異世界転移した性奴隷は若き辺境伯の愛に溺れる

竜鳴躍

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ダガート伯爵の後悔

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惰性で考えを放棄して。

我が身可愛さから始まった国王への盲従は、私の首を絞める。


国王が代り、かつての王太子殿下が国王の生母として還って来た。



ダガートは他の似たような貴族たちと同様に、後悔をしていた。




面白いから、男同士では子ができないからと、親友で親戚だったクレイソン公爵に犯させたのが間違いだった。

クレイソン公爵は表向き、奴隷の首輪で従いながら、ノイマン殿下と愛を育み、ひそかに自らの技術で子をもうけていたのだ。


親友に犯させるという萌えシュチュエーションに我慢できなかった。
奴だけが散々ノイマン殿下を抱いたが、それこそ奴の独占欲であり、愛だった。
そういう風に私も誘導されてたのだ。

奴隷の首輪の命令だから、そういうことをしたとしても、結果、ノイマン殿下は傷つかない。


ノイマン殿下もクレイソン公爵も、奴隷の首輪の命令の範囲外でうまくやっていた。



「賭博場も風俗街も法律で定められ、違法な営業ができない………。人身売買は禁止…………。冤罪の罪人の解放…………、能力による登用……貴族再編……冤罪で娼夫落ちした貴族の復帰…………」

新聞を持つ手が震える。


既に娼夫たちは解放され、店も接収された。


あれ…わたし………これからどうやって収入を得ていけば…………?



性奴隷にエッチなことをさせて上前を撥ねてきて、可愛い子の初物をつまみ食いしてご機嫌だったのに。




「娼夫を雇えないようであれば、ご自身が直接なさったらいかがですか?」

接収しにきた代官に言われたよ!

そんなことできるわけないだろ!

あ、お前はそういうことさせてたんだろ、って顔された。
自分がされたら嫌なことは他人にしちゃいけないんだよって書いてる。顔に。



「あぁああ、私みたいな領地を持たない貴族には生きづらい世の中になったものだ。」

「そうですかね。まっとうな者が評価されるいい時代になりましたよ。公共工事もしてくれるし、王都や気に入った領主の土地ばかりでなく、必要に応じて支援してくださる。貧しい者でも通える学校、病院の整備、かつて繁栄していた頃に近づいてきて、産業も勢いづいてきていますし。伝説の王様が神獣を引き連れて、災害の痕を復旧させていってるじゃないですか。近々海も落ち着きそうだし、少しずつ隆起した地面も元に戻しているらしいし、国交も復旧するようですよ。無能な諸悪の根源一族のせいだったんですってね。復興が遅れているのも何もかも。」

時代が変わって言いたい放題だが事実だから仕方ない。



「聞きましたか、辺境伯家では天才薬剤師がエリクサーを生成したみたいですね。魔物避け薬も魔物を動物に浄化する薬も王家との共同開発で販売しているようだし、その天才は辺境伯閣下の奥様みたいですよ!すごくおいしい料理のレシピも開発していて、今や辺境伯領は美食の街として人気だし、石鹸や美容品も人気だし、そのすべてが奥様の手腕だなんて素敵ですね!姉さん女房らしいけど、若い公爵はメロメロだそうで!黒髪にアメジストの瞳の、『竜胆の君』そっくりのすっごい美人で弓の名手でもあるんですって!さいっこうですよね!」


………ん?


黒髪黒目?

クリス=クレイソンそっくり?


ぼや~と脳内に記憶がよみがえるような…。


ちょっと待てよ?


レシピ?



そういえば辺境伯に買われた性奴隷の一人が料理が上手でレシピをいっぱいおいてったって言ってたような…。


「辺境伯が前衛、戦闘でも息ピッタリでいつでも一緒!内政でも数学が強くてあっという間に書類を処理して支えてくれて!特産品も作ってくれて!ああ、あんなお嫁さん私も欲しいものですよ!」



えっ…

あの攫われてきてオークションで買った子…そんな有能だったの?


私が妻にするべきだったのでは…??


「しかも実はアリス=クレイソン=レッドキングダム元陛下がすっごくかわいがってる実のお孫さんらしいですよー!」



ああああああああああああああああああああああああ!!!!

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