【完結】元SS冒険者の部隊長は王族に陥落される

竜鳴躍

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アヴニール編【学園編】

体が火照っちゃう

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魔蛸からキャットを取り返してみたら、腕の中に収めたその人は、どうみても発情していた。


「あっ、は…。キりあぁ。」


魔蛸に弄られたからか、なにか発情を促すものがヌメヌメしたものに混ざってるのかもしれない。



「モンスターにとらわれて、ちょっと弄られただけなのに発情するとか、やっぱ…僕…おかしいのかも…。」


「安心してください。アヴのお母様も同じことされて、同じようになったみたいですよ。魔蛸のせい。おかしくないです。」



「…んん、からだ、あらいたい。キリアとしたい…。」


ぎゅうっとキリアの首筋に抱きついた。








部屋について、武器を置き、着衣のまま風呂場へ行く。

シャワーで二人、体を濡らしながら、唇を貪るように重ねる。




「んっ、はっ、はん…。」

角度を変えて貪りながら、すっぽりと腕の中に納まる小柄な体から、濡れた衣服をはがしていく。


シャワーの水音が、吐息を隠す。

自分も衣服を脱ぎ捨て、お互い裸になると、興奮しているのが自分だけではないことがわかる。




抱きかかえて、ベッドへ行くと、足を開く。

「…はやく、ほしい…っ。」




「キャット、満足させてあげますね。」



ベッドの上のキャットは素直で、小動物みたいで可愛らしい。


こんなに小柄なこの人が蹂躙され続けていたなんて、どれだけ恐ろしかっただろうか。


行為に慣れて熟れた孔は、少し慣らせばすぐに解ける。


これからは、俺だけ。




片足をとって太ももを持ち上げると、期待したような熱を孕んだ目で見上げる。


「愛してます。赤ちゃん、つくりましょうね。」


この行為は、愛の行為。


性欲処理じゃないんだよ。


「…うん。ほしい。赤ちゃん。」


俺のものは太くて長くて、キャットでも飲み込むのに時間がかかる。

性急に入れずに、ゆっくりゆっくり、ねじりこんでいく。


絶妙に、締め付けてくるそこに、途中で達しそうになるけど耐える。




「…あ、はぁん。硬くて、おっきぃ…。」

「若いから。」


身長差がありすぎて、入れながら愛撫がしにくいのが難点だけど。

向かい合って抱き合いたいから。

俺が抱いていることを見てほしいから。

繋がっている小さなキャットの、演技じゃない、痴態を見ながら、奥で揺さぶる。


「あ、あっ、あ、いっぱい!いっぱいにして!」


子宮の奥に。


「ああん、きたぁ。」

奥の壁に叩きつけられ、子宮が中へ精液を招き入れる。


硬さを取り戻し、泡立てて、今度は後ろから抱きしめた。


胸をいじってやるには、この体位がいい。

「あ、ああっ。」


望むように抱いていたら、日が暮れてて。



ベッドの上には、膨れた下腹を幸せそうに両手で触れて眠る愛する人がいる。


バンガローには、『たこ焼き、冷めるから二人には明日作ってくれるって。』という、アヴからの手紙が差し込まれていた。
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