した汚れが目立つ。その頭部に生える同色の被毛に包まれた三角の獣耳も、やはりまったく艶がなく……腰の後ろからちらっと覗く尻尾も似たような状態だ。どことなく、出会ったばかりのうちの獣耳幼女たちの姿を彷彿させる。
背丈は俺の胸に届かないくらい。顔立ちには、まだ幼さが残っている――ざっと視線を巡らせ、見知らぬ獣人の少年の姿を確認する。
それに合わせ、何者なのかおおよそ見当をつけていた。十中八九、この廃聖堂の孤児院で暮らしていた年長組の孤児の一人だろう。
「あ、タリク!」
「ほんとだ、タリクだ! なんでここにいるの?」
答え合わせをするまでもない。小走りでやってきたエマとリリが、俺の足にしがみつく。それから揃って少年を指さし、『タリク』という名を口にした。
この間にサリアさんも移動を済ませており、気づけば真横に立って警戒感をあらわにしている。ただ一人、ルルは……。
「ふにゃぁぁああああああっ!」
なぜか泣きながら、俺の体をよじ登ろうとしていた。
行動自体は先ほどと変わらないけど、必死さがぜんぜん違う。まるで大嫌いな相手から逃げるような……とにかくすぐに抱き上げ、背中をぽんぽんして落ち着かせる。
「どうしたのかな、ルル。大丈夫だよ。俺とサリアさんがいるから、安心してね」
「ルルは、まだキライなのかなぁ……タリクたちに、よくごはんとられてたから」
エマが言うには、タリクくんはやはり孤児院でともに暮らしていた年長組の一人らしい。そして年少組だったうちの獣耳幼女たちは、よくごはんを取られていたのだとか。
俺の予想は正解だった。それに、これだけ嫌がられる理由にも納得だ。
貧しい孤児院での生活。体格などを考慮すれば、同情の余地はある。とはいえ、食べ物の恨みは長く尾を引く。
まして食べるのが大好きなルルのことだ。そう簡単には許してもらえまい。ツライ時期の記憶を思い出し、動揺しているせいもあるだろう。
「そ、それは、悪かったって言ってるだろ! だから、ときどき食べ物を渡してたんじゃないか! ていうか、ルルがしゃべってる!?」
ああ、そうか。タリクくんも、ルルの声を聞くのはこれが初めてなのか。驚いて当然だ。それと、エマが前に『ときどき年長の孤児たちがたまに食料を持ってきてくれる』と言っていたっけ。俺と出会う前の話だ。
だとすると、彼は恩人とも言える。その食料がなければ、俺たちが出会うことはなかったかも……ダメだ。もしそうなっていたらと想像するだけで、たちまち胸がきゅっと苦しくなる。
「それで、お前は何しに姿を現したのだ。この聖堂に用事でもあったのか?」
「あ、そうだった……お前ら、この聖堂にイタズラするな! それに、エマたちをさらってドレイにするつもりだろ! 今すぐその手をはなせ!」
ルル、エマ、リリ、と順番に獣耳ごと頭を撫で回して心を落ち着かせる。その横でサリアさんが腕を組みつつ話を先に進めてくれた……のだが、タリクくんの盛大な勘違いが判明した。
真相は正反対。俺は完全にこの子たちの保護者となり、廃聖堂は修繕が開始されたばかりだ。
「わたしたち、ドレイになるの?」
「リリたちは、サリアといっしょ?」
「じゃあいいね! いまといっしょだね!」
顔を見合わせ、きゃっきゃと笑うエマとリリ。ルルは……俺の胸元に顔をぐいぐいして、鼻水を服になすりつけていた。あとでちーんしようね。
それで、タリクくんはどうして勘違いしてしまったのかな。敵意を向けられたままは困るから、きちんと説明しておかねば。
「タリクくん。俺は誓って人攫いなんかじゃないから安心して。奴隷なんてもっとありえないよ」
「うそつけ、その女の人はドレイじゃないか! その首輪がドレイの印だって知ってるぞ!」
言って、距離を詰めてくるタリクくん。
え、誰のこと……と首をかしげそうになって、俺ははたと気づく。そういえば、サリアさんは奴隷だったね。自由すぎてすっかり忘れていた。
でも、確かにこの黒いチョーカー(首輪)は誤解を生むな。タリクくんの年齢を考えれば、エマたちを奴隷にしようと企む悪い大人と勘違いしても無理はない。
だったら、もうサリアさんを解放してしまおうか。信頼関係をしっかり構築できている現状、何が変わるわけでもない。俺にとっては家族みたいなものだ……が、果たして本人が望むかどうか。
「タリクくん、この人には特別な事情があるんだ。とはいえ、俺としても本意じゃないからね。本人が解放を望むなら喜んで応じるつもりだよ。そんなわけで、サリアさん。もしよかったら、奴隷から解放するけど……」
「なんで!? いやだっ! 私だけ仲間外れにするつもりか!」
「でも、ほら。この子みたいに勘違いする人がいるかもだし、関係はこれまでと変わらないから……」
「サクタロー殿は、そうやって私を捨てるつもりなんだろ! いやだっ、いやだいやだ! このままみんなで楽しく愉快に暮らすんだ――」
拒絶すると同時にしゅばっと地面へ寝転がり、全力でバタつくサリアさん。
ぐーたらだけど、やるときはやる人。護衛の仕事は完璧だし、俺が困っていたら必ず助けてくれる――最近はそんな感じだったから、またしても忘れていた。
サリアさんは、基本は本能のままに生きる自由人である。それゆえ人目や常識などまったく気にならず、どんな状況であろうと全力で駄々を捏ねられるのだ。
これには、タリクくんもドン引きの様子。うちの獣耳幼女たちにも盛大に笑われている……これでは、どっちが子どもかわかったものではない。
「サリアさん、わかったから……まだ奴隷のままでいいからさ。ね、だから起き上がって」
「本当か? 嘘じゃないな? あと夜にレモンサワーもう一本追加してくれるか? フィーナの分もいいか?」
「はいはい、わかったから立ちなさいって。ほら、こんなに服を汚しちゃってもう」
背中が土まみれだ。我が家へ戻ったら洗面所へ一直線だね。髪も汚れているからお風呂に入ってもらわないと。
サリアさんの背中をはたいていると、獣耳幼女たちも手伝ってくれた。楽しげにしているので、何かの遊びだと勘違いしているみたい。抱っこされたままのルルもすっかりご機嫌だ。
「ドレイって、そんなにいいものなのか……?」
おっと、いけない。タリクくんに、間違った社会常識を抱かせるところだった。できるならば、奴隷にはならずに生きていく方がいいに決まっている。どうか道を踏み外さないでね。
それはともかく、どうにか誤解を……と俺が思考を巡らせようとしたそのとき。不意に、『くう』とタリクくんのお腹から音が聞こえてくる。
改めてよく見れば、だいぶ線が細い……よし、何か食べさせよう。お腹がすいているとろくな考えが浮かばないからね。さっきの奴隷云々もそのせいに違いない。何より、目の前でひもじい思いをしている子どもを放っておけない。
我が家へお招きするのは難しいけど、廃聖堂で軽く食事をふるまおう。
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