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本編
ダンジョンを作ろうか?
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最近、冒険者が商売あがったりらしい。
そうだよなあ、危険なモンスターは殆どもういないもんな。
薬草集めとか掃除とか護衛とか街の便利屋くらいの仕事だよな。
しいていえば、モンスターがらみだと、
農作物を荒らす害虫駆除的な程度しかないし。
若しくは、どっかの悪い奴が飼いならしたモンスターとか。
でも、アイスが発売しちゃったからなあ。
『これでモンスターも大人しく! モンスター撃退☆X!! クレイソン製薬」
まあ、別人とはいえ、記憶あるし。前世の責任とりたいんだろうから、黙ってたけど…。
おかげで、今やモンスターは可愛いペットだ。
元々、魔王が考えてた使い方になってるんだろう。
重い荷物をもったり、人の生活の役にも立っている。
いいことなんだけどさ。
冒険者も生活あるしさ。
ゆっくり世の中が変わればよかったんだけど、急速過ぎて、生活に困ってる人も出るし、逆に申し訳ないっていうか。
というか、俺もモンスターの群れくらいじゃないと手持ちぶたさというか。
人相手じゃ相手にならないっていうか…。
手がわきわきするというか。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
応接間のラグの上で枕を抱えてゴロゴロゴロゴロ往復する。
「あら、禁断症状?」
お母さまが俺を見てる。
「モンスターが狩れないもんな。お父様と熊でも狩りに行くか?」
「おじいさまは分かるぞ、クリスの気持ちが!私も狩りに行きたい!」
「お父様は最近入り浸りすぎです。領地はどうしたんですか。」
「それなら、そろそろ爵位と一緒にキリスにでもあげようかと思って、その予行で…。」
ああ、押し付けたんですね。お母さまがおじい様をジト目で見ている。
「お母さま、剣で思いっきり戦いたいの? 僕も戦ってみたいなぁ。ちょうどいい練習相手が出てくる泉みたいなものがあったら便利なのにねぇ。」
「なら、作るか?」
アリスの言葉に、アイスがケロッと言い出した。
「ダンジョン、作ろうか。」
なんか波乱の予感しかしない。
「バイオレット王女、大変です!」
海を越えた向こうでは、すっかり城の中で立場を確立したバイオレットが、兵士から報告を受けていた。
「ローズが脱走しました。」
廃嫡されたローズ王子は、ヘタレで気にもしていなかったが、一応バイオレットを恨みに思ってはいた。
なので、生活ができる状態で離宮に囲って軟禁していたのだが。
「行き先を突き止めて、連れ戻してちょうだい。アレがよそ様に迷惑をかける前に。」
命じられた兵士は恭しく敬礼して、去る。
はぁ。
バイオレットはため息をついた。
一応、念のためにクレイソン公爵にも文書を送りましょう。
あれは、まだクリス様のことを忘れていないから。
そうだよなあ、危険なモンスターは殆どもういないもんな。
薬草集めとか掃除とか護衛とか街の便利屋くらいの仕事だよな。
しいていえば、モンスターがらみだと、
農作物を荒らす害虫駆除的な程度しかないし。
若しくは、どっかの悪い奴が飼いならしたモンスターとか。
でも、アイスが発売しちゃったからなあ。
『これでモンスターも大人しく! モンスター撃退☆X!! クレイソン製薬」
まあ、別人とはいえ、記憶あるし。前世の責任とりたいんだろうから、黙ってたけど…。
おかげで、今やモンスターは可愛いペットだ。
元々、魔王が考えてた使い方になってるんだろう。
重い荷物をもったり、人の生活の役にも立っている。
いいことなんだけどさ。
冒険者も生活あるしさ。
ゆっくり世の中が変わればよかったんだけど、急速過ぎて、生活に困ってる人も出るし、逆に申し訳ないっていうか。
というか、俺もモンスターの群れくらいじゃないと手持ちぶたさというか。
人相手じゃ相手にならないっていうか…。
手がわきわきするというか。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
応接間のラグの上で枕を抱えてゴロゴロゴロゴロ往復する。
「あら、禁断症状?」
お母さまが俺を見てる。
「モンスターが狩れないもんな。お父様と熊でも狩りに行くか?」
「おじいさまは分かるぞ、クリスの気持ちが!私も狩りに行きたい!」
「お父様は最近入り浸りすぎです。領地はどうしたんですか。」
「それなら、そろそろ爵位と一緒にキリスにでもあげようかと思って、その予行で…。」
ああ、押し付けたんですね。お母さまがおじい様をジト目で見ている。
「お母さま、剣で思いっきり戦いたいの? 僕も戦ってみたいなぁ。ちょうどいい練習相手が出てくる泉みたいなものがあったら便利なのにねぇ。」
「なら、作るか?」
アリスの言葉に、アイスがケロッと言い出した。
「ダンジョン、作ろうか。」
なんか波乱の予感しかしない。
「バイオレット王女、大変です!」
海を越えた向こうでは、すっかり城の中で立場を確立したバイオレットが、兵士から報告を受けていた。
「ローズが脱走しました。」
廃嫡されたローズ王子は、ヘタレで気にもしていなかったが、一応バイオレットを恨みに思ってはいた。
なので、生活ができる状態で離宮に囲って軟禁していたのだが。
「行き先を突き止めて、連れ戻してちょうだい。アレがよそ様に迷惑をかける前に。」
命じられた兵士は恭しく敬礼して、去る。
はぁ。
バイオレットはため息をついた。
一応、念のためにクレイソン公爵にも文書を送りましょう。
あれは、まだクリス様のことを忘れていないから。
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