35 / 72
なんだこの生き物
すっごく頑張って、ちゅって。
真っ赤な顔で。
どうしてこんなにかわいいんだろう。
ちゅって、初めてキスしてくれた。
それはいいんだけど、これからどうするつもりなの?
「殿下、ダンスと一緒です。きちんとベッドにエスコートしてください。」
ロッテンマイヤー先生の声で、ロイがびくっとなった。
「まず、ローブを脱がせてさしあげて。」
指先がふるふる震えてる。
「ロイ、おじいさまが婚前交渉してもいいっておっしゃってたし、僕は別にいいからね。結婚式の日にあわせて、赤ちゃんを産める魔法をかけてもらうのだし、まだ子どもはできないから。」
こんな様子だと、むしろ初めては先生が見守ってる方が安心というか…。
ムードも何もないけれども。
一回やっちゃえば、きっと大丈夫だと思うんだけどね。
「ロイ、大丈夫。僕も欲しいから。」
バスローブの紐に指をかけるロイの、その手にそっと触れる。
プルプルして子犬みたい。
どうしてこんなにかわいいのかしら。
なんだこの生き物。
意を決してバスローブの紐に手をかける。
しゅるっと紐をほどくと、露になった彼の体は、小柄ながらもそれなりに筋肉も付いて締まっている。
13年間、魔法があるとはいえど一人であの屋敷を切り盛りしていたのだ。
家事労働でついた筋肉だろう。
しなやかできめ細かい肌はしっとりして、胸の突起はピンク色で。
小粒な可愛らしい形をしている。
「見て、ロイ。僕だって期待してこんなになっているんだよ?」
そして、その下は――――――。
形のいい、私のよりは小ぶりなそれが、同じように膨らんで、実が弾けそうになってお腹につきそうになっている。
見世物小屋ではカタルシスが醜悪すぎて気持ち悪い以外なかったが、同じ男の体なのに、どうしてシンは綺麗なんだろう。
「シン……。」
「ん…。」
思わずまた、唇を重ねながら。ゆっくりとシンをベッドに仰向けにした。
ロッテンマイヤー先生が、視界に入らない場所でぐっと拳を握りしめていた。
が、そこでショートしたのか、ロイはぶっ倒れた。
「…………ロイ。」
ロッテンマイヤー先生がこほん、と咳払いする。
「なんかもう、しょうがないですね。でも、公爵がそれとなく誘導してくださるので、これ以上教育をしなくても大丈夫な気がしてきました。陛下たちには再教育は終わったと伝えておきましょう。」
「ありがとうございます。」
「教育の代わり、といいますか。殿下は暫くこの屋敷に置いておいてもよろしいでしょうか。親友としてはずっとそばにいたかと思いますが、婚約者という立場ではないでしょう。婚約者として、傍で触れ合う時間こそ必要と存じます。それから……。」
先生は小瓶をくれた。
「潤滑油です。これを穴に塗ってから入れてもらうことで、怪我を防げますし、スムーズに事が運べるでしょう。あと……そうですね。産める体になれば必要ありませんが、普通の男の体の場合は、中に出されると腹痛になりますので、もしそういうことになりましたら、事後には中を綺麗にしてもらってください。」
「分かりました。」
先生はお辞儀をして、優雅に部屋を出て行った。
ベッドにほぼ裸で残される自分たち。
「全くもう。僕もう萎えちゃったよ。」
ぺち、と軽く背中をはたいた。
「一緒に暮らしていれば、手を出してくれるかしら。」
いっぱい誘惑してみよう。
なんなら、襲ってもよいかもしれない。
真っ赤な顔で。
どうしてこんなにかわいいんだろう。
ちゅって、初めてキスしてくれた。
それはいいんだけど、これからどうするつもりなの?
「殿下、ダンスと一緒です。きちんとベッドにエスコートしてください。」
ロッテンマイヤー先生の声で、ロイがびくっとなった。
「まず、ローブを脱がせてさしあげて。」
指先がふるふる震えてる。
「ロイ、おじいさまが婚前交渉してもいいっておっしゃってたし、僕は別にいいからね。結婚式の日にあわせて、赤ちゃんを産める魔法をかけてもらうのだし、まだ子どもはできないから。」
こんな様子だと、むしろ初めては先生が見守ってる方が安心というか…。
ムードも何もないけれども。
一回やっちゃえば、きっと大丈夫だと思うんだけどね。
「ロイ、大丈夫。僕も欲しいから。」
バスローブの紐に指をかけるロイの、その手にそっと触れる。
プルプルして子犬みたい。
どうしてこんなにかわいいのかしら。
なんだこの生き物。
意を決してバスローブの紐に手をかける。
しゅるっと紐をほどくと、露になった彼の体は、小柄ながらもそれなりに筋肉も付いて締まっている。
13年間、魔法があるとはいえど一人であの屋敷を切り盛りしていたのだ。
家事労働でついた筋肉だろう。
しなやかできめ細かい肌はしっとりして、胸の突起はピンク色で。
小粒な可愛らしい形をしている。
「見て、ロイ。僕だって期待してこんなになっているんだよ?」
そして、その下は――――――。
形のいい、私のよりは小ぶりなそれが、同じように膨らんで、実が弾けそうになってお腹につきそうになっている。
見世物小屋ではカタルシスが醜悪すぎて気持ち悪い以外なかったが、同じ男の体なのに、どうしてシンは綺麗なんだろう。
「シン……。」
「ん…。」
思わずまた、唇を重ねながら。ゆっくりとシンをベッドに仰向けにした。
ロッテンマイヤー先生が、視界に入らない場所でぐっと拳を握りしめていた。
が、そこでショートしたのか、ロイはぶっ倒れた。
「…………ロイ。」
ロッテンマイヤー先生がこほん、と咳払いする。
「なんかもう、しょうがないですね。でも、公爵がそれとなく誘導してくださるので、これ以上教育をしなくても大丈夫な気がしてきました。陛下たちには再教育は終わったと伝えておきましょう。」
「ありがとうございます。」
「教育の代わり、といいますか。殿下は暫くこの屋敷に置いておいてもよろしいでしょうか。親友としてはずっとそばにいたかと思いますが、婚約者という立場ではないでしょう。婚約者として、傍で触れ合う時間こそ必要と存じます。それから……。」
先生は小瓶をくれた。
「潤滑油です。これを穴に塗ってから入れてもらうことで、怪我を防げますし、スムーズに事が運べるでしょう。あと……そうですね。産める体になれば必要ありませんが、普通の男の体の場合は、中に出されると腹痛になりますので、もしそういうことになりましたら、事後には中を綺麗にしてもらってください。」
「分かりました。」
先生はお辞儀をして、優雅に部屋を出て行った。
ベッドにほぼ裸で残される自分たち。
「全くもう。僕もう萎えちゃったよ。」
ぺち、と軽く背中をはたいた。
「一緒に暮らしていれば、手を出してくれるかしら。」
いっぱい誘惑してみよう。
なんなら、襲ってもよいかもしれない。