【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

新章 溺愛編

お月様が見てる

「…はっ。あ、あんんっ。」



唾液が引く様なキスをして。



「あぁぁあ、っ。」



胸の尖りを転がされ、吸われる。


胸の奥がツンと、おっぱいが絞られる。



「やあ、あんまりのまないでぇ…。」



赤ちゃんの分をとっててくれないとやだ。


誰も見ていないプライベートビーチとはいえ、外でなんて。恥ずかしい…。


屋敷の庭でも恥ずかしいのに。



月明かりの下で、アイスの髪がキラキラしてる。


あぁ、俺を欲しがってくれてる。


はやく、きて？


「…はあっ。」



アイスを全部受け入れて。


思うまま揺さぶられるのも。


許すのはあなただけ。





奥まで激しく揺さぶると、中が蠢いて私のものを絞りとろうとする動きをする。

先走りと潤滑油で濡れたそこへ、腰を掴んで叩きつけた。


「……あぁっ。きた…っ。」


どくどくと、子種を注ぎ込みながら、下腹部の傷を見た。


痛々しい。でも、私の子どもを産んでくれた。

その証。


腕のいい医師が処置をしたから、だんだん薄くなって、目立たなくなるらしいけど、それでも痕は残る。


あと一人くらいは産ませるかもしれないけど、クリスには仕事もあるし、そう何回も切らせるのはかわいそうだから、２年くらいしたら、それで終わりかなあ。


危険なことがないようにもしないと。


本当に何かあったら。
私もアリスも、生きていけなかっただろう。



「あ、あっ、アア…」

「愛してるよ、クリス。」


抱き合うように繋がって、濡れた瞳に口付ける。


お月さまが見てる下で、睦み合う。

静寂に波の音。
だから、私たちの立てる音が妙に響いて。

劣情を駆り立てた。



　

「ああ、もう…っ。」

「はい、クリス。薬。」

ハンモックの上でまだ感じ入っているクリスに、アフターピルを渡す。

薬を飲んでいる隣に腰掛け、綺麗な星空と愛する妻を見ながら、試合の合間に海遊びもいいなと思った。


傷が見えないような、水着を準備してあげよう。