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マーズ(マルティナ)リターンズ
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嘘でしょ!?マーキュリー様も分身を送り込んでいたなんて。
それに、マーキュリー様は神の力を使っていた。
どうして……。
あ。メンターだし、いざという時のために管理権があるんだ。
『ぎ………。ぎぎ。』
「ひぃ!!」
おぞましいゴブリンやオークの群れ。
緑色の肌に曲がった背中。
とがった鼻に醜悪な容貌で、口からは涎を垂らしながら闇から這い出てくる。
美しいボクを見て欲情しているんだ!
ボクの体を掴み、足を引きずられて地面にたたきつけられる。
足を開かされ、服を破かれて……。
なんでだよ!
マワされてボロボロになるのはアースのはずでしょ!
なんでアースは大事にされるの?
なんでみんなアースが良いの?
なんでアースは人気者でボクは嫌われ者なんだよ!
アイツなんかあんなにちんちくりんなのに!
それに、ボクの方が絶対可愛いのに!
なんでマーキュリーは………っ!
「いやだっ。」
本当は嫌だけど、ボクは賭けに出た。
魔道具のピアスが桃色に光る。
こいつらは人間に近い。
それなら?
「ふ、ふふふふふ。」
ボクは洞窟から脱出して、丘の上でほくそ笑む。
眼下には無数のオークとゴブリン。
そのキングらしき大きな個体がボクに傅き、ボクはオークの背に乗った。
賭けに勝った。
ボクは彼らを魅了した。
ほっぺにキスくらいならご褒美をあげてもいいけど、それ以上はさせてやらない。
洞窟の出入り口は結界が張られて出入り不可能になったが、オークメイジをはじめとするオークたちに洞窟を破壊させて、そこから一緒に外へ出た。
ボクには力がない。
でも、魔道具なら使える。
オークやゴブリンを皮切りに、使える魔物を魅了してやる。
彼らを使役して人間たちから魔道具を奪おう。
「はははははははっ!こんな世界めっちゃくちゃにしてやるんだから!」
それに、マーキュリー様は神の力を使っていた。
どうして……。
あ。メンターだし、いざという時のために管理権があるんだ。
『ぎ………。ぎぎ。』
「ひぃ!!」
おぞましいゴブリンやオークの群れ。
緑色の肌に曲がった背中。
とがった鼻に醜悪な容貌で、口からは涎を垂らしながら闇から這い出てくる。
美しいボクを見て欲情しているんだ!
ボクの体を掴み、足を引きずられて地面にたたきつけられる。
足を開かされ、服を破かれて……。
なんでだよ!
マワされてボロボロになるのはアースのはずでしょ!
なんでアースは大事にされるの?
なんでみんなアースが良いの?
なんでアースは人気者でボクは嫌われ者なんだよ!
アイツなんかあんなにちんちくりんなのに!
それに、ボクの方が絶対可愛いのに!
なんでマーキュリーは………っ!
「いやだっ。」
本当は嫌だけど、ボクは賭けに出た。
魔道具のピアスが桃色に光る。
こいつらは人間に近い。
それなら?
「ふ、ふふふふふ。」
ボクは洞窟から脱出して、丘の上でほくそ笑む。
眼下には無数のオークとゴブリン。
そのキングらしき大きな個体がボクに傅き、ボクはオークの背に乗った。
賭けに勝った。
ボクは彼らを魅了した。
ほっぺにキスくらいならご褒美をあげてもいいけど、それ以上はさせてやらない。
洞窟の出入り口は結界が張られて出入り不可能になったが、オークメイジをはじめとするオークたちに洞窟を破壊させて、そこから一緒に外へ出た。
ボクには力がない。
でも、魔道具なら使える。
オークやゴブリンを皮切りに、使える魔物を魅了してやる。
彼らを使役して人間たちから魔道具を奪おう。
「はははははははっ!こんな世界めっちゃくちゃにしてやるんだから!」
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