4 / 32
まずは国獲りを
しおりを挟む
さて。話は現在に戻る。
無事、婚約者候補から解放された僕は、なぜか僕の家で秘密の会議に参加している。
「グレー王子におかれましては、そろそろ時が満ちた…ということでしょうか。」
僕の父と兄が頭を垂れる。
一体何が始まるの?
「ああ。おじいさまが亡くなった13年前から、皆には苦労をかけた。」
周りには、高位貴族を中心に有力貴族の当主たち。
「………ああ、どんなにこの日を待ち焦がれてきたか。」
あそこで泣いている人たちはミラー王子の教育係だった人たちだよね?
確かグレーは、教育を受けさせてもらえなかったって聞いているけど…。
「あのバカ王子、何を教えても分からない…。学園のテストは一人だけ子どもレベルの簡単なものを出されているというのに、それも気付かない馬鹿…。」
「王太子教育どころか王子教育、いえ、通常の初等部教育すら終わっていない馬鹿!二桁の計算ができないんですよ?指が足りないから!あんなのを持ち上げなければならなかった私たちの苦痛…!」
「隠れて俺にも教育を受けさせてくれてありがとう。おかげで、俺は今すぐ陛下になっても問題がない教養を身に着けることが出来た。」
グレーは賢いって思ってたけどそうなんだ。
「王の証となる神獣は俺についている。これからはみんな自分を偽ることはない!みんな俺が守ってやる!」
いくぞ、国獲りだ!
グレーはにやりと笑った。
無事、婚約者候補から解放された僕は、なぜか僕の家で秘密の会議に参加している。
「グレー王子におかれましては、そろそろ時が満ちた…ということでしょうか。」
僕の父と兄が頭を垂れる。
一体何が始まるの?
「ああ。おじいさまが亡くなった13年前から、皆には苦労をかけた。」
周りには、高位貴族を中心に有力貴族の当主たち。
「………ああ、どんなにこの日を待ち焦がれてきたか。」
あそこで泣いている人たちはミラー王子の教育係だった人たちだよね?
確かグレーは、教育を受けさせてもらえなかったって聞いているけど…。
「あのバカ王子、何を教えても分からない…。学園のテストは一人だけ子どもレベルの簡単なものを出されているというのに、それも気付かない馬鹿…。」
「王太子教育どころか王子教育、いえ、通常の初等部教育すら終わっていない馬鹿!二桁の計算ができないんですよ?指が足りないから!あんなのを持ち上げなければならなかった私たちの苦痛…!」
「隠れて俺にも教育を受けさせてくれてありがとう。おかげで、俺は今すぐ陛下になっても問題がない教養を身に着けることが出来た。」
グレーは賢いって思ってたけどそうなんだ。
「王の証となる神獣は俺についている。これからはみんな自分を偽ることはない!みんな俺が守ってやる!」
いくぞ、国獲りだ!
グレーはにやりと笑った。
53
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された令息の華麗なる逆転劇 ~偽りの番に捨てられたΩは、氷血公爵に愛される~
なの
BL
希少な治癒能力と、大地に生命を呼び戻す「恵みの魔法」を持つ公爵家のΩ令息、エリアス・フォン・ラティス。
傾きかけた家を救うため、彼は大国アルビオンの第二王子、ジークフリート殿下(α)との「政略的な番契約」を受け入れた。
家のため、領民のため、そして――
少しでも自分を必要としてくれる人がいるのなら、それでいいと信じて。
だが、運命の番だと信じていた相手は、彼の想いを最初から踏みにじっていた。
「Ωの魔力さえ手に入れば、あんな奴はもう要らない」
その冷たい声が、彼の世界を壊した。
すべてを失い、偽りの罪を着せられ追放されたエリアスがたどり着いたのは、隣国ルミナスの地。
そこで出会ったのは、「氷血公爵」と呼ばれる孤高のα、アレクシス・ヴァン・レイヴンだった。
人を寄せつけないほど冷ややかな瞳の奥に、誰よりも深い孤独を抱えた男。
アレクシスは、心に傷を抱えながらも懸命に生きようとするエリアスに惹かれ、次第にその凍てついた心を溶かしていく。
失われた誇りを取り戻すため、そして真実の愛を掴むため。
今、令息の華麗なる逆転劇が始まる。
【完結】選ばれない僕の生きる道
谷絵 ちぐり
BL
三度、婚約解消された僕。
選ばれない僕が幸せを選ぶ話。
※地名などは架空(と作者が思ってる)のものです
※設定は独自のものです
※Rシーンを追加した加筆修正版をムーンライトノベルズに掲載しています。
学園の俺様と、辺境地の僕
そらうみ
BL
この国の三大貴族の一つであるルーン・ホワイトが、何故か僕に構ってくる。学園生活を平穏に過ごしたいだけなのに、ルーンのせいで僕は皆の注目の的となってしまった。卒業すれば関わることもなくなるのに、ルーンは一体…何を考えているんだ?
