聖女の力を搾取される偽物の侯爵令息は本物でした。隠された王子と僕は幸せになります!もうお父様なんて知りません!

竜鳴躍

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ある家族のおしまい ※残虐表現注意

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「結果として、殺人を犯していなかったザンやお前たちだが、前ホワイト侯爵を殺害したことは調べがついている。商売相手との会合に向かうために乗った馬車に細工をしたな?御者と女侯爵が亡くなった。すべては、お前たちが侯爵家に入り込むためだ。ザンとの間に出来た子を自分の娘だと、そこの男は勘違いしていたようだからな。」



会場の扉が開き、一人の御者が騎士に連行された。


深い帽子をはぎ取られ、その顔が露になる。


「日に焼けて年をとり、一目では分かりにくいが、その顔は確かにザンだな。御者が亡くなって、新しい御者として入ったか。そのうちケンも殺して、家族三人で侯爵家で暮らすつもりだったんだろう。全く性根が腐りきったものだ。お前の父親は高潔な人間だった。弟も優秀な男だったのに、お前のせいで官職からは退いたのだぞ。」


「………陛下!!私は、無罪ですっ!母たちがそんなことをしていたなんて、私の父がこの男だったなんて私は知りませんでしたっ!私は『聖女』です!!」


親を見捨てた娘。

全く持って見苦しい。



「それから、ケンは侯爵家の血筋ではない。入り婿だ。だから、マリー亡き今、爵位は自動的にリリーに引き継がれている。愚かにも自ら親子の縁を切った今、そちらのケンは平民だ。おまえたちは全員、貴族ではない。」

「いやあ!私は貴族よ。貴族なのよ!そうだわ、聖女なんだから、誰か私を養子に………」


「今の話の流れで養子に迎える家があるものか。そもそも聖女もリリーで、お前の陰で力を使っていたことも知っているのだぞ。それほど聖女だと言い張るなら、お前は顔を焼いてやろう。聖女ならば治せるだろう。」


連れて行け、とケンだけを残して3人は騎士達に連れて行かれた。
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