生まれてすぐ劣等種と追放された俺が他国の王子の番として溺愛されて幸せになるまで

竜鳴躍

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不穏な動き

「シルビア。たいへんだ。」

「どうしたの、ジェラルド。」


ジェラルドが青い顔でやってきた。


「縁を切って追放した、例の元伯爵家だが、当主の嫡男が逃げた。念の為、警備を強化したが。君もレノ様の周りを気にやってやってくれ。」

「わかったわ。でも貴方達も気をつけて。何に逆恨みするか、行動が読めないもの。」



レノ様はもうすぐ安定期。


とはいえ、何かあったら。


「レオお兄様、お父様たち、エンゼリカにも連絡を。包囲網を敷きましょう。」


「ああ、もちろん。というか、さっきレオ様にも報告した。すでに指示を受けている。」

「さすがだわ。」



表向きは国の発展のための移住。

実態は貴族から農奴になるようなものだもの。

内乱を計画してたにしては、優しい罰だったのに。



ジェラルドの身内だから甘くしすぎたかしら。



「早く、見つかればいいわ。ワールドランドの残党とでも合流して、息を吹き返されでもしたら。」


「その前になんとかするよ。」


ジェラルドはシルビアを抱きしめて、彼女のおでこにキスをした。
感想 5

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