虐げられても最強な僕。白い結婚ですが、将軍閣下に溺愛されているようです。

竜鳴躍

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愛のレッスン

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「お疲れ様、エディ。」

「お疲れ様、ティア。」


二人っきりになれば、甘い時間。

ついばむようなキスをして、僕はエディの膝の上。

最強の剣である僕の、最強の回復係であるエディ。

攻撃と守りで、僕たちって能力まで相性がいいと思わない?


スネイクは第二王子だったけど、権能持ちだったから王様になる。
スネイクのお兄様はどう思っているのか心配だったけど、元々王位に固執していない方だったから、むしろ喜んでいるんだって…。
学者肌の方で、王として執務をするよりあちこち冒険して、世界の真理を解き明かしたいタイプだったみたいね。
女神と精霊の関係、そして愛し子、各国の伝説、神獣とは。
僕にも会いたいって。
ちょっとエディがやきもち焼きやさんになったけど、大丈夫だよ。僕は元々男の人が好きなわけじゃない。
エディだからいいんだからね!

タイガーも同じように、国民から求められたけど、『俺は影から支える方が向いているから。脳筋だし。』とかいって、お兄様を立てているみたい。

たぶんだけど、タイガーはスージーと結婚したいって思っているから、なるべく権力を持ちたくないのだと思う。
スージーは綺麗だし、教養もあって家柄だって申し分ないけど、王様の御妃様として嫁ぐには年をとりすぎているし、反対勢力も強そうじゃない?
そういう輩にスージーを絡ませたくないんだと思う。
それに、王様の御妃になったら、ダグラス様と会う機会が増えちゃうもの。
元婚約者同士で、スージーは想いあった記憶があるのに、お妃同士の付き合いなんて難しいよね…。
脳筋だなんていうけど、タイガーはよく考えている人だと思う。

スージーはタイガーのことをどう思っているのかな…?
どんな結果になったとしても、僕たちは二人を応援するよ。


元々の他国の人だった人たちは、エディに忠誠を誓いながら、それぞれの国に帰っていった。
みんな国の立て直しに尽力してて、フォックス王国とは属国ではなく対等な国として、友好国の条約を結んだ。

周りの人がすごく減って、最初からエディの側にいた人たちと僕だけがエディに残った。


エディ、さみしいよね。

でも大丈夫だよ。お父さんの分も、お母さんの分も、お兄さんの分も、僕がエディの側にいてあげる。


キスをして、一緒に二人でお風呂に入って、そして、抱きしめあって眠るの。



「エディ、僕はエディが好きだよ。エディだって愛し合う行為から生まれてきたんだから。だから、それは悪いことじゃない。僕たちがそういうことをするのも。だって、僕もエディも愛し合っているから。」


「うん。」


「………できる?」


「………たぶん。」


入口までいれて、躊躇するエディを足で挟んでぐっと引き込んだ。

うん、ちょっと、ん…痛かったけど。だいじょうぶ、このくらい。


「……!!?ティア??」


「エディ、大丈夫だから。むしろこのままの方が辛いから。だから抱いてね?」

拙い僕らの初めてのエッチ。


一度できてしまえば、たぶんエディは大丈夫。


はやく、エディに家族を増やしてあげたい。

僕もエディとの赤ちゃんに会いたいよ。


子どもができたら、お母様が僕を愛してくれた気持ちが分かるのかな…。





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