真面目な近衛騎士は借金返済のために雄っぱぶ嬢になりました。

エピローグ

借金の返済のためにおっぱぶ嬢になって、二重生活が始まって……。

それが今や実家はお金持ちだし侯爵家になったし、王太子妃だなんて。

人生って何があるか分からない。



「きゃっきゃ！もふもふ！もふぅ！」

「レモ～。しっぽはたべたらだめだよぉ。」

「ちーしぇんしぇん、いたいいたい、だめよぉ！」


３歳児くらいのシェンちゃんが、レモネとミルと遊んでくれている。



「ふふふ。小さいシェン様はいい夫になりそうですわね♡」

外交ついでによく遊びに来る茶々姫様は、シェンちゃんが大きくなったら若返らせてもらってお嫁さんになるつもりみたい。

「ご安心ください。茶々姫さま。この私がしっかりと！スパダリに育てて見せますわ！」

「まぁ、期待していますわ。カレン様にはあんなに立派な子どもたちをお育てになった実績がありますもの！」



「うふふ。私たちの子どももそのうち一緒に遊び始めるのでしょうか。」

「楽しみだね。」

お兄様たちは仲が良い。

レンジュは今、学園に通っているけれど、私が王太子妃になって、家も格が上がり裕福になったことで、ますます釣書の数が増えた。
引く手あまたなレンジュだけど、きちんと愛してくれる人を選ぶのだと吟味中。
お兄様とレンジュなら、しっかりした人を選んでくれるはず。


「シェンさま～。またあかちゃんほし♡かもぉ。」

「いいぞ。今夜もメイクラブだ！」

お父様………。





ちょっと……かなり…？変態が玉に瑕なダージだけど、これからもダージを支えながら、幸せな家庭と国を作っていこうと思う。


私たちの話はこれで終わり。


ジェームズとスティーブ。
イチゴ（オリバー）とドライ。
クローバー隊長とオーナー（アバッキオ）。
マンゴーさんたち夫夫。

皆も幸せでありますように。



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☆いよいよ本編で細かく書けなかったサブカップルの番外編です！