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すきと踏み出す勇気
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ぴちょん。
寝室の奥の、大きな浴室。
クリムは大きな手に石鹸をつけて、俺を洗ってくれる。
俺も、クリムを洗う。
また、腕、太くなった。
すごい、硬い…。
腹筋、しっかり割れてて、かっこいい。
首から肩にかけて盛り上がってて。
背中も。
いいなあ。
昔から鍛えてもそれほど大きくなれなくて。俺もサンも。
これから成長するだろうって俺たちは思ってたけど、でもそれは、『産める』体だからだったんだって。
自分の体のことを知ってから、気づいた。
「俺の筋肉、好き?」
「カッコイイ…。」
「トロワもしばらく会わないうちに変わった。綺麗になった。」
二次性徴が過ぎて、肌はしっとりと。
体に少し丸みを帯びて、しなやかになった。
「……っ。はぅ、っ。」
肌に触れると、過敏に震えるからだ。
性行為に対する恐れが、まだどこかにあるのかもしれない。
大丈夫、二人で乗り越えよう。
「好きだ、トロワ。トロワは俺のこと好き?」
こくん、と頭が下がる。
「怖がらないで、俺を信じて。」
「俺、信じる。クリム、信じる…!」
深く口づけをかわし、ふわふわのタオルで包んでベッドに下ろす。
「トロワ、愛してるよ。ここにいるのは、君に触れるのは。今から君を愛するのは、俺だ。だから、大丈夫だよ。」
「うん…!」
キスで宥めて。首筋や、胸に唇を落としていく。
香りのいい香油を指に絡めて、少しずつ、そこを慣らしていく。
トロワの華はやっと咲いたけど、自分のそれを埋めるには、やはり小ぶりに思えた。
「あっ、あぁっ。はず、かしぃっ!」
「大丈夫?痛くない?」
「んもうっ、いれ、て。いれて、いいからぁっ。クリム。気持ちよくなって。俺もクリムとつながりたい。」
そんなに指の先が白くなるほど、シーツを握りしめているのに。
抱きしめて、ゆっくり。
「あ、あぁああっ。いっ…!」
「痛かったらいって?やめるから。傷つけてまでするのは嫌だから。」
トロワは涙目で首を横に振った。
「俺だって! サンみたいに、好きな人の赤ちゃん、ほしい!ふわふわの自分の赤ちゃん、抱っこしたい。クリムにそっくりな赤ちゃん、欲しいよ…!だから!!」
ゆっくりゆっくり埋めて、トロワの処女膜はゆっくりと開いた。
「ーーーーーーーーーーっ!」
しびれと痛みは一瞬で。
確かに違和感はあるし、全然痛くないわけじゃないけれど。
でも、それ以上に。
嬉しい。
クリムの奥さんに、お妃さまに。本当の意味でやっとなれたのだと。
愛する人と結ばれたのだと。
「クリム、もう、大丈夫。なか。なんかへんなの。ほしいの。」
ゆっくり、優しく。労わる様に動くクリムが、そこにいる。
「ちょっと…!トロワ、そんなに締めないで…!!」
「俺を、愛して。いっぱい、」
2人で乗り越えた。
トロワ。一生、守るよ。ずっとずっと。死ぬまで愛を囁いているから。
寝室の奥の、大きな浴室。
クリムは大きな手に石鹸をつけて、俺を洗ってくれる。
俺も、クリムを洗う。
また、腕、太くなった。
すごい、硬い…。
腹筋、しっかり割れてて、かっこいい。
首から肩にかけて盛り上がってて。
背中も。
いいなあ。
昔から鍛えてもそれほど大きくなれなくて。俺もサンも。
これから成長するだろうって俺たちは思ってたけど、でもそれは、『産める』体だからだったんだって。
自分の体のことを知ってから、気づいた。
「俺の筋肉、好き?」
「カッコイイ…。」
「トロワもしばらく会わないうちに変わった。綺麗になった。」
二次性徴が過ぎて、肌はしっとりと。
体に少し丸みを帯びて、しなやかになった。
「……っ。はぅ、っ。」
肌に触れると、過敏に震えるからだ。
性行為に対する恐れが、まだどこかにあるのかもしれない。
大丈夫、二人で乗り越えよう。
「好きだ、トロワ。トロワは俺のこと好き?」
こくん、と頭が下がる。
「怖がらないで、俺を信じて。」
「俺、信じる。クリム、信じる…!」
深く口づけをかわし、ふわふわのタオルで包んでベッドに下ろす。
「トロワ、愛してるよ。ここにいるのは、君に触れるのは。今から君を愛するのは、俺だ。だから、大丈夫だよ。」
「うん…!」
キスで宥めて。首筋や、胸に唇を落としていく。
香りのいい香油を指に絡めて、少しずつ、そこを慣らしていく。
トロワの華はやっと咲いたけど、自分のそれを埋めるには、やはり小ぶりに思えた。
「あっ、あぁっ。はず、かしぃっ!」
「大丈夫?痛くない?」
「んもうっ、いれ、て。いれて、いいからぁっ。クリム。気持ちよくなって。俺もクリムとつながりたい。」
そんなに指の先が白くなるほど、シーツを握りしめているのに。
抱きしめて、ゆっくり。
「あ、あぁああっ。いっ…!」
「痛かったらいって?やめるから。傷つけてまでするのは嫌だから。」
トロワは涙目で首を横に振った。
「俺だって! サンみたいに、好きな人の赤ちゃん、ほしい!ふわふわの自分の赤ちゃん、抱っこしたい。クリムにそっくりな赤ちゃん、欲しいよ…!だから!!」
ゆっくりゆっくり埋めて、トロワの処女膜はゆっくりと開いた。
「ーーーーーーーーーーっ!」
しびれと痛みは一瞬で。
確かに違和感はあるし、全然痛くないわけじゃないけれど。
でも、それ以上に。
嬉しい。
クリムの奥さんに、お妃さまに。本当の意味でやっとなれたのだと。
愛する人と結ばれたのだと。
「クリム、もう、大丈夫。なか。なんかへんなの。ほしいの。」
ゆっくり、優しく。労わる様に動くクリムが、そこにいる。
「ちょっと…!トロワ、そんなに締めないで…!!」
「俺を、愛して。いっぱい、」
2人で乗り越えた。
トロワ。一生、守るよ。ずっとずっと。死ぬまで愛を囁いているから。
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