無理です!僕は絶対にこんな屑駄目王子の嫁になりませんからね?

竜鳴躍

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あなたはその人と婚約確定ですけれど?

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「き、ききき君の名は!?君こそが私が探していた人!私は君を妃にと思っていたんだ。」


ミラー王子は目が血走ってる。

怖いんですけど~。




さっとグレーが背中に隠してくれた。


「兄上?彼は私の婚約者です。やめてくださいますか?兄上は婚約しましたよね?彼女と。世界中に発信しています、念書もあるので大人しく彼女と添い遂げてくださいよ。」


「兄上?」

ミラー王子が訝しむ。


「おや、弟の顔も分からないとは。まあ、両親でさえ私の顔を分からないようですけれどね。存在を忘れていそうですし。ですが、城の者も他国の者も他の者は全員、私を知っていますよ。」



「ホワイトタイガーの現国王と王妃、第一王子はまだお若いのに物忘れが激しいと見える。」

「仕方ありませんわ。揃いも揃ってミジンコ並みの知能しかありませんもの。」


「ミラー王子は二けたの計算ができないとか。」

「外国語も一切話せないらしいですわね。」




「なななな…。」



玉座にいる陛下たちも慌て始めた。




「陛下、本当に分からないのですか?神獣ホワイトタイガーに認められし、立派な第二王子、グレー=ジャスティン=ホワイトタイガー殿下を。」


宰相は、陛下の横で声たかだかに話した。


「二けたの計算もできない、歴史も覚えられない、外国語もできない、勉強と努力が大嫌いな甘ったれのミラー王子と違い、グレー王子は王太子教育も幼い頃に終了し、今や国政は全て彼が行っているのですよ?あなたが書類の意味が分からず放置した仕事―――――――。いいようにやってくれ、と丸投げでしたので、グレー王子にお願いしておりました。」


「はぁあっ!?」


陛下が宰相の言葉に驚愕する。


「他国の王族がグレー王子を知っているのは、陛下の代わりに全ての公務を王子が行ってきたからです。毎日喰っちゃねして行事の時だけえらそうにしてればよかったんですから、楽しかったですね、陛下、妃殿下?」



「だが、あれは学園の成績も悪く…。ミラーは優秀だったはずでは。」


「仕方ないじゃないですか。目立てばミラー王子が癇癪を起すんですから。この国の学園の成績表は表向きの改ざんしたものと、裏のものがあります。裏が本物。グレー王子も、我が息子も、学園の本当の成績は最初からトップですよ。同率1位。毎回全教科満点ですからね。二人とも。テストは、ミラー王子だけが初等部のものを受けていたのです。幼児教育レベルのものですね。さすがにそこまでレベルを落とせば、満点がとれましたからね。」



「………それにしても!すべての公務をアレに任せるなんて!言ってくれれば…。大体、アレに権限は…「権限はありますよ!グレー王子は先代陛下に国を託されております。承認を得ておりますよ。神獣がついている時点で…。ねえ、おわかりでしょう?いくらなんでも。こうならないように、先代は厳しく指導していたのに、それを反故にしたのは貴方たちではないですか?」





「ちょ、ちょっとまって!」

ミラー王子が叫ぶ。


「え、この子は宰相のところの????」



「はい、ハイリですが?」



ミラー王子は顔を青くした。


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