王太子殿下は聖女でアイドル様。今日も無邪気に魅了します?

竜鳴躍

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海だ!海鮮だ!………ヤキモチだ。

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「さあ、みんな、日焼け止めを忘れないで。」

ジュエル特製日焼け止めクリームの出番だよ。

お風呂に出てからぬりぬりしたけれど、露出しているところは塗り直さなきゃ。


この日差しは特に慣れていない者には厳しい。

シャイニー王国は高地にあって涼しいけれど、海に近くてひりつく熱さ。

それでも、王国では感じることができない潮の香りと、輝くような海の美しさに感嘆する。



「素晴らしいですね。生命の源泉を感じます。」

マリウスは大きな日傘を持って、ジュエルのそばにつく。
その後ろに寄り添うようにケインがついた。



「水着とか…着ないのかい?せっかくの海なのに。」

「海水浴シーズンじゃないですし。見られただけで満足ですから。」


「………海辺を水着で歩くだけでも楽しいよ。」

「私の水着なんて見ても誰も喜びませんよ。いやだなぁ、嵐ったら。」


<<<<<<<喜ぶんだよ!!!!>>>>>>



「さあ、加工工場を見せてください。」


「ああ、ここではとれたての魚をすりみにしてかまぼこやしうまい、また、塩で干物にしたりしている。」

「これで長持ちさせるのですね。でも、長期保存は難しいか…、我が国までは持ちそうもないですね。」


オサシミ、お寿司、国でも食べたいなぁ。

うーん、氷の魔法を閉じ込めた箱に入れちゃう?
それとも空間転移の魔法陣?
うっかり変なものが送られたら困るから、しっかり制限はかけるとして…。






「キャアアアア!シャイニー王国の方たちよぉ!」

「素敵ぃ!」


……うっ、何あの集団。

海辺の街には似つかわしくない着飾った令嬢(お胸が山盛り)が現れた。

うわぁ、香水くさいよぉ。
ギラギラして怖いよお。


「私はこの人がすきぃ!キャーやだー、筋肉すてきぃ!」

「腕が固いわぁ、逞しい♡守ってほしい♡」

「や、やめてください。仕事中ですので…。」




ム。


「ケイン、行こう。」



ああ、なんだろう。

どうして僕は怒っているんだろう。
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