【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

新章 溺愛編

アリスのお相手

「そういえば、結局、アリスのお相手ってきまったんだっけ？」


お母様が家令に何か聞いている。


ああ、婚約者候補の話ね。



「サウス王国のルージュ王女、それから、東の島国のジャホンとか言う国の幼い国王。ヤマトタケル様、ザオラル様の3名です。」


「エッ、ひとりに絞らなかったの?」


「旦那様は、まだ幼いし、候補だからと。」
　

「お母様、お父様を怒らないでくださいね。僕が自分で決めたんです。」


僕はザオラルを愛していますが、種が違いすぎて、正式には認められないでしょう。

ルージュとタケルは僕のことが好き過ぎて、他の相手がいても許容してくれるし、二人ともかわいい。

ルージュは結婚したら、こちらに入るでしょうが、タケルは国王なのだから、こちらが通い婚になる。

「僕は、３人を平等に愛せますよ。１人ずつ、子どもも。」　



「アリス。可愛かったアリスがいつの間にこんな子に。」


「お父様を見てたら、僕にはそのくらいいた方が、丁度いいかなぁと。

まあ、好意を断れなかったのもありますが。」



絶倫過ぎて、大変ですよね?
お母様?　
　

そういうと、お母様は真っ赤になった。