【全12話になります。よろしくお願いします。】
アルファのアイツが勃起不全だって言ったの誰だよ!?
モト
BL
中学の頃から一緒のアルファが勃起不全だと噂が流れた。おいおい。それって本当かよ。あんな完璧なアルファが勃起不全とかありえねぇって。
平凡モブのオメガが油断して美味しくいただかれる話。ラブコメ。
ムーンライトノベルズにも掲載しております。
うそつきΩのとりかえ話譚
沖弉 えぬ
BL
療養を終えた王子が都に帰還するのに合わせて開催される「番候補戦」。王子は国の将来を担うのに相応しいアルファであり番といえば当然オメガであるが、貧乏一家の財政難を救うべく、18歳のトキはアルファでありながらオメガのフリをして王子の「番候補戦」に参加する事を決める。一方王子にはとある秘密があって……。雪の積もった日に出会った紅梅色の髪の青年と都で再会を果たしたトキは、彼の助けもあってオメガたちによる候補戦に身を投じる。
舞台は和風×中華風の国セイシンで織りなす、同い年の青年たちによる旅と恋の話です。
結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった
釦
BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。
にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。
前世で恋人だった騎士様の愛がこんなに重いなんて知りませんでした
よしゆき
BL
前世で恋人だった相手を現世で見つける。しかし前世では女だったが、男に生まれ変わってしまった。平凡な自分では釣り合わない。前世はただの思い出として、諦めようとするけれど……。
陰日向から愛を馳せるだけで
麻田
BL
あなたに、愛されたい人生だった…――
政略結婚で旦那様になったのは、幼い頃、王都で一目惚れした美しい銀髪の青年・ローレンだった。
結婚式の日、はじめて知った事実に心躍らせたが、ローレンは望んだ結婚ではなかった。
ローレンには、愛する幼馴染のアルファがいた。
自分は、ローレンの子孫を残すためにたまたま選ばれただけのオメガに過ぎない。
「好きになってもらいたい。」
…そんな願いは、僕の夢でしかなくて、現実には成り得ない。
それでも、一抹の期待が拭えない、哀れなセリ。
いつ、ローレンに捨てられてもいいように、準備はしてある。
結婚後、二年経っても子を成さない夫婦に、新しいオメガが宛がわれることが決まったその日から、ローレンとセリの間に変化が起こり始める…
―――例え叶わなくても、ずっと傍にいたかった…
陰日向から愛を馳せるだけで、よかった。
よかったはずなのに…
呼ぶことを許されない愛しい人の名前を心の中で何度も囁いて、今夜も僕は一人で眠る。
◇◇◇
片思いのすれ違い夫婦の話。ふんわり貴族設定。
二人が幸せに愛を伝えあえる日が来る日を願って…。
セリ (18)
南方育ち・黒髪・はしばみの瞳・オメガ・伯爵
ローレン(24)
北方育ち・銀髪・碧眼・アルファ・侯爵
◇◇◇
50話で完結となります。
お付き合いありがとうございました!
♡やエール、ご感想のおかげで最後まではしりきれました。
おまけエピソードをちょっぴり書いてますので、もう少しのんびりお付き合いいただけたら、嬉しいです◎
また次回作のオメガバースでお会いできる日を願っております…!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる