婚約破棄に先手を打った悪役令息は、契約により王太子の側妃という名の奴隷になる

竜鳴躍

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番外編

元影の妃 R18

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ラブリー王国では、今日、エン陛下とシャーマン王妃の結婚式の式典があった。


陛下を陰から支え続けた忠臣。幼い日の初恋を選んだと言えば、それは好意的に受け取られるが、シャーマンは清い体ではない。

そのことに眉をひそめる者も少なからずいる中で、エン陛下が譲らず求めた者。


彼でなければ要らないのだと、突っぱね、挙句倒れられれば、受け入れぬわけにいかず、だが、人の口に戸は立てられなかった。



「まあ、ずっとついて回りますよね。」
新郎の隣で、新夫は自嘲するような、諦めるような、面白がるような、そんな顔でニヒルに笑った。


純白の衣装など、らしくもないと思うが、光沢のある白い生地をレースで埋め尽くした優雅なデザインは、プラチナブロンドに映えて、神々しくもある。



結婚するにあたって、カーン侯爵家は公爵家となった。

妃の実家ということもあるが、先の事件の功労者だからだ。



妃は公爵家の跡取り息子でもある。




必然的に、王族の義務として複数子が生まれれば、継がなかった方が公爵だ。




友人代表として、トゥルース王国からギア王太子とレイリー妃が参列し、祝福をくれる。

式の後、ギアが手術を行い、その補助としてレイリーが立つ。




腹に子宮を入れて、初夜になる。




「俺は貴方が思い描いているような生娘のような慎ましさはないですからね。」


「分かってる。」





シャーマンは悪態をつくように自虐する。

そうしたくなる気持ちも心得て、全て受け入れると決めているのだ。


そうでなければ、この人は手に入れられない。








「貴方は男は初めてでしょう。俺にお任せください。」

閨で彼がそういうのは、俺に主導権をとられることで、男になれた体を見られたくないのだ。


どんなふうになっているのか、他の人と違うのか。


おそらくそれは、彼自身がよく分かっていて、醜いと思う穢れた体を実物として目の当たりにされたくない。



狭いそこを掻き分けて、苦しさもあるだろうにうまく逃がして内に招き入れ、彼は俺の上で踊った。


後の方は、俺から彼の上で抱きしめて、腰を打ち付けた。



吐息も、熱い中も、もう誰にも渡さない。



心や頭の中まで縛れなくても、少なくても表立っては何も言わせない。


俺にはシャーマンだけで、シャーマンだけが俺の子を産むのだ。

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