王太子殿下は聖女でアイドル様。今日も無邪気に魅了します?

竜鳴躍

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ばれた????

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「いやぁ。流石天才と名高いジュエル王太子殿下!まさにこの世の宝石です!」

「津波対策について、よいご助言をいただき、感謝いたします!」

「ジュエル王太子殿下、我が国にこのような知識をご教授いただきありがとう。」

「嵐殿下。よいのですよ。アクアリウム王国が災害に遭えば、我が国にも影響は少なからずあるでしょうし。国境を接する者同士、持ちつ持たれつです。それに、実行されるのはそちらですから…。」

嵐の腕がジュエルの肩に触れようとするので、すかさず飲み物を持ってケインが体で割り込み、マリウスは商談に入った。


「うちの殿下の知識は何物にも代えがたいですからね。このご縁で、もしよろしければ貿易の協定に少し色をつけていただけると嬉しいのですが。これから先も何かと殿下も協力はできるでしょうし。」

「ユピテル卿。もちろんですとも。」




(殿下、顔赤いですよ。)

(うふふ、じゅーすがおいしくってぇ)

(ジュースじゃなくてカクテルでも飲んだんじゃないですか?)

(だって、らんが、これならあまくておいしいですよって)

(アルコール度数高いんですよぉ?(怒)………ったくそれ、どうみたって…)

(えー?)

(全くこの人はぁ!)


「どうしました、ジュエル殿下。」

「少し旅の疲れが出てしまったようです。」

「でもほら、足元が…」

「大丈夫ですか、殿下。」

「ありがとう、ケイン。あ…。わるつ。どうしましょう、こういうのは私たちが先に踊らなくては誰も踊れないのですよね…。」

「ジュエル殿下、私――――」


「丁度手をとりあっていることですし、私(俺)と踊りましょう。」

「鳳嵐殿下は私と踊りませんか?シャイニー王国との友好の証は私では役不足でしょうか。」

ここぞとばかりにひょっこりと、可愛さ全振りで見上げてウルウル、アナベルちゃん。

(アナベル、フォローありがとうございます!)

(マリ、こっちは任せて!有利な外交条約もぎ取ってね☆)


「………(あ、この子も可愛い…)いえ、役不足なんてとんでもない…。」



会場に舞う天使。大柄で体格の良い赤毛の貴公子とのダンスは、体格差もあって違和感はない。

それとあわせて、自国の王太子である鳳嵐と妖精のようなシュタイナー辺境伯令息との舞も、神秘的で、誰もが息をのんだ。



「流石にダンス、お上手ですね。」

「王族と高位貴族ですからね。」

「—-----そういえば、殿下たちの来訪にあわせて、アイドルのツアーが開催されるのですよね。」


「よくご存じで。」


「みな楽しみにしていますから。私も行く予定ですよ。」






ね、りりたん。






嵐殿下の唇が、そう作ったのを、アナベルは逃さない。



アナベル=シュタイナー。



騎士としての修練はこなしてきていないので、戦闘力には欠ける。
だがその代わり、諜報活動やさりげない根回し、こういった能力は当代一である。
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