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アクセル
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僕にだけ聞こえる声で……。今、僕のこと『豚』って……。
「お父様お母様、アミュレットを部屋に案内してよいでしょうか。」
「あらまぁ。じゃあ、お願いするわ。」
ニッコリほほ笑んだアクセル様は僕をエスコートしてくれた。
僕の後ろにはシュナイダーが、アクセル様の後ろにはブレーキ様と騎士の人たちがついてくる。
やっぱり、僕の聞き間違いだったのかな?
そうだよね…!?
「アミュレット様、こちらが部屋になります。トイレも風呂も部屋の中にあるんですよ。クローバー王国から届いた荷物も既に運び入れてあります。」
「うわぁ…!素敵です!」
振り返ると、アクセス様は凄く不機嫌そうな顔をして僕を冷たく見下ろしていた。
「なんで私がこんな取るに足らない小国の豚を妃にしないといけないんだ。お母さまがお前の母親と仲がいいのは確かだが…、だからといっていい迷惑だ!お前、何か理由つけてこの部屋に引きこもれよ!?お前を視界に入れるなんて不快だ!!」
「殿下ッ、それはあまりにも……!」
拳を振るわせて耐えるシュナイダーの言葉は殿下に遮られる。
「小国の騎士風情がそれ以上言うなよ!?私は品行方正で人格者の優秀な王子で通っているんだ。私のことを告げ口したいのならどうぞ?誰も信じないし、お前の立場が逆に悪くなるだけだからな…!」
「そんな……。酷い…。」
涙がぼろぼろ溢れて零れた。
僕だって、お嫁にきたくてきたんじゃない。
「ブスが泣くと余計醜いな!行くぞ、ブレーキ!」
「お、おにいさま!」
アクセル殿下が踵をかえし、ブレーキ殿下と騎士さんたちが去っていく。
ブレーキ殿下は、僕のことを心配そうに一度振り返ってくれた、ような気がする。
僕はへなへなとその場に座り込んだ。
「僕ってそんなに醜いかなぁ……っ。でも、あんな風に言わなくても、いいのに……っ。」
「アミュレット様。婚約を辞めましょう。王妃様に言えばわかってもらえますよ。」
「ダメだよ、あの王子様が王になったら、それこそ戦争をしかねないでしょう?スズナ王国には叔母様が嫁いでいるけれど、この国とは暫く婚姻関係を結んでいなかったから。僕がお嫁にならないと、国のバランスが崩壊しちゃう…!」
僕が我慢すればいいんだもん。
「……分かりました。でも、本当に無理になったら私と逃げましょう。大丈夫、なんとかなります。」
「ありがとう、シュナイダー。シュナイダーがいてくれてよかった。」
僕は夕飯を自分の部屋で食べた。
陛下も妃殿下も心配してくださったけど…、僕は部屋から出られなくなった。
僕は、病弱な婚約者になった。
「お父様お母様、アミュレットを部屋に案内してよいでしょうか。」
「あらまぁ。じゃあ、お願いするわ。」
ニッコリほほ笑んだアクセル様は僕をエスコートしてくれた。
僕の後ろにはシュナイダーが、アクセル様の後ろにはブレーキ様と騎士の人たちがついてくる。
やっぱり、僕の聞き間違いだったのかな?
そうだよね…!?
「アミュレット様、こちらが部屋になります。トイレも風呂も部屋の中にあるんですよ。クローバー王国から届いた荷物も既に運び入れてあります。」
「うわぁ…!素敵です!」
振り返ると、アクセス様は凄く不機嫌そうな顔をして僕を冷たく見下ろしていた。
「なんで私がこんな取るに足らない小国の豚を妃にしないといけないんだ。お母さまがお前の母親と仲がいいのは確かだが…、だからといっていい迷惑だ!お前、何か理由つけてこの部屋に引きこもれよ!?お前を視界に入れるなんて不快だ!!」
「殿下ッ、それはあまりにも……!」
拳を振るわせて耐えるシュナイダーの言葉は殿下に遮られる。
「小国の騎士風情がそれ以上言うなよ!?私は品行方正で人格者の優秀な王子で通っているんだ。私のことを告げ口したいのならどうぞ?誰も信じないし、お前の立場が逆に悪くなるだけだからな…!」
「そんな……。酷い…。」
涙がぼろぼろ溢れて零れた。
僕だって、お嫁にきたくてきたんじゃない。
「ブスが泣くと余計醜いな!行くぞ、ブレーキ!」
「お、おにいさま!」
アクセル殿下が踵をかえし、ブレーキ殿下と騎士さんたちが去っていく。
ブレーキ殿下は、僕のことを心配そうに一度振り返ってくれた、ような気がする。
僕はへなへなとその場に座り込んだ。
「僕ってそんなに醜いかなぁ……っ。でも、あんな風に言わなくても、いいのに……っ。」
「アミュレット様。婚約を辞めましょう。王妃様に言えばわかってもらえますよ。」
「ダメだよ、あの王子様が王になったら、それこそ戦争をしかねないでしょう?スズナ王国には叔母様が嫁いでいるけれど、この国とは暫く婚姻関係を結んでいなかったから。僕がお嫁にならないと、国のバランスが崩壊しちゃう…!」
僕が我慢すればいいんだもん。
「……分かりました。でも、本当に無理になったら私と逃げましょう。大丈夫、なんとかなります。」
「ありがとう、シュナイダー。シュナイダーがいてくれてよかった。」
僕は夕飯を自分の部屋で食べた。
陛下も妃殿下も心配してくださったけど…、僕は部屋から出られなくなった。
僕は、病弱な婚約者になった。
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