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本編
公爵夫人のお仕事3
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「公爵さまにはご機嫌麗しゅう。」「うちのも年頃になりまして。」
「アイス様♡」
「私と踊ってください。」
「いえ、わたくしと!」
あははは…
私みたいなおじさんより、近い年のほうが。
「いえ、アイス様はオジサンじゃありません!」
「お素敵ですわ!」
会場に着くなり、案の定囲まれる。
結婚指輪をはめられればいいのだが、秘密の結婚だから指輪はお守り代わりに胸ポケットだ。
3人の女性から迫られ、どう逃げようか考えていると。
どこかで聞いたような、凛とした声が響いた。
「私の夫にやめていただけるかしら。」
振り返ると、そこには美しい女性の姿をしたクリスがいた。
サファイアの髪飾りでエクステで長さを増やした黒髪をまとめ、整った顔は、メイクで華やかさを増し、アメジストの瞳の印象を強調している。
青のドレスは裾に向かってドレープを描き、竜胆の花のようだ。
黄色のショールと合わせて、私の色。
あまりの美しさに、会場が放心している。
見とれていた私に、クリスが手を差し出す。
その指には、結婚指輪が飾られていた。
手をとってエスコートし、自分のそばに寄せ、私も指輪をはめた。
「すみません、色々あったのでお披露目は控えましたが、最近結婚したのです。」
「妻のクリスティーヌですわ。これから宜しくお願い致します。」
クリスが自分から私の腕に絡ませてくる。
どう見てもこれは嫉妬してくれているのではないか。
女性たちを見事に自分の美貌で牽制している。
そのうちに、ダンスの曲が流れてくる。
クリスをエスコートして、ホールに向った。
「見事だな。驚いたよ。来てくれてありがとう。」
「仕事でこういうこともするからな。ふふふ、クリスティーヌには自信あるんだ! ミカエルに化けさせてもらった。あいつ上手いんだ」
仕事で?
モヤっとする。
「色仕掛けとかしてるのではないよな?」
「大丈夫だよ、俺は一流だから。体使うのは二流、相手に惚れるのは三流だ。」
そういう問題じゃない!
こんなに美味しそうなクリスを余所のやつに見せてたまるか!
「エッ
クリスの腰を抱き寄せ、ダンスそっちのけで抱きかかえる。
城の中は勝手知ったもの。
客間に入り、ベッドに放り込む。
「ちょ……!まっ」
タイを取って、シャツを脱ぎ捨てる。
上に跨がり、ズボンのベルトを抜く。
覚悟してもらおうか、奥さん。
「アイス様♡」
「私と踊ってください。」
「いえ、わたくしと!」
あははは…
私みたいなおじさんより、近い年のほうが。
「いえ、アイス様はオジサンじゃありません!」
「お素敵ですわ!」
会場に着くなり、案の定囲まれる。
結婚指輪をはめられればいいのだが、秘密の結婚だから指輪はお守り代わりに胸ポケットだ。
3人の女性から迫られ、どう逃げようか考えていると。
どこかで聞いたような、凛とした声が響いた。
「私の夫にやめていただけるかしら。」
振り返ると、そこには美しい女性の姿をしたクリスがいた。
サファイアの髪飾りでエクステで長さを増やした黒髪をまとめ、整った顔は、メイクで華やかさを増し、アメジストの瞳の印象を強調している。
青のドレスは裾に向かってドレープを描き、竜胆の花のようだ。
黄色のショールと合わせて、私の色。
あまりの美しさに、会場が放心している。
見とれていた私に、クリスが手を差し出す。
その指には、結婚指輪が飾られていた。
手をとってエスコートし、自分のそばに寄せ、私も指輪をはめた。
「すみません、色々あったのでお披露目は控えましたが、最近結婚したのです。」
「妻のクリスティーヌですわ。これから宜しくお願い致します。」
クリスが自分から私の腕に絡ませてくる。
どう見てもこれは嫉妬してくれているのではないか。
女性たちを見事に自分の美貌で牽制している。
そのうちに、ダンスの曲が流れてくる。
クリスをエスコートして、ホールに向った。
「見事だな。驚いたよ。来てくれてありがとう。」
「仕事でこういうこともするからな。ふふふ、クリスティーヌには自信あるんだ! ミカエルに化けさせてもらった。あいつ上手いんだ」
仕事で?
モヤっとする。
「色仕掛けとかしてるのではないよな?」
「大丈夫だよ、俺は一流だから。体使うのは二流、相手に惚れるのは三流だ。」
そういう問題じゃない!
こんなに美味しそうなクリスを余所のやつに見せてたまるか!
「エッ
クリスの腰を抱き寄せ、ダンスそっちのけで抱きかかえる。
城の中は勝手知ったもの。
客間に入り、ベッドに放り込む。
「ちょ……!まっ」
タイを取って、シャツを脱ぎ捨てる。
上に跨がり、ズボンのベルトを抜く。
覚悟してもらおうか、奥さん。
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