真面目な近衛騎士は借金返済のために雄っぱぶ嬢になりました。

番外編

イチゴちゃんと私４

しょやぁああ！


SYO・YA！

童貞バイバイ！


年上だったことはびっくりだったけど、私は気にしない。

だってイチゴちゃんはイチゴちゃんだから！


そうそう、本名はオリバーだった！
オリバー＝ウインド。

今日からはオリバー＝リーフだよ！


宿泊している高級宿で、今、私はお風呂に入っている。

念入りに念入りに洗わないと。むふふ。




「ドライ～。ボクも入るね～。」


「はいぃ！」

オリバーったら大胆！
これが姉さん女房の貫禄！？


「うふふ、洗ってあげる♡」


やったー！



つぷ。



ん？



「お、おりばー。なんか変なところに指が間違って入ってる…。」

「間違っていないよ？」

「汚いし…？」

「うん、だから綺麗にしないとね？」

「そこ、必要？」

「必要、必要」


あれ？？


私が入れる方、だよね？？？？？？？？


あれぇえ？



「可愛い。ドライ。」


ベッドに押し倒されて、不敵にほほ笑んだオリバーが超絶イケメンなんですけど！



「あっ、あぁ…。そんな、なんでそんなところ、気持ちいいいよぉ。」

「ふふ、可愛いね。」

「童貞より先に処女喪失しちゃった…♡」

「ふふ、永遠に童貞かもね♡すごい魔法使いになれちゃうね♡」

「もう♡やだっ」

「私、臭くない？加齢臭しない？」

「しないよ、しててもお互い様デショ？」

「オリバーは匂わないもん♡」

「じゃあドライも匂わない♡」


幸せにするからね、とキスされて、こういうのもよい…。と思った。



そこから先は急転直下。
母と妹が断罪され、私が公爵に。

今、私のお腹の中には大事な子どもがいて♡

美人でかわいい最強のだんなさまに愛されて、幸せいっぱいだ。