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教育的指導
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「なっ………!?不届きものッ!? 衛兵!衛兵はなんで動かないんだ!!」
「あぁぁ!国王陛下ぁ!貴方のダガートですよっ!おいたわしい!」
「私の名前はアリス=クレイソン=レッドキングダム。この国の王だった者だ!あまりにも王国が酷い有様でな……200年ぶりに化けて出たわ!」
「馬鹿な!偽物だ!」
「不届きものめ!」
「でも確かにそっくりだ……!」
「魔物だ!魔物に違いない!」
「いや、でもあの威圧……。」
「一つ。ルビー一族は忘れている。ルビー一族の王だった者は、王位を簒奪されたのではない。罪を犯したので王でいられなくなり、委譲したんだ。そしてこの王国になった。ルビー一族が貴族として何の権力も持たない立場にまで堕とされていたのはそういうこと。全く、一度文明が滅びたとはいえ、大切なことを忘れるとは。もっと教育を徹底せねばならぬだろうな!」
がん、とかかとでクズ国王を蹴る。
「ひゃん!」
「そもそも、ルビー一族こそ大罪者。かの天変地異は、私たち亡き後に起きた。聖なる山ハロルド山に帰り、穏やかに暮らしていた神獣夫婦に気を狂わせるための毒を盛り、火山を噴火させ、土地を隆起させ、津波を起こさせた。全く許しがたき所業!」
「ぎゃん!」
「ルビー一族に騙されて敬っていた輩は見る目がないから貴族失格!本当の王になるべき私の本当の子孫を迫害した罪。今から新しい王への戴冠式を行う!ノイマン=レッドキングダム、カミーユ=クレイソン、そしてマナエル=クレイソン=レッドキングダムはここへ。」
ざわざわ…
「嘘!ノイマン王子!?生きていたのか??」
「ノイマン王子廃嫡は、先代王夫妻の毒殺だったな。ノイマン王子にその必要はないと誰もが分かるだろう。知っていたはずだ。犯人は側妃の子だと。ノイマンとカミーユは結ばれ、ここに立派な王子がいる。マナエル。お前を国王とする。なに、お前は何にも勉強しなくてもそこのクズよりはよほど優秀だ。ノイマン、カミーユの支えもある。私もいる。すぐに補助輪は外れるだろう。」
「謹んでお受けします。」
「な……!突然現れて横暴だ!」
「本物なのか疑わしい!」
アリスの目が光る。
「レッドキングダム王家には私に嫁いだ神獣の血が入り、特殊な力が備わる。そんなに疑うのなら試して見せようか。ノイマンが浄化でマナエルは?」
「私、神官してましたけど毒が盛れますね。」
「じゃあマナエルがこいつに毒を盛って、ノイマンが浄化してみせるといい。」
「ひ、ひぃいぃ!!!」
エロクズ元国王は毒を盛られて、瀕死になり、癒された。
それを見た者たちは、顔を青ざめさせた。
「信じるだろう?」
みながしいん、となる。
「ねえ、トーン。アリスおじいちゃんってすごかったんだね。いや、向こうでも凄い人だったんだけどさ。」
「やはり気迫が違う。剣の腕もすごかった。断罪はおじいちゃんに任せて、私たちはバルコニーに行かないか?クルスに甘えたいんだ。」
「もう……っ、いいよ。」
目の端にダガート伯爵がいる。
それどころじゃなくて、俺に気付いていないみたいだけど。
きっと、俺の目に伯爵が入らないようにしてくれてるんだ。
なんだかとっても嬉しくなって、俺たちはバルコニーに出た。
その後の話だけど、会場は阿鼻叫喚。
辺境伯領に閉じ込めてた地下牢の人たちが薄汚れた姿で檻に入れられて出てきて、奴隷の首輪をはめなくても、みんな戦意を喪失してたみたい…。
かつての反省から、ルビー一族は末端まで処罰を受けることになった。
男も女も食い散らかしていた輩には、元国王も含めて、外科手術で、性交をすると酷く痛みを感じるようにしたらしい。
あんなにエッチなことが大好きな一族だったのに、痛すぎてもうしたくないんだって。
そして、労働役が課されて、排水溝の掃除とか炭鉱夫とかにされたんだ。
それから、自分たち一族の恥ずべき歴史を教え込まされて、小さい子どものうちからそれはもう徹底されるそう…。
でも、ルビー一族に襲われて産まされてた子どもたちには、救いの手があった。
血族としての証明で、ルビー一族ではなくありふれた平民であるという血統証明を受け、一族とつながるすべての証を廃棄すれば、普通の人間として生きられるようにされた。
こうして、ルビー一族は消えていく。
逆らう気持ちなんてない。
だって、おじいちゃんは伝説の神獣も使役しちゃうらしいし。
あのあと魔物を統制する薬も錬金しちゃったし。
あの、檻の中の排泄物臭に塗れて、廃人化してる人たちを見ちゃったら…。
誰も………、ねぇ?
