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国王陛下の趣味は女装してアイドルです
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数年後――――――――
「ようこそ。天使と光の王国シャイニー王国へ。この国は、邪な人間は入れません。なので、皆さまは良い人間だということですね。おめでとうございます!」
ツアー添乗員がにこやかに応対する。
「それでは、今日のメインイベント、クイーンカルテットのステージに行きましょう!」
光溢れる不思議な空間に、宙に浮いたステージ。
そこに、出てくるのは。
「キャーっ!陛下ぁ!今日もとってもかわいいーっ!」
「ケイン殿下―ッ!」
「今日もみんなを、とびっきり幸せにしてあげる!」
いくつになっても可愛い国王陛下が、ふりふりのミニスカートで歌って踊る。
警護?
大丈夫。暗部を治めているアナベル=シュタイナーと近衛騎士団長でもあるケイン殿下が一緒だから。
「あああーケイの胸ふかふか!むきむきでもふわふわでもだいすきー!」
ステージを降りて城のプライベートエリアでケインに抱き着く。
「もうっ!」
「だって安心するんだ。ケイに守られてる、って。」
「ジュエル殿下、次はケインに産んでもらったら?たまには逆なんでしょ。」
「アナベルっ!どうしてそれを!」
「ケイン、驚かないで。影の長なんだからむしろ当然じゃない。僕に知らないことなんてないんだから。男同士だからたまには気分で交代できるのがいいよね。僕としてもマリウスが童貞なままなのは申し訳なかったし。」
「アナッ!」
「おとーたまー」「おかあーたまー」
ひょこっと双子の天使たちが顔を出す。
「ケイト、カラット、みんなと遊んでいたんじゃないの?」
「うーん。寂しくなっちゃったの。」
「アクアリウムのアクア殿下もいたでしょ。」
「うちのアリアナも。」
「アクアくんもアリアナくんもカラットが大好きなんだって。でもね、まだ早いんじゃないかなって思うの。だからお父様たちを呼びに来ました。」
「早いって何のこと?」
「カラットはまだわからなくていいのー。」
まだ幼いなりに、恋の花が咲いているらしい。
あの頃の僕は、というか最近までよくわからなかったけど。
カラットは僕に似たんだね…。
今日も世界は平和だし、シャイニー王国は活気がある。
僕は聖女でアイドルで国王陛下もやっている。
大好きな人たちがそばにいてくれるから、僕は幸せ。
end
「ようこそ。天使と光の王国シャイニー王国へ。この国は、邪な人間は入れません。なので、皆さまは良い人間だということですね。おめでとうございます!」
ツアー添乗員がにこやかに応対する。
「それでは、今日のメインイベント、クイーンカルテットのステージに行きましょう!」
光溢れる不思議な空間に、宙に浮いたステージ。
そこに、出てくるのは。
「キャーっ!陛下ぁ!今日もとってもかわいいーっ!」
「ケイン殿下―ッ!」
「今日もみんなを、とびっきり幸せにしてあげる!」
いくつになっても可愛い国王陛下が、ふりふりのミニスカートで歌って踊る。
警護?
大丈夫。暗部を治めているアナベル=シュタイナーと近衛騎士団長でもあるケイン殿下が一緒だから。
「あああーケイの胸ふかふか!むきむきでもふわふわでもだいすきー!」
ステージを降りて城のプライベートエリアでケインに抱き着く。
「もうっ!」
「だって安心するんだ。ケイに守られてる、って。」
「ジュエル殿下、次はケインに産んでもらったら?たまには逆なんでしょ。」
「アナベルっ!どうしてそれを!」
「ケイン、驚かないで。影の長なんだからむしろ当然じゃない。僕に知らないことなんてないんだから。男同士だからたまには気分で交代できるのがいいよね。僕としてもマリウスが童貞なままなのは申し訳なかったし。」
「アナッ!」
「おとーたまー」「おかあーたまー」
ひょこっと双子の天使たちが顔を出す。
「ケイト、カラット、みんなと遊んでいたんじゃないの?」
「うーん。寂しくなっちゃったの。」
「アクアリウムのアクア殿下もいたでしょ。」
「うちのアリアナも。」
「アクアくんもアリアナくんもカラットが大好きなんだって。でもね、まだ早いんじゃないかなって思うの。だからお父様たちを呼びに来ました。」
「早いって何のこと?」
「カラットはまだわからなくていいのー。」
まだ幼いなりに、恋の花が咲いているらしい。
あの頃の僕は、というか最近までよくわからなかったけど。
カラットは僕に似たんだね…。
今日も世界は平和だし、シャイニー王国は活気がある。
僕は聖女でアイドルで国王陛下もやっている。
大好きな人たちがそばにいてくれるから、僕は幸せ。
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