340 / 415
アヴニール編【学園編】
体が火照っちゃう
しおりを挟む
魔蛸からキャットを取り返してみたら、腕の中に収めたその人は、どうみても発情していた。
「あっ、は…。キりあぁ。」
魔蛸に弄られたからか、なにか発情を促すものがヌメヌメしたものに混ざってるのかもしれない。
「モンスターにとらわれて、ちょっと弄られただけなのに発情するとか、やっぱ…僕…おかしいのかも…。」
「安心してください。アヴのお母様も同じことされて、同じようになったみたいですよ。魔蛸のせい。おかしくないです。」
「…んん、からだ、あらいたい。キリアとしたい…。」
ぎゅうっとキリアの首筋に抱きついた。
部屋について、武器を置き、着衣のまま風呂場へ行く。
シャワーで二人、体を濡らしながら、唇を貪るように重ねる。
「んっ、はっ、はん…。」
角度を変えて貪りながら、すっぽりと腕の中に納まる小柄な体から、濡れた衣服をはがしていく。
シャワーの水音が、吐息を隠す。
自分も衣服を脱ぎ捨て、お互い裸になると、興奮しているのが自分だけではないことがわかる。
抱きかかえて、ベッドへ行くと、足を開く。
「…はやく、ほしい…っ。」
「キャット、満足させてあげますね。」
ベッドの上のキャットは素直で、小動物みたいで可愛らしい。
こんなに小柄なこの人が蹂躙され続けていたなんて、どれだけ恐ろしかっただろうか。
行為に慣れて熟れた孔は、少し慣らせばすぐに解ける。
これからは、俺だけ。
片足をとって太ももを持ち上げると、期待したような熱を孕んだ目で見上げる。
「愛してます。赤ちゃん、つくりましょうね。」
この行為は、愛の行為。
性欲処理じゃないんだよ。
「…うん。ほしい。赤ちゃん。」
俺のものは太くて長くて、キャットでも飲み込むのに時間がかかる。
性急に入れずに、ゆっくりゆっくり、ねじりこんでいく。
絶妙に、締め付けてくるそこに、途中で達しそうになるけど耐える。
「…あ、はぁん。硬くて、おっきぃ…。」
「若いから。」
身長差がありすぎて、入れながら愛撫がしにくいのが難点だけど。
向かい合って抱き合いたいから。
俺が抱いていることを見てほしいから。
繋がっている小さなキャットの、演技じゃない、痴態を見ながら、奥で揺さぶる。
「あ、あっ、あ、いっぱい!いっぱいにして!」
子宮の奥に。
「ああん、きたぁ。」
奥の壁に叩きつけられ、子宮が中へ精液を招き入れる。
硬さを取り戻し、泡立てて、今度は後ろから抱きしめた。
胸をいじってやるには、この体位がいい。
「あ、ああっ。」
望むように抱いていたら、日が暮れてて。
ベッドの上には、膨れた下腹を幸せそうに両手で触れて眠る愛する人がいる。
バンガローには、『たこ焼き、冷めるから二人には明日作ってくれるって。』という、アヴからの手紙が差し込まれていた。
「あっ、は…。キりあぁ。」
魔蛸に弄られたからか、なにか発情を促すものがヌメヌメしたものに混ざってるのかもしれない。
「モンスターにとらわれて、ちょっと弄られただけなのに発情するとか、やっぱ…僕…おかしいのかも…。」
「安心してください。アヴのお母様も同じことされて、同じようになったみたいですよ。魔蛸のせい。おかしくないです。」
「…んん、からだ、あらいたい。キリアとしたい…。」
ぎゅうっとキリアの首筋に抱きついた。
部屋について、武器を置き、着衣のまま風呂場へ行く。
シャワーで二人、体を濡らしながら、唇を貪るように重ねる。
「んっ、はっ、はん…。」
角度を変えて貪りながら、すっぽりと腕の中に納まる小柄な体から、濡れた衣服をはがしていく。
シャワーの水音が、吐息を隠す。
自分も衣服を脱ぎ捨て、お互い裸になると、興奮しているのが自分だけではないことがわかる。
抱きかかえて、ベッドへ行くと、足を開く。
「…はやく、ほしい…っ。」
「キャット、満足させてあげますね。」
ベッドの上のキャットは素直で、小動物みたいで可愛らしい。
こんなに小柄なこの人が蹂躙され続けていたなんて、どれだけ恐ろしかっただろうか。
行為に慣れて熟れた孔は、少し慣らせばすぐに解ける。
これからは、俺だけ。
片足をとって太ももを持ち上げると、期待したような熱を孕んだ目で見上げる。
「愛してます。赤ちゃん、つくりましょうね。」
この行為は、愛の行為。
性欲処理じゃないんだよ。
「…うん。ほしい。赤ちゃん。」
俺のものは太くて長くて、キャットでも飲み込むのに時間がかかる。
性急に入れずに、ゆっくりゆっくり、ねじりこんでいく。
絶妙に、締め付けてくるそこに、途中で達しそうになるけど耐える。
「…あ、はぁん。硬くて、おっきぃ…。」
「若いから。」
身長差がありすぎて、入れながら愛撫がしにくいのが難点だけど。
向かい合って抱き合いたいから。
俺が抱いていることを見てほしいから。
繋がっている小さなキャットの、演技じゃない、痴態を見ながら、奥で揺さぶる。
「あ、あっ、あ、いっぱい!いっぱいにして!」
子宮の奥に。
「ああん、きたぁ。」
奥の壁に叩きつけられ、子宮が中へ精液を招き入れる。
硬さを取り戻し、泡立てて、今度は後ろから抱きしめた。
胸をいじってやるには、この体位がいい。
「あ、ああっ。」
望むように抱いていたら、日が暮れてて。
ベッドの上には、膨れた下腹を幸せそうに両手で触れて眠る愛する人がいる。
バンガローには、『たこ焼き、冷めるから二人には明日作ってくれるって。』という、アヴからの手紙が差し込まれていた。
0
あなたにおすすめの小説
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。
佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。
大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!
藤吉めぐみ
BL
【12/28に非公開にする予定です】
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。
そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。
初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが……
架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放
大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。
嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。
だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。
嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。
混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。
琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う――
「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」
知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。
耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる