78 / 78
エピローグ
しおりを挟む
「運命の番」は、必ずしも結ばれれば幸せになれるものじゃない。
「運命の番」ではなくても、真実の愛で結ばれ、幸せになることができる。
だって、そもそも「運命の番」と一生出会えない人も、結婚して幸せな家庭を築いてから出会ってしまう人もいる。
「運命」ではないからといって、彼らが育んだ愛がなかったことになんかなるはずがない。
俺自身は「運命の番」は嫌いだ。
だけど、だからといって、それを全部否定はしない。
お伽話のように、幸せになれるカップルだっているんだから。
あれから時は流れて、双子の王子―――黒髪の第一王子・デュークと金髪の第二王子・カルロスは16歳になった。
2人とも立派な王子になったのは、やっぱり公爵とジョシュアンさんの教育がよかったからだと俺は思う。
どちらがどっちと誰も決めつけていなかったが、自然とカルロスが公爵位を継ぎ、デュークが王太子になることになった。
2人とも公爵とジョシュアンさんが大好きだから、デュークはちょっと不満みたいだ。
そして…………。
「…………あいたたた、もうまいった!」
「やったあ、おじいさまに勝った!」
「もう、セレナったら。おじいさまはもうお年なのよ?」
王子たちが産まれた翌々年に産まれた双子の姫。
俺にそっくりの第一王女のセレナは、なかなか強い。
アキレス様が張り切ってしごいたら、一騎当千の強者になってしまった。
第二王女のディアは、姿形はセレナと同じだけど、こちらはアーサーに似て穏やかで、回復魔法を使う。
「全く、セレナは。」
「お父様もうれしいんだよ。デュークたちは伯父上たちの方に懐いちゃったから。」
「ふふっ。何だか幸せだな。」
「………じゃあ、父上が2人を見てくれている間に……。」
「まだ昼間だよ?仕事は?」
「終わった。」
「全く、最初はあんなだったのに。まだまだ絶倫なんだから。」
俺たちはこっそり寝室へいく。
また家族が増えるかもしれないけど、賑やかな方がいい。
俺たちは唇を重ねた。
遠い未来。
俺たちは歴史に名を残す。
アーサーは名君、俺は賢妃として。
国は、民主制にいつしか形を変えたけど、世界で1番平和で幸せな国として、長く続いている。
「運命の番」ではなくても、真実の愛で結ばれ、幸せになることができる。
だって、そもそも「運命の番」と一生出会えない人も、結婚して幸せな家庭を築いてから出会ってしまう人もいる。
「運命」ではないからといって、彼らが育んだ愛がなかったことになんかなるはずがない。
俺自身は「運命の番」は嫌いだ。
だけど、だからといって、それを全部否定はしない。
お伽話のように、幸せになれるカップルだっているんだから。
あれから時は流れて、双子の王子―――黒髪の第一王子・デュークと金髪の第二王子・カルロスは16歳になった。
2人とも立派な王子になったのは、やっぱり公爵とジョシュアンさんの教育がよかったからだと俺は思う。
どちらがどっちと誰も決めつけていなかったが、自然とカルロスが公爵位を継ぎ、デュークが王太子になることになった。
2人とも公爵とジョシュアンさんが大好きだから、デュークはちょっと不満みたいだ。
そして…………。
「…………あいたたた、もうまいった!」
「やったあ、おじいさまに勝った!」
「もう、セレナったら。おじいさまはもうお年なのよ?」
王子たちが産まれた翌々年に産まれた双子の姫。
俺にそっくりの第一王女のセレナは、なかなか強い。
アキレス様が張り切ってしごいたら、一騎当千の強者になってしまった。
第二王女のディアは、姿形はセレナと同じだけど、こちらはアーサーに似て穏やかで、回復魔法を使う。
「全く、セレナは。」
「お父様もうれしいんだよ。デュークたちは伯父上たちの方に懐いちゃったから。」
「ふふっ。何だか幸せだな。」
「………じゃあ、父上が2人を見てくれている間に……。」
「まだ昼間だよ?仕事は?」
「終わった。」
「全く、最初はあんなだったのに。まだまだ絶倫なんだから。」
俺たちはこっそり寝室へいく。
また家族が増えるかもしれないけど、賑やかな方がいい。
俺たちは唇を重ねた。
遠い未来。
俺たちは歴史に名を残す。
アーサーは名君、俺は賢妃として。
国は、民主制にいつしか形を変えたけど、世界で1番平和で幸せな国として、長く続いている。
37
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(8件)
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
生贄傷物令息は竜人の寵愛で甘く蕩ける
てんつぶ
BL
「僕を食べてもらっても構わない。だからどうか――」
庶子として育ったカラヒは母の死後、引き取られた伯爵家でメイドにすら嗤われる下働き以下の生活を強いられていた。その上義兄からは火傷を負わされるほどの異常な執着を示される。
そんなある日、義母である伯爵夫人はカラヒを神竜の生贄に捧げると言いだして――?
「カラヒ。おれの番いは嫌か」
助けてくれた神竜・エヴィルはカラヒを愛を囁くものの、カラヒは彼の秘密を知ってしまった。
どうして初対面のカラヒを愛する「フリ」をするのか。
どうして竜が言葉を話せるのか。
所詮偽りの番いだとカラヒは分かってしまった。それでも――。
さかなのみるゆめ
ruki
BL
発情期時の事故で子供を産むことが出来なくなったオメガの佐奈はその時のアルファの相手、智明と一緒に暮らすことになった。常に優しくて穏やかな智明のことを好きになってしまった佐奈は、その時初めて智明が自分を好きではないことに気づく。佐奈の身体を傷つけてしまった責任を取るために一緒にいる智明の優しさに佐奈はいつしか苦しみを覚えていく。
平民男子と騎士団長の行く末
きわ
BL
平民のエリオットは貴族で騎士団長でもあるジェラルドと体だけの関係を持っていた。
ある日ジェラルドの見合い話を聞き、彼のためにも離れたほうがいいと決意する。
好きだという気持ちを隠したまま。
過去の出来事から貴族などの権力者が実は嫌いなエリオットと、エリオットのことが好きすぎて表からでは分からないように手を回す隠れ執着ジェラルドのお話です。
第十一回BL大賞参加作品です。
世界が僕に優しくなったなら、
熾ジット
BL
「僕に番なんていない。僕を愛してくれる人なんて――いないんだよ」
一方的な番解消により、体をおかしくしてしまったオメガである主人公・湖川遥(こがわはる)。
フェロモンが安定しない体なため、一人で引きこもる日々を送っていたが、ある日、見たことのない場所――どこかの森で目を覚ます。
森の中で男に捕まってしまった遥は、男の欲のはけ口になるものの、男に拾われ、衣食住を与えられる。目を覚ました場所が異世界であると知り、行き場がない遥は男と共に生活することになった。
出会いは最悪だったにも関わらず、一緒に暮らしていると、次第に彼への見方が変わっていき……。
クズ男×愛されたがりの異世界BLストーリー。
【この小説は小説家になろうにも投稿しています】
【完結】嫁がされたと思ったら放置されたので、好きに暮らします。だから今さら構わないでください、辺境伯さま
中洲める
BL
錬金術をこよなく愛する転生者アッシュ・クロイツ。
両親の死をきっかけにクロイツ男爵領を乗っ取った伯父は、正統な後継者の僕を邪魔に思い取引相手の辺境伯へ婚約者として押し付けた。
故郷を追い出された僕が向かった先辺境グラフィカ領は、なんと薬草の楽園!!!
様々な種類の薬草が植えられた広い畑に、たくさんの未知の素材!
僕の錬金術師スイッチが入りテンションMAX!
ワクワクした気持ちで屋敷に向かうと初対面を果たした婚約者、辺境伯オリバーは、「忙しいから君に構ってる暇はない。好きにしろ」と、顔も上げずに冷たく言い放つ。
うむ、好きにしていいなら好きにさせて貰おうじゃないか!
僕は屋敷を飛び出し、素材豊富なこの土地で大好きな錬金術の腕を思い切り奮う。
そうしてニ年後。
領地でいい薬を作ると評判の錬金術師となった僕と辺境伯オリバーは再び対面する。
え? 辺境伯様、僕に惚れたの? 今更でしょ。
関係ここからやり直し?できる?
Rには*ついてます。
後半に色々あるので注意事項がある時は前書きに入れておきます。
ムーンライトにも同時投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
完結おめでとうございます🎉&お疲れ様でした
素敵なふたり&家族のお話を最終話に読めて幸せです(*˘︶˘*).。.:*♡
素晴らしい作品をありがとうございました!
感想ありがとうございます。
過去作でエントリーしている作品を少し更新予定です。
よろしければそちらもご覧いただけると嬉しいです。
こちらの作品では初コメです(*・ω・)*_ _)ペコリ
いつも楽しませていただきありがとうございます😊
自家発電にめっちゃ笑ってしまいコメントせずにはいられませんでした笑
これから生まれる二人の子がどんな子なのかとっても楽しみです☺️
寒かったり変に暖かかったりする日が続いていますのでご自愛くださいませm(_ _)m
感想ありがとうございます!とても嬉しいです。
ノア吉さんもお体ご自愛下さい。
非コメというか連絡です。
スミス君が地味オメガでって語っているところですが、
キャサリンがスミス君の従妹ってなってますがケニー君の従妹か、もし自分の方であればキャサリンは僕の従妹になるのではないでしょうか。
皆んならぶらぶですね。ハミィが可愛いです💕
うわぁぁ頭が混乱していますね、修正します。
ケニーの従妹がキャサリンです。