【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

新章（アリスの結婚編）

ラメール王子のとっくん

「本当にやるんですか?兄上。」

カメオに梁型を持たせたラメールは、男らしく頷いた。


「まずは、このオイルを塗って指でならすらしい。」

えい！

うん？気持ちよくはないな。

意外と指が入らないぞ。

「自分でやるから入りにくいのでは?　経験があるならともかく。」

「そうか、じゃあ任せた。」


「わかりました。将来の予行練習と思って、僕も付き合います。」


カメオは指にオイルを纏わせると、まだ初心なその小さな孔に指を這わせた。

皺をなぞるように確かめた後、一本、ゆっくり入れていく。

少し馴染ませ、中で動かすと、段々兄の反応が良くなった。

「あ、はあっ。お前、ゴールドフィンガーだな？」

「なかなか楽しくなってきました。」


自分の手で兄を溶かせ、ワザと一度舐めて見せつけ、脚を上げさせ拓かせて、梁型を挿入する。



「あ、いっ!　きれ…　」

「切れませんよ。ゆっくり、ゆっくりですから。」


「入る?」


「入りましたよ。」


兄の中を梁型で攻める。


「あ、あ、あん！ヘンゼルっ。床上手になるからあっ!!」



努力の方向性がおかしいなあと思いつつ、彼らの秘密特訓は続くのだった。