笑うとリアルで花が咲き泣くと涙が宝石になる化け物の俺は、おひとり様を満喫しようと思っていたのに何故か溺愛されています。

竜鳴躍

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リリアンはそのままでゆっくり大人になって

俺は前世の記憶があり、独学だけどこの世界のことを学んでいたから、国語や数学、科学については問題ないようだ。

この国の歴史、貴族年鑑の記憶、マナー、教養(芸術)…。

このあたりを抑えればいいらしい。

家庭教師の先生は、グレイシャス様…お父様を教えていた先生で、背中の丸い、やさしそうなお婆さんだった。



今頃、カカも学園でお勉強してるんだろうな。
頭もいいし、剣術も優れているし、馬も乗れるし、体育の授業?とかヒーローなんだろうなあ。
石井に危ない目にあわされていなければいいけど。



「カカを心配しているのか?」

「お父様。」

「カカなら心配いらないさ。アイツよりはカカの方が一枚も二枚も上手だからね。きっと今頃はアイツを城に追い返しているんじゃないか?」

「それならいいんだけど…。」

「カカはリリアンが大好きだから、リリアンを守れて嬉しいんだよ。カッコつけさせてあげなさい。」

「う、うん…。」


「それはそうと、凄い量のハーブだな。何を作っているのかな?」


「化粧水と乳液と、日焼け止め…?皺とかシミが改善できるように?」

「私の実家の商会から取り寄せたのです。」


「けいっ…ケイトさんの!これはすごい…。」


「安全性の確認までできたら、まずは屋敷で使ってもらうね。おばあさまには真っ先に持っていく!」

「それはいい。喜ぶよ。」



「お父様。僕、いっぱい素敵なドレス作るね!アクセサリーのデザインは門外漢だけど…。この家に役立つ子になるから!」

「そんなこと気にしなくていい。というか、リリアンが好きなように楽しく作ってくれるだけで、自ずと役に立っているから。ほら、この間のお母様のドレスな?着ようと思えば男性が着ても違和感のないデザインだっただろう?」

「下にパンツとブーツをあわせましたからね。」


「今、注文が殺到しているんだ。おばあさまに憧れた淑女、乗馬服として欲しいというマダム、それから男性のオメガの人たちが欲しいって。このままだと夜会が同じドレスだらけになってしまうから、ある程度のバリエーションを作ってもらえないか?」


「もちろん!」


ぱぁぁああ!受け入れてもらえたんだ!
男の人にも好評だなんて嬉しい!

どうしようかな~。乗馬用だったらヒラヒラは短めがいいよね!色も色々ほしいなぁ。







「ただいま、リリアン!」

カカが帰って来た!時間ってあっという間!

気が付けば、もう空がほんのり赤く染まってる。


「カカ!どうだった?大丈夫?」

「何にも問題なし!あいつを頭おかしいヤツにして城に戻した!最初のホームルームで!」


カカ!すごい!
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