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終章 魔王と勇者
組長
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「圭太。いや、ケイシー。」
帰るなり、親父に声をかけられた。
「何でしょうか?」
「お前よくやったな。見つけたんだろう、クレッシェンドを。」
あと何年かすれば良い女になりそうな、簡単に捕まえられそうな奴だ。
あの時よりは簡単に手に入れられるだろう。
内心、真っ青になる。
親父も、昔の記憶があったのか。
「既婚者ですよ。」
「関係ないさ。また、二人で犯してやろう。楽しみだな、ケイシー。」
ぞっとする。
自分も確かに攫うつもりでいたが、けして慰みモノにするつもりではなかった。
また、同じことの繰り返しになったら。
あの男はなにをするか分からない。
「クレッシェンドか。懐かしいな。」
組長は、城島から奪った一枚の写真を見た。
クレッシェンドを初めて見たのは、彼が15の頃だった。
まだあどけなさの残る少年を閨に誘ったが、上手に逃げられた。
その後も、その後も。
呼び出そうとすると、国にはいない。
いつも気がついたらどこかで戦っていた。
やっと逃げ場をなくして。
初めて奪ってやった時の、あの泣き顔が忘れられない。
部下にまで犯されて、絶望した顔が忘れられない。
頻繁にケイシーと二人、呼びつけて、二人纏めて相手をさせた。
だんだん、表情をなくしていく様子がたまらなかった。
抱かれながら、声を殺して泣いていた。
次第に泣く事もしなくなった。
間を空けると、狭くなるのが嫌だと言って、遠征中はお前が犯せとケイシーに命令した。
二人の関係が壊れていくのも、ケイシーが壊れていくのも、彼が壊れていくのも面白くて。
今度は人妻だという。
夫ごと捕まえて、人質にでもして目の前で犯してやろうか。
そして、孕んだら。
今度はどんな絶望的な顔をするだろう。
帰るなり、親父に声をかけられた。
「何でしょうか?」
「お前よくやったな。見つけたんだろう、クレッシェンドを。」
あと何年かすれば良い女になりそうな、簡単に捕まえられそうな奴だ。
あの時よりは簡単に手に入れられるだろう。
内心、真っ青になる。
親父も、昔の記憶があったのか。
「既婚者ですよ。」
「関係ないさ。また、二人で犯してやろう。楽しみだな、ケイシー。」
ぞっとする。
自分も確かに攫うつもりでいたが、けして慰みモノにするつもりではなかった。
また、同じことの繰り返しになったら。
あの男はなにをするか分からない。
「クレッシェンドか。懐かしいな。」
組長は、城島から奪った一枚の写真を見た。
クレッシェンドを初めて見たのは、彼が15の頃だった。
まだあどけなさの残る少年を閨に誘ったが、上手に逃げられた。
その後も、その後も。
呼び出そうとすると、国にはいない。
いつも気がついたらどこかで戦っていた。
やっと逃げ場をなくして。
初めて奪ってやった時の、あの泣き顔が忘れられない。
部下にまで犯されて、絶望した顔が忘れられない。
頻繁にケイシーと二人、呼びつけて、二人纏めて相手をさせた。
だんだん、表情をなくしていく様子がたまらなかった。
抱かれながら、声を殺して泣いていた。
次第に泣く事もしなくなった。
間を空けると、狭くなるのが嫌だと言って、遠征中はお前が犯せとケイシーに命令した。
二人の関係が壊れていくのも、ケイシーが壊れていくのも、彼が壊れていくのも面白くて。
今度は人妻だという。
夫ごと捕まえて、人質にでもして目の前で犯してやろうか。
そして、孕んだら。
今度はどんな絶望的な顔をするだろう。
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