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家族とお友達
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愛のマリアージュ
乙女ゲームの王道といえばそうだが、定番のようなゲームともいえるそれは、ありきたりともいえる。
主人公のヒロイン・サラ・アリアーナ。
市井で母親と二人暮らしで、十四の歳に突然男爵の娘として遇され、十五歳のデビュタントで本格的にゲームが始まる。
攻略対象は王族から大富豪の商家と幅広く、ヒロインの敵役は無論ミハルである。
ミハル・イルデシュタイン。
イルデシュタイン家は両親・姉共に銀髪に青い瞳の揃いの家族でみな眉目秀麗で、ミハルだけが違う。
ミハルの髪の色はオレンジに近い赤毛で三歳にしてもう雀斑が目立つ平凡な顔立ちをしている。
その事を気に病み、使用人達や貴族連中の陰口にいつしか心の中は荒れ狂い、慕っていた姉も次第に疎ましく思い、いつしか心の荒れに任せてこれぞ悪役令嬢の見本と成り果てる・・・はずだった。
「ミハルの髪の色は暖かい色合いで落ち着きますわ。」
「ありがとうおねいしゃま。ハルもおねいしゃまの銀の髪かっこよくてだいしゅきでしゅ!」
「ふふふ、可愛いミハル。この黄色い花の髪留めがよく似合いそう。付けてあげますわね。」
お昼寝部屋から脱走した事は怒られずに、エミリアはミハルを膝の上から離そうとはせずに自室に連れ込み思う存分に最愛の妹を愛で倒している。
妹の為に、使用人がするはずの髪の編み込みまでこなす彼女はおはようからおやすみまでミハルを抱きしめていたのが本音であり、なんならそのまま抱っこして寝て夢の中でもミハルを抱きしめていたい超が付けられるシスコン化が現在進行形です進んでいる。
今は何をしても可愛い!
生まれた時は普通に家族ができて嬉しいくらいだったのがここ一年から愛しの妹に昇格を果たした。
「ねしゃましゅき~。」
天真爛漫な笑顔にノックアウトの上に破壊力バツグンな一言を言われてもうメロメロだ!
舌ったらずな言葉も、蕩けるような笑顔も砂糖菓子よりも甘くて食べてしまいたいですわ!
この可愛いさは私だけが知っていれば良いですのに・・
「ミハル~!心配しましたのよ!!」
自室にミハル連れてきたのがもう知られてしまいましたのね。
いつもは貴族の奥方の鑑である自分達の母親カミールはノックもそこそこで部屋に突入してきた。
二人だけの時間を邪魔しに来た母親に対してのエミリアの心情は真冬の如く冷たい。
別に母は嫌いではなく、普通に仲が良い。
だがそれは普通に家族として尊敬をして好きなのであり、ミハルに対するような特別感は全くない。
ぶっちゃけて言えば、ミハルかそれ以外というのがエミリアにとっての最早常識化しているなんとも怖ろしいシスコン令嬢化を果たしているだけの話だったらする。
「この色合いはミハルに似合いそうね。
エミリアちゃん、これどうかしら?少し胸元があいていてミハルには早いかしらね~。」
そんなシスコン化が進んでいる長女も愛している母カミールはミハルの無事を知って落ち着きを取り戻した後はエミリアと一緒にミハルのお洋服に選びっこを始めている。
貴族の奥方はクローゼットを自分で開けたりなぞしないが、カミールは平然と開けて手慣れた様子でミハルの洋服を次々と出している。
側で見ているメイド達らからすればそれは貴族社会のマナー違反であり、そもそも何でエミリアお嬢様の部屋のクローゼットからミハルの洋服が出てくるのか突っ込みどころ満載である。
しかし誰もその事に触れようとはしない。
ミハルの事を口に出すのはこの家に仕えているメイド達の禁忌とされている。
話しは遡って一年前。
少しお話しができるようになったらミハルは嬉しくなり
常日頃から好きだと思っている人達にストレートに好きだと言い続け、結果家族全員が陥落した。
それまではメイド達の口から普通に話されていたミハルへの陰口を叩いたものは一度目は警告を、二度目は紹介状を書いて家から追い出した。
無論こんな強権は母カミールは勿論の事、跡取りとはいえ子供なエミリアにで来るはずもなく、
「エミリアちゃん!ミハルちゃん!!
お父様が帰ってきたよ~!!」
日も高い内から堂々とご帰還を果たしたミハエル・イルデシュタイン公爵の力が必要不可。
黙っていれば銀髪の偉丈夫であり遣手の政治家だが、子供二人と奥方が幸せならばそれで良いじゃないかと笑う残念な人化を辿っている美中年。
お父様もお母様もお姉様もみんな優しいな~。
ハルはとっても良い家族の子になれて感謝なのです
(*´∇`*)
乙女ゲームの王道といえばそうだが、定番のようなゲームともいえるそれは、ありきたりともいえる。
主人公のヒロイン・サラ・アリアーナ。
市井で母親と二人暮らしで、十四の歳に突然男爵の娘として遇され、十五歳のデビュタントで本格的にゲームが始まる。
攻略対象は王族から大富豪の商家と幅広く、ヒロインの敵役は無論ミハルである。
ミハル・イルデシュタイン。
イルデシュタイン家は両親・姉共に銀髪に青い瞳の揃いの家族でみな眉目秀麗で、ミハルだけが違う。
ミハルの髪の色はオレンジに近い赤毛で三歳にしてもう雀斑が目立つ平凡な顔立ちをしている。
その事を気に病み、使用人達や貴族連中の陰口にいつしか心の中は荒れ狂い、慕っていた姉も次第に疎ましく思い、いつしか心の荒れに任せてこれぞ悪役令嬢の見本と成り果てる・・・はずだった。
「ミハルの髪の色は暖かい色合いで落ち着きますわ。」
「ありがとうおねいしゃま。ハルもおねいしゃまの銀の髪かっこよくてだいしゅきでしゅ!」
「ふふふ、可愛いミハル。この黄色い花の髪留めがよく似合いそう。付けてあげますわね。」
お昼寝部屋から脱走した事は怒られずに、エミリアはミハルを膝の上から離そうとはせずに自室に連れ込み思う存分に最愛の妹を愛で倒している。
妹の為に、使用人がするはずの髪の編み込みまでこなす彼女はおはようからおやすみまでミハルを抱きしめていたのが本音であり、なんならそのまま抱っこして寝て夢の中でもミハルを抱きしめていたい超が付けられるシスコン化が現在進行形です進んでいる。
今は何をしても可愛い!
生まれた時は普通に家族ができて嬉しいくらいだったのがここ一年から愛しの妹に昇格を果たした。
「ねしゃましゅき~。」
天真爛漫な笑顔にノックアウトの上に破壊力バツグンな一言を言われてもうメロメロだ!
舌ったらずな言葉も、蕩けるような笑顔も砂糖菓子よりも甘くて食べてしまいたいですわ!
この可愛いさは私だけが知っていれば良いですのに・・
「ミハル~!心配しましたのよ!!」
自室にミハル連れてきたのがもう知られてしまいましたのね。
いつもは貴族の奥方の鑑である自分達の母親カミールはノックもそこそこで部屋に突入してきた。
二人だけの時間を邪魔しに来た母親に対してのエミリアの心情は真冬の如く冷たい。
別に母は嫌いではなく、普通に仲が良い。
だがそれは普通に家族として尊敬をして好きなのであり、ミハルに対するような特別感は全くない。
ぶっちゃけて言えば、ミハルかそれ以外というのがエミリアにとっての最早常識化しているなんとも怖ろしいシスコン令嬢化を果たしているだけの話だったらする。
「この色合いはミハルに似合いそうね。
エミリアちゃん、これどうかしら?少し胸元があいていてミハルには早いかしらね~。」
そんなシスコン化が進んでいる長女も愛している母カミールはミハルの無事を知って落ち着きを取り戻した後はエミリアと一緒にミハルのお洋服に選びっこを始めている。
貴族の奥方はクローゼットを自分で開けたりなぞしないが、カミールは平然と開けて手慣れた様子でミハルの洋服を次々と出している。
側で見ているメイド達らからすればそれは貴族社会のマナー違反であり、そもそも何でエミリアお嬢様の部屋のクローゼットからミハルの洋服が出てくるのか突っ込みどころ満載である。
しかし誰もその事に触れようとはしない。
ミハルの事を口に出すのはこの家に仕えているメイド達の禁忌とされている。
話しは遡って一年前。
少しお話しができるようになったらミハルは嬉しくなり
常日頃から好きだと思っている人達にストレートに好きだと言い続け、結果家族全員が陥落した。
それまではメイド達の口から普通に話されていたミハルへの陰口を叩いたものは一度目は警告を、二度目は紹介状を書いて家から追い出した。
無論こんな強権は母カミールは勿論の事、跡取りとはいえ子供なエミリアにで来るはずもなく、
「エミリアちゃん!ミハルちゃん!!
お父様が帰ってきたよ~!!」
日も高い内から堂々とご帰還を果たしたミハエル・イルデシュタイン公爵の力が必要不可。
黙っていれば銀髪の偉丈夫であり遣手の政治家だが、子供二人と奥方が幸せならばそれで良いじゃないかと笑う残念な人化を辿っている美中年。
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