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婚約者候補はいた
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イザベラ=ユピテル侯爵令嬢は、マリ=ユピテルの双子の姉である。
腰まである艶々した黒髪に、紫色の瞳。
シャイニー王国で最も高位の令嬢。
しかもジュエル殿下と同い年!同世代!
どう考えても次期王妃は私でしょう!
実際に婚約者候補ではあったはずなのよ!
それなのに、そうはならなかった。
「マリもそうだけれど、高位貴族の男と王太子殿下が揃いも揃って婚約者を作らないなんて、どうかしてますわ。おかげで高位貴族の令嬢たちは、婚約をしていない令嬢も多いのよ。全く迷惑ですわ。」
学園に行けば、みんなが私を持て囃す。
廊下で、殿下を見かける。
淑女の礼でご挨拶。
カーテシ―をして頭を下げるが、一向に殿下が近くに来ない。
「あの…、殿下、向こうに行かれましたよ…。」
「なぜ?」
「相変わらず殿下はウチの妹が苦手なようですね。」
マリは眼鏡をくいっと上げた。
「ユピテル嬢だけじゃないよ、女性は大体苦手だなぁ。」
「将来は妃を娶ることになるでしょうに。」
「うーん。」
「あの、閨教育は、お受けになられました?」
「ねや?」
首をくん、と傾ける殿下。
幼い。ピュア。純粋の塊。
「跡取りは必要ですよ。」
「じゃあ僕、遺伝子組み合わせて作っちゃおうかなあ。」
「なんでそれほど女性が苦手なのですか?」
「だって女の子は目がギラギラしているし……捕食されそうで。」
香水臭いし。
僕はずっと結婚しなくてもいやぁ。
腰まである艶々した黒髪に、紫色の瞳。
シャイニー王国で最も高位の令嬢。
しかもジュエル殿下と同い年!同世代!
どう考えても次期王妃は私でしょう!
実際に婚約者候補ではあったはずなのよ!
それなのに、そうはならなかった。
「マリもそうだけれど、高位貴族の男と王太子殿下が揃いも揃って婚約者を作らないなんて、どうかしてますわ。おかげで高位貴族の令嬢たちは、婚約をしていない令嬢も多いのよ。全く迷惑ですわ。」
学園に行けば、みんなが私を持て囃す。
廊下で、殿下を見かける。
淑女の礼でご挨拶。
カーテシ―をして頭を下げるが、一向に殿下が近くに来ない。
「あの…、殿下、向こうに行かれましたよ…。」
「なぜ?」
「相変わらず殿下はウチの妹が苦手なようですね。」
マリは眼鏡をくいっと上げた。
「ユピテル嬢だけじゃないよ、女性は大体苦手だなぁ。」
「将来は妃を娶ることになるでしょうに。」
「うーん。」
「あの、閨教育は、お受けになられました?」
「ねや?」
首をくん、と傾ける殿下。
幼い。ピュア。純粋の塊。
「跡取りは必要ですよ。」
「じゃあ僕、遺伝子組み合わせて作っちゃおうかなあ。」
「なんでそれほど女性が苦手なのですか?」
「だって女の子は目がギラギラしているし……捕食されそうで。」
香水臭いし。
僕はずっと結婚しなくてもいやぁ。
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