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カルテ9:意識しちゃうじゃん!
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ふぁー。
よく寝た。
伸びをして、まだ微睡む目を開けると、猿田彦の腕の中にいた。
どうして!?
しかもまた素っ裸だし!
え?こいつも裸なんだけど?何があったの!?
大人の階段のぼっちゃった?
だけど、まだちゃんと付き合ってるわけですらないのに!
は、破廉恥!
だけど………こいつの腕も躰も、筋肉が締まっててかっこいい。
髭は薄いんだなあ。
睫長い。
ちっ、イケメンめ…………。
「おはよ?」
猿田彦の瞳が開く。
「おはよ…………」
顔が赤らみ、視線を外す。
「ヤってねえから安心しろ。躰の何処にも違和感ねえだろ?」
「お前が俺を運んだのか?」
「まさか。バイトから帰ったらお前がこっちに寝てたの。可愛かったぜ?」
んもお!これが経験値?
でもどうして移動したんだろう?
「私が運びましたよ?」
お茶碗にご飯を盛りながら、岐里はあっけらかんと答えた。
白い割烹着が似合う。
「何故…………」
「まだ狛様は獣化をコントロールできません。番に愛をいただかなくては人の姿に戻れないものですから。」
「愛?」
「交接だけが愛ではありません。キスでもハグでも。」
「ああ、俺は犬好きだからな。」
「えっち!」
「誰がお前みたいなお子様に欲情するか!」
「まあまあ、これからですよ。それから、狛様は権能の修業も始めましょうね。姿が安定したら、神の力に目覚めますよ。」
ああ、こないだ母さんが使っていた感じね。
よく寝た。
伸びをして、まだ微睡む目を開けると、猿田彦の腕の中にいた。
どうして!?
しかもまた素っ裸だし!
え?こいつも裸なんだけど?何があったの!?
大人の階段のぼっちゃった?
だけど、まだちゃんと付き合ってるわけですらないのに!
は、破廉恥!
だけど………こいつの腕も躰も、筋肉が締まっててかっこいい。
髭は薄いんだなあ。
睫長い。
ちっ、イケメンめ…………。
「おはよ?」
猿田彦の瞳が開く。
「おはよ…………」
顔が赤らみ、視線を外す。
「ヤってねえから安心しろ。躰の何処にも違和感ねえだろ?」
「お前が俺を運んだのか?」
「まさか。バイトから帰ったらお前がこっちに寝てたの。可愛かったぜ?」
んもお!これが経験値?
でもどうして移動したんだろう?
「私が運びましたよ?」
お茶碗にご飯を盛りながら、岐里はあっけらかんと答えた。
白い割烹着が似合う。
「何故…………」
「まだ狛様は獣化をコントロールできません。番に愛をいただかなくては人の姿に戻れないものですから。」
「愛?」
「交接だけが愛ではありません。キスでもハグでも。」
「ああ、俺は犬好きだからな。」
「えっち!」
「誰がお前みたいなお子様に欲情するか!」
「まあまあ、これからですよ。それから、狛様は権能の修業も始めましょうね。姿が安定したら、神の力に目覚めますよ。」
ああ、こないだ母さんが使っていた感じね。
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