【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

アヴニール編【学園編】

お母様以来らしいです。

「ぎゃー！なにこれえ、ねとってる！」


「キャット先生！！」

早く助けてあげなくちゃ！



そこへ、騒ぎを聞きつけて駆けつけたロメオ王子たちが来た。

「魔蛸に囚われてるのか！早く助けないと、魔蛸にエロいことされるぞ！」

昔、お母さまがエロイことされたらしい。


「え！ちょっと！！僕、公開獣姦触手プレイとかさすがに嫌なんだけど！……って、ひぃ！」
ねとねとした触手の先っぽが、キャット先生の服を弄る。


「今、すぐ！助けるからっ！！！」



キリアが真っ先に魔蛸に突っ込んでいく。

助けて！キリアが助けてあげて！！



「…あぁ、あっ、あんっ。いやぁぁ。」



「俺たちも魔蛸退治しよ、アイ！」

「任せとけ！」


会場を荒らす暴れ魔蛸は10体。


それぞれに集まった猛者たちがかかっていく。




「キャット！」


キリアは先生を捕らえている個体に向かっていき、その触手を斬り落とす。


「うわぁ！」

切れた触手から解放されて投げ出される先生を、キリアは受け止めた。


「安全な場所へ行きましょう。」


「う、うん…。」


お姫様抱っこで抱っこされて、先生は真っ赤になっている。


そのまま、キリアに連れていかれた。





俺は、剣を二本持ち、襲ってくる魔蛸を倒していく。

「アヴ。こいつらは斬ると体液から毒が出て魔物が増える。俺に任せて。」



アイは、手首に装着したものから、ワイヤーをシュルシュルとのばした。


「やっぱり、剣よりこっちがなじむ。俺は剣士ではないな。」



俺が飛んで、まわりの人たちと連携して魔蛸を集め。


アイがワイヤーで、魔蛸を捕らえた。



「ああん、もうカッコいい。」

武道会は、なくなっちゃったけど、カッコイイだんなさまが見られて、俺は満足。



浄化液の新しいものが届いて、普通のタコに戻るまで、みんなで一緒にワイヤーを掴んで待ってた。





キリアと先生が帰ってこなかったけど、たぶんそういうことだよね。


俺だってわかって来たんだから！