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来ちゃった!
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鳳凰の加護持ちのジャン=バル=サウスシーは、褐色の肌に焼けた麦の色の髪を靡かせ、城に乗り込んできた。
青龍の加護持ちの東明宝は、黒髪を一つに清潔に結って、色とりどりの衣をまとって現れた。
「やあ、君が白虎の気に入った子?」
「可愛いね、もっと早く出会いたかったな。」
ジャンと明宝に代わる代わる手の甲にキスされ、ハイリは呆れていた。
「なにこの人たち。脳みそに綿でも詰まってるの?」
「ハイリ、こいつらは下半身だけで生きているんだ。絶対に気を許しちゃいけないよ。」
相変わらずのハイリである。
大体、結婚して王妃にはなってくれたものの、ハイリの発情期はまだこない上、女装して付け回していたのを根に持って、まだやらせてくれていない。
そんなときに、こいつらである。
一番ハイリと会わせたくなかった。
まだ番っていないなんて知られたら、横やりを入れてくるに決まっている。
「適当にごちそう出して、食べさせて、お土産もたせてお帰りいただけばいいね。」
このハイリの塩対応。
味方ならば心強い。
「えー。街を案内してくれないのー?」
「私たち国賓だと思うんですけどね。」
「自由旅行も楽しいと思うので。」
いけ!じゃんじゃんやれ!
心を折るんだ!ハイリ!
青龍の加護持ちの東明宝は、黒髪を一つに清潔に結って、色とりどりの衣をまとって現れた。
「やあ、君が白虎の気に入った子?」
「可愛いね、もっと早く出会いたかったな。」
ジャンと明宝に代わる代わる手の甲にキスされ、ハイリは呆れていた。
「なにこの人たち。脳みそに綿でも詰まってるの?」
「ハイリ、こいつらは下半身だけで生きているんだ。絶対に気を許しちゃいけないよ。」
相変わらずのハイリである。
大体、結婚して王妃にはなってくれたものの、ハイリの発情期はまだこない上、女装して付け回していたのを根に持って、まだやらせてくれていない。
そんなときに、こいつらである。
一番ハイリと会わせたくなかった。
まだ番っていないなんて知られたら、横やりを入れてくるに決まっている。
「適当にごちそう出して、食べさせて、お土産もたせてお帰りいただけばいいね。」
このハイリの塩対応。
味方ならば心強い。
「えー。街を案内してくれないのー?」
「私たち国賓だと思うんですけどね。」
「自由旅行も楽しいと思うので。」
いけ!じゃんじゃんやれ!
心を折るんだ!ハイリ!
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