異世界転移した性奴隷は若き辺境伯の愛に溺れる

竜鳴躍

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作戦会議

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一夜が明けました。

お尻よりダメージがないのは、元々受け入れる器官だからなのか、トーンが上手くなったのか分からないけど、意外と元気です。

ちょっと股の間になにか挟まったような違和感はあるし、股関節や足腰は多少痛むけど、大体こういうもんだし。

後で自分用に薬を処方しようかな。


「おめでとうございます。」
「おめでとうございます。」


廊下を歩くたびに皆に言われる!
恥ずかしい!!


朝食の場にいくと、トーンは侍女たちを下がらせた。



「昨夜のうちに婚姻は認められましたよ。事務官がこっそり書類の山に紛れ込ませました。」

昨晩お泊りいただいた、ニコニコほほ笑む神父さんは、今朝はヴェールをとっている。


ん?

隣にいるアリスおじいちゃんとどっか似てるような気が…。

色合いのせい?



「私の本当の名前は、マナエル=クレイソン=レッドキングダム。今の国王の兄で正妃の子、ノイマンとカミーユ=クレイソン公爵の子です。ノイマンは、娼館にいて経営と娼夫たちの管理を任されていた元娼夫、といえばわかるかな。」


「あっ……、ノイマンさんは体調が悪いって言うと、何も聞かずに休ませてくれました…。事務仕事や新しい料理のレシピを書いて調理を手伝えば、その代わりに客をとることを少なくしてもらえたの…。それに、定期的に健康診断もしてくれて。お医者さまの卵だったのかな、って思っていました。」


金髪碧眼の、昔はさぞかし美人だったんだろうなという感じのおじさんだった。
元王子様だったのか。

奴隷だったからできることは限られているけど、その中で出来る範囲で俺たちを守ってくれていたと思う。

性奴隷のみんなは、明るく強く生きていたけど、やっぱり好きでやってるわけじゃない人が多かったから。


「母には浄化の力がありますから。」


「愚王を倒せないのは、そいつに本心から従っているクズと家族を人質にとられたりして奴隷の首輪をつけさせられている騎士や官僚たちがいるからだ。この状況でクーデターを起こすには人手がいる。そう思って、父もあいつを倒せなかった。」

「だがトーン。今は違う。私もクルスもいるし、旗頭もいるようだ。」

アリスにチラリとみられて、マナエルは首をすくめた。




「父は神獣の棲み処に何人か仲間や親族を逃がしていました。死んだことになっている者たちですが、確実に倒せるのなら呼びましょう。私が見つけた者たちもそこにいます。」


「神獣の棲み処か。懐かしいな。私の妻の両親はまだ健在だとはおもうのだが。」

「アリス陛下、申し訳ありません。棲み処に神獣様の姿はなく、大災害時に絶滅してしまったのではと…。」

「そうか、それなら…仕方ないか。寂しいな。」





「旦那様。王家から召還状です。」

セバスが青い顔をして持って来た。



「どうせまた碌なことじゃないだろう。…………ハッ。」

「なんて書いたあった?さすがにこちらに動きがあったことまでは、まだ把握していないはずだが。」


そういえばルビー一族の人たちはみんな地下牢にいて、パンパンなんだっけ。


「私が年頃になったのなら、閨に呼んでやるから侍ろと。」


ええええええ!


「ダメッ、そんなこと…!」



「大丈夫だよ、いいタイミングかもしれない。クルスを幸せにするためにも、この世界から奴隷をなくすためにも、今が好機だ。」

そうだ。

あのお店にいる奴隷のみんなも助けたい!
そもそも奴隷のシンジゲートとか潰したい!


俺も力になるって決めたんだ。


決戦は近いんだ!


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