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春の園遊会
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うん、キスするとき鼻がぶつからないのは分かった。
習っている様子は割愛!
誰も幸せになれない。
ベリー王太子と自分は従兄弟だから血が繋がっている。
だからではあるが、自分にそっくりで、なんか奇妙な感じがした。
『こういう風にリードするんだ。』
上から目線でむかつくぅ~~~~~!!!
なんで詳しいんだ!
こないだまで婚約者もいなくて女っ気なかったくせにぃ!
あっ……男は経験あったんだっけ。
それはそれで、3年に進級した俺たちは、もちろん成績順で3-Aなので、たいしてクラスメイトに変動はなく。
五月晴れの中、他国の王族貴族や自国の有力貴族を招いての園遊会に参加している。
委員長は、髪を美しく結い上げて、ヘルメスの作ったドレスでベリー王太子の隣。
リリーもヘルメスが作ったピンク色のスーツに白のドレスシャツ、サファイアのブローチが良く似合っている。
ブラウン王子は子どもが小さいから今日はお休みだ。
「はぁぁあああ。僕なんかがこんなところにいていいんでしょうか…。ぶるぶるしますっ。」
「大丈夫だよ、王族だって同じ人間なんだから。ヘルメスは我が国発信のアテンドブランドを一躍世界のトップブランドに押し上げたすっごいデザイナーさんなんだから胸を張って?」
ヘルメス=アテンドは2年のうちに成績をぐんとあげ、下級貴族の中では唯一3-Aに進級した。
裁縫道具を持てば人が変わったみたいに生き生きしているヘルメスは、普段はおろおろしている。
「ツェルマット様のドレス、みんなの注目の的だよ、よかったじゃない。ヘルメスのところに注文が殺到するよ。マーメイドライン?ていうの?今までのドレスとは違うけど、綺麗だね。」
「はっ、はい!ツェルマット様は凛とした立ち居振る舞いで、カッコいいので、甘さよりエレガントを強調してみました!大人っぽい女性や背の高い女性には、ふわふわよりこっちだと思います!」
王太子妃になる女性が広告塔なので、今やアテンド商会は大金持ちだ。
だけど、こいつは結婚できるのだろうか。
祝福を受けてはいないから妻を娶ることはできるけど、どのくらい遊ばれていたか俺たちは知らない。
傷口に塩を塗るようなことで、聞いたこともないから。
アレの被害に遭っていた者たちは、どこかの後妻にいったり、修道院に入った者もいると聞く。
躰は癒えても、心はなかなか癒えるものではない。
アテンド商会は大きくなった。
確か彼は一人息子で…。
余計なお世話かもしれないが、胸がちくりと痛む。
「初めまして。私、砂漠の王国、サンからキマシタ。」
隅っこでワインを飲みながらくっちゃべっていた俺たちの前に、オフホワイトの布にくるまったような変わった衣装でこれでもかとばかりに黄金のネックレスをぶら下げた若い男が現れた。
褐色の肌が健康的で、……くそ、体格がいい。
「私、サン王国の第三王子、グスタフ=サンとイイマス。帝国、男の子も女の子もカワイイ。男の子もコドモうめる聞きました。私、キサキ探しに来た。」
顔をあげると焦げ茶色の髪に黒い瞳。
精悍な顔立ちの美丈夫。
グスタフは俺たちの手の甲にキスをする。
あっけにとられたが、俺は気づいたぞ!
リリーのことをじっと見ているのを!
習っている様子は割愛!
誰も幸せになれない。
ベリー王太子と自分は従兄弟だから血が繋がっている。
だからではあるが、自分にそっくりで、なんか奇妙な感じがした。
『こういう風にリードするんだ。』
上から目線でむかつくぅ~~~~~!!!
なんで詳しいんだ!
こないだまで婚約者もいなくて女っ気なかったくせにぃ!
あっ……男は経験あったんだっけ。
それはそれで、3年に進級した俺たちは、もちろん成績順で3-Aなので、たいしてクラスメイトに変動はなく。
五月晴れの中、他国の王族貴族や自国の有力貴族を招いての園遊会に参加している。
委員長は、髪を美しく結い上げて、ヘルメスの作ったドレスでベリー王太子の隣。
リリーもヘルメスが作ったピンク色のスーツに白のドレスシャツ、サファイアのブローチが良く似合っている。
ブラウン王子は子どもが小さいから今日はお休みだ。
「はぁぁあああ。僕なんかがこんなところにいていいんでしょうか…。ぶるぶるしますっ。」
「大丈夫だよ、王族だって同じ人間なんだから。ヘルメスは我が国発信のアテンドブランドを一躍世界のトップブランドに押し上げたすっごいデザイナーさんなんだから胸を張って?」
ヘルメス=アテンドは2年のうちに成績をぐんとあげ、下級貴族の中では唯一3-Aに進級した。
裁縫道具を持てば人が変わったみたいに生き生きしているヘルメスは、普段はおろおろしている。
「ツェルマット様のドレス、みんなの注目の的だよ、よかったじゃない。ヘルメスのところに注文が殺到するよ。マーメイドライン?ていうの?今までのドレスとは違うけど、綺麗だね。」
「はっ、はい!ツェルマット様は凛とした立ち居振る舞いで、カッコいいので、甘さよりエレガントを強調してみました!大人っぽい女性や背の高い女性には、ふわふわよりこっちだと思います!」
王太子妃になる女性が広告塔なので、今やアテンド商会は大金持ちだ。
だけど、こいつは結婚できるのだろうか。
祝福を受けてはいないから妻を娶ることはできるけど、どのくらい遊ばれていたか俺たちは知らない。
傷口に塩を塗るようなことで、聞いたこともないから。
アレの被害に遭っていた者たちは、どこかの後妻にいったり、修道院に入った者もいると聞く。
躰は癒えても、心はなかなか癒えるものではない。
アテンド商会は大きくなった。
確か彼は一人息子で…。
余計なお世話かもしれないが、胸がちくりと痛む。
「初めまして。私、砂漠の王国、サンからキマシタ。」
隅っこでワインを飲みながらくっちゃべっていた俺たちの前に、オフホワイトの布にくるまったような変わった衣装でこれでもかとばかりに黄金のネックレスをぶら下げた若い男が現れた。
褐色の肌が健康的で、……くそ、体格がいい。
「私、サン王国の第三王子、グスタフ=サンとイイマス。帝国、男の子も女の子もカワイイ。男の子もコドモうめる聞きました。私、キサキ探しに来た。」
顔をあげると焦げ茶色の髪に黒い瞳。
精悍な顔立ちの美丈夫。
グスタフは俺たちの手の甲にキスをする。
あっけにとられたが、俺は気づいたぞ!
リリーのことをじっと見ているのを!
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