「あぁぁ!国王陛下ぁ!貴方のダガートですよっ!おいたわしい!」
「私の名前はアリス=クレイソン=レッドキングダム。この国の王だった者だ!あまりにも王国が酷い有様でな……200年ぶりに化けて出たわ!」
「馬鹿な!偽物だ!」
「不届きものめ!」
「でも確かにそっくりだ……!」
「魔物だ!魔物に違いない!」
「いや、でもあの威圧……。」
「一つ。ルビー一族は忘れている。ルビー一族の王だった者は、王位を簒奪されたのではない。罪を犯したので王でいられなくなり、委譲したんだ。そしてこの王国になった。ルビー一族が貴族として何の権力も持たない立場にまで堕とされていたのはそういうこと。全く、一度文明が滅びたとはいえ、大切なことを忘れるとは。もっと教育を徹底せねばならぬだろうな!」
がん、とかかとでクズ国王を蹴る。
「ひゃん!」
「そもそも、ルビー一族こそ大罪者。かの天変地異は、私たち亡き後に起きた。聖なる山ハロルド山に帰り、穏やかに暮らしていた神獣夫婦に気を狂わせるための毒を盛り、火山を噴火させ、土地を隆起させ、津波を起こさせた。全く許しがたき所業!」
「ぎゃん!」
「ルビー一族に騙されて敬っていた輩は見る目がないから貴族失格!本当の王になるべき私の本当の子孫を迫害した罪。今から新しい王への戴冠式を行う!ノイマン=レッドキングダム、カミーユ=クレイソン、そしてマナエル=クレイソン=レッドキングダムはここへ。」
ざわざわ…
「嘘!ノイマン王子!?生きていたのか??」
「ノイマン王子廃嫡は、先代王夫妻の毒殺だったな。ノイマン王子にその必要はないと誰もが分かるだろう。知っていたはずだ。犯人は側妃の子だと。ノイマンとカミーユは結ばれ、ここに立派な王子がいる。マナエル。お前を国王とする。なに、お前は何にも勉強しなくてもそこのクズよりはよほど優秀だ。ノイマン、カミーユの支えもある。私もいる。すぐに補助輪は外れるだろう。」
「謹んでお受けします。」
「な……!突然現れて横暴だ!」
「本物なのか疑わしい!」
アリスの目が光る。
「レッドキングダム王家には私に嫁いだ神獣の血が入り、特殊な力が備わる。そんなに疑うのなら試して見せようか。ノイマンが浄化でマナエルは?」
「私、神官してましたけど毒が盛れますね。」
「じゃあマナエルがこいつに毒を盛って、ノイマンが浄化してみせるといい。」
「ひ、ひぃいぃ!!!」
エロクズ元国王は毒を盛られて、瀕死になり、癒された。
それを見た者たちは、顔を青ざめさせた。
「信じるだろう?」
みながしいん、となる。
「ねえ、トーン。アリスおじいちゃんってすごかったんだね。いや、向こうでも凄い人だったんだけどさ。」
「やはり気迫が違う。剣の腕もすごかった。断罪はおじいちゃんに任せて、私たちはバルコニーに行かないか?クルスに甘えたいんだ。」
「もう……っ、いいよ。」
目の端にダガート伯爵がいる。
それどころじゃなくて、俺に気付いていないみたいだけど。
きっと、俺の目に伯爵が入らないようにしてくれてるんだ。
なんだかとっても嬉しくなって、俺たちはバルコニーに出た。
その後の話だけど、会場は阿鼻叫喚。
辺境伯領に閉じ込めてた地下牢の人たちが薄汚れた姿で檻に入れられて出てきて、奴隷の首輪をはめなくても、みんな戦意を喪失してたみたい…。
かつての反省から、ルビー一族は末端まで処罰を受けることになった。
男も女も食い散らかしていた輩には、元国王も含めて、外科手術で、性交をすると酷く痛みを感じるようにしたらしい。
あんなにエッチなことが大好きな一族だったのに、痛すぎてもうしたくないんだって。
そして、労働役が課されて、排水溝の掃除とか炭鉱夫とかにされたんだ。
それから、自分たち一族の恥ずべき歴史を教え込まされて、小さい子どものうちからそれはもう徹底されるそう…。
でも、ルビー一族に襲われて産まされてた子どもたちには、救いの手があった。
血族としての証明で、ルビー一族ではなくありふれた平民であるという血統証明を受け、一族とつながるすべての証を廃棄すれば、普通の人間として生きられるようにされた。
こうして、ルビー一族は消えていく。
逆らう気持ちなんてない。
だって、おじいちゃんは伝説の神獣も使役しちゃうらしいし。
あのあと魔物を統制する薬も錬金しちゃったし。
あの、檻の中の排泄物臭に塗れて、廃人化してる人たちを見ちゃったら…。
誰も………、ねぇ?
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