最強で美人なお飾り嫁(♂)は無自覚に無双する

竜鳴躍

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皇帝陛下は映す価値ナシ

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「はっ…!あなた方は「どなた?」

皇帝陛下の言葉にかぶせてきた、この剣聖令嬢。

もはや貴方が皇帝でいいです。



「僕はミリオン=バード=フェニックス。こっちはカナリア=アシェル=フェニックス。フェニックス王国の第三王子夫妻です。勇者夫婦とも呼ばれています。」

「お父様とお母様は凄く強いです!エッヘン。」



「おおお!そなたらのことはオオワシ王国の王妃になった私の妹から聞いている!どうか私の可愛い可愛いマイプリティエンジェル=スーパーハンサムのことを真人間にしてくれまいか!そして立派な国王に!そうしないと、リリーナに乗っ取られちゃう!」

うわぁ、無能……ッ。


王様格付けチェックとかあったら、「映す価値ナシ」だよ。この人。


ひくわぁ。


そりゃあ、さっきから凄い暴言を皇帝にしちゃうよね。



「残念ながら、手遅れだと思いますけど。オオワシ王国の王太子だった人みたいに去勢でもして幽閉していたらどうでしょう。」

「待って!うちの子、実物を見て!」


陛下が呼び出して、実物を見る。



「うは、誰っ。この美人。」

おい、僕を見てエロイこと考えるんじゃない。減る。


それに、造形は良い方ではあるけど、スーパーハンサムってほどじゃないな。

フィッシュ伯爵の方が顔面勝ってるぞ。

「うん、手遅れです。」


それに僕らの目的は、ね。




「そこの剣聖のご令嬢と将来の大魔法使いさん。一緒にレベリングしましょ!」
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