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第40話 異変は起きていた
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73階層を俺と蒼威ちゃんとリスティとアグニスとスランとアオマサで進んでいく。
出てくるモンスターをみんなで一斉攻撃する。
だいたいはスランとアオマサとアグニスが一撃で倒してしまう。
スランは水魔法と酸弾でだいたい使う。
アオマサは星覇爪とか星桜弾とかスターアナライズメテオとかを使う。
アグニスは自身の分身の剣で両断する。
俺とリスティと蒼威ちゃんの出番がまるでない。
そして74階層と75階層を進んでいく。
76階層ではギガントオークが現れる。
そいつらが7体も。
肉肉しいほどに巨体だが贅肉は殆どついてない。
むしろ筋肉の張りが半端ない。
赤き剛火の頂を昇る豪雲の天木かと思えるほど立派な豚の魔人だ。
戦闘力も高いだろうたぶん。
スランが先制攻撃。
びゅっびゅっびゅっびゅっと酸弾を四発放った。
ギカントオークの顔が溶け落ちる。
だが絶命してないのかかなり苦しそうだ。
「ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
「次は吾輩の番だ」
アオマサが動く。疾風の影のごとく動き出す。その速さは流星のごとき素早さだ。
ギカントオークの背後に一瞬で星影移動で到達する。
そして星覇爪を放ちギカントオークの命を刈り取る。
そのまま咆哮を行う。
星皇の咆哮だ。相手の全体の力と速さと守りをかなり低下させる技だ。
アグニスが加速と縮地を使いギカントオークに迫る。
回転斬りの要領で切り裂く。
そのまま二体目のギカントオークも切り裂く。
残り四体だこれで。
リスティがギカントオークを殴り飛ばす。
肋骨が折れてそのまま壁に激突して落命するギカントオーク。
残り三体。
蒼威ちゃんが水魔法を使う。
ウォーターボムハリケーンを使う。
水が嵐のように動き回り破裂する散弾銃のような魔法だ。
これで残り三体のギカントオークの体中に穴が開いて血が噴出する。
まあまあのダメージを与えたようだ。
さて俺の番か。
炎魔法を使うか。
オメガフレア。
極大の業炎の塊が豚の巨大魔人たちを燃やし尽くす。
灼熱の地獄の炎が憎魔の魂を焼き尽くす。
ギカントオークのドロップ品はばらばらだった。
三体はギカントオーク肉(五キロ)×三。
二体はギカントオーク鋼のインゴットの塊。
最後の二体はギカントオークの皮だ。
ギカントオークは確かAクラスのモンスターだよな。
強さ的にはオークキングと大差ないちょっと弱いぐらいだ。
そんなモンスターの素材がこんなに。
どうしよう今更だがこんな高価なと言うか荒唐無稽な素材を買い取ってくれるのだろうか。
まあ値段はかなりの物だろうから俺は懐が痛まないが。
リスティには皮を一つやる。肉も二つあげる。インゴットも折半だ。
そうしてギカントオークを狩りまくった。
●
ギカントオーク肉×78。
ギカントオーク鋼のインゴット×47。
ギカントオークの皮×25。
ギカントオークの牙×18。
ヤバい頑張りすぎて素材が集まりすぎた。
連戦しすぎて何が起きているのかよくわからなかった。
基本的に普通に倒せるから疑問に思わなかったがレベル50に到達していてもこのギカントオークは5人パーティでもきついだろ。
そんな超高等素材をこんなに。
眼をつけられそうだな主に政府に。
まあ今更だ。むしろどんとこいだ。
77階層の階段を見つけた。
下に降りると荒野が広がっていた。
気温が大分低くなっている。それでいて不気味な景色を醸し出している。
空に浮いている巨大な存在がいる。
翡翠色の鱗を持ち、太平洋のごとき大きな翼を持っているその存在は飛竜。
そいつらが7体もいる。
とりあえず雷神で撃ち落とす。
スランが酸弾を放つ。
びゅっびゅっびゅっ!!
1体の飛竜にスランの酸弾が三発命中する。
そのまま二体の飛竜が落ちてくる。
アオマサが流星雨を放つ。
巨大な流星が飛竜に直撃する。
1体の飛竜が崩れ落ちる。
アグニスが天高く跳ぶ。
そのまま飛竜を1体斬りおとした。
残り三体。
飛竜が風魔法の真空刃を使ってきた。
蒼威ちゃんが水覇壁を展開した。
飛竜の攻撃を防いだ。
そのままリスティが炎魔法を放った。
炎帝を放つ。
これにより二体の飛竜が崩れ落ちた。
最後の一体はスランが水魔法の水刃波で細切れになっていた。
ドロップ品は飛竜の牙と皮と小さな小瓶。
小瓶は中に翡翠色の液体が入っていた。
鑑定するとドラゴニスポーション(劣化)と出た。
体力とMPを大幅に回復する上に部位欠損も直すらしい。
劣化と書いてあるのはどういうことなんだろう。
たぶんドラゴニスポーションは本来はもっと凄い効果があると言うことなんだろう。
さて次の階層を目指そうかなと意気込んでいたとき、異変は起きた。
ダンジョンが突如大きく揺れた。
物凄い大きな揺れだった。この世の終わりなんじゃないかと思った。
そして暫くして揺れが収まった。
「なんだったんだ今の揺れ……」
「どうなんでしょうか……それよりダンジョンが光ってます」
「なんだこれは!?」
「どうなっているのだ!?」
「上の方で騒ぎになっているようだな……」
「うんスランわかる」
「どういうことだ?? アオマサ、スラン??」
アオマサとスランが言うにはどうやらモンスターが活発になっているらしい。
同じモンスターだからわかるとか。
多分外の方にモンスターが溢れていると思われる。
俺達は直ぐに外に空間転移した。
すると日本橋が大変なことになっていた。
出てくるモンスターをみんなで一斉攻撃する。
だいたいはスランとアオマサとアグニスが一撃で倒してしまう。
スランは水魔法と酸弾でだいたい使う。
アオマサは星覇爪とか星桜弾とかスターアナライズメテオとかを使う。
アグニスは自身の分身の剣で両断する。
俺とリスティと蒼威ちゃんの出番がまるでない。
そして74階層と75階層を進んでいく。
76階層ではギガントオークが現れる。
そいつらが7体も。
肉肉しいほどに巨体だが贅肉は殆どついてない。
むしろ筋肉の張りが半端ない。
赤き剛火の頂を昇る豪雲の天木かと思えるほど立派な豚の魔人だ。
戦闘力も高いだろうたぶん。
スランが先制攻撃。
びゅっびゅっびゅっびゅっと酸弾を四発放った。
ギカントオークの顔が溶け落ちる。
だが絶命してないのかかなり苦しそうだ。
「ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
「次は吾輩の番だ」
アオマサが動く。疾風の影のごとく動き出す。その速さは流星のごとき素早さだ。
ギカントオークの背後に一瞬で星影移動で到達する。
そして星覇爪を放ちギカントオークの命を刈り取る。
そのまま咆哮を行う。
星皇の咆哮だ。相手の全体の力と速さと守りをかなり低下させる技だ。
アグニスが加速と縮地を使いギカントオークに迫る。
回転斬りの要領で切り裂く。
そのまま二体目のギカントオークも切り裂く。
残り四体だこれで。
リスティがギカントオークを殴り飛ばす。
肋骨が折れてそのまま壁に激突して落命するギカントオーク。
残り三体。
蒼威ちゃんが水魔法を使う。
ウォーターボムハリケーンを使う。
水が嵐のように動き回り破裂する散弾銃のような魔法だ。
これで残り三体のギカントオークの体中に穴が開いて血が噴出する。
まあまあのダメージを与えたようだ。
さて俺の番か。
炎魔法を使うか。
オメガフレア。
極大の業炎の塊が豚の巨大魔人たちを燃やし尽くす。
灼熱の地獄の炎が憎魔の魂を焼き尽くす。
ギカントオークのドロップ品はばらばらだった。
三体はギカントオーク肉(五キロ)×三。
二体はギカントオーク鋼のインゴットの塊。
最後の二体はギカントオークの皮だ。
ギカントオークは確かAクラスのモンスターだよな。
強さ的にはオークキングと大差ないちょっと弱いぐらいだ。
そんなモンスターの素材がこんなに。
どうしよう今更だがこんな高価なと言うか荒唐無稽な素材を買い取ってくれるのだろうか。
まあ値段はかなりの物だろうから俺は懐が痛まないが。
リスティには皮を一つやる。肉も二つあげる。インゴットも折半だ。
そうしてギカントオークを狩りまくった。
●
ギカントオーク肉×78。
ギカントオーク鋼のインゴット×47。
ギカントオークの皮×25。
ギカントオークの牙×18。
ヤバい頑張りすぎて素材が集まりすぎた。
連戦しすぎて何が起きているのかよくわからなかった。
基本的に普通に倒せるから疑問に思わなかったがレベル50に到達していてもこのギカントオークは5人パーティでもきついだろ。
そんな超高等素材をこんなに。
眼をつけられそうだな主に政府に。
まあ今更だ。むしろどんとこいだ。
77階層の階段を見つけた。
下に降りると荒野が広がっていた。
気温が大分低くなっている。それでいて不気味な景色を醸し出している。
空に浮いている巨大な存在がいる。
翡翠色の鱗を持ち、太平洋のごとき大きな翼を持っているその存在は飛竜。
そいつらが7体もいる。
とりあえず雷神で撃ち落とす。
スランが酸弾を放つ。
びゅっびゅっびゅっ!!
1体の飛竜にスランの酸弾が三発命中する。
そのまま二体の飛竜が落ちてくる。
アオマサが流星雨を放つ。
巨大な流星が飛竜に直撃する。
1体の飛竜が崩れ落ちる。
アグニスが天高く跳ぶ。
そのまま飛竜を1体斬りおとした。
残り三体。
飛竜が風魔法の真空刃を使ってきた。
蒼威ちゃんが水覇壁を展開した。
飛竜の攻撃を防いだ。
そのままリスティが炎魔法を放った。
炎帝を放つ。
これにより二体の飛竜が崩れ落ちた。
最後の一体はスランが水魔法の水刃波で細切れになっていた。
ドロップ品は飛竜の牙と皮と小さな小瓶。
小瓶は中に翡翠色の液体が入っていた。
鑑定するとドラゴニスポーション(劣化)と出た。
体力とMPを大幅に回復する上に部位欠損も直すらしい。
劣化と書いてあるのはどういうことなんだろう。
たぶんドラゴニスポーションは本来はもっと凄い効果があると言うことなんだろう。
さて次の階層を目指そうかなと意気込んでいたとき、異変は起きた。
ダンジョンが突如大きく揺れた。
物凄い大きな揺れだった。この世の終わりなんじゃないかと思った。
そして暫くして揺れが収まった。
「なんだったんだ今の揺れ……」
「どうなんでしょうか……それよりダンジョンが光ってます」
「なんだこれは!?」
「どうなっているのだ!?」
「上の方で騒ぎになっているようだな……」
「うんスランわかる」
「どういうことだ?? アオマサ、スラン??」
アオマサとスランが言うにはどうやらモンスターが活発になっているらしい。
同じモンスターだからわかるとか。
多分外の方にモンスターが溢れていると思われる。
俺達は直ぐに外に空間転移した。
すると日本橋が大変なことになっていた。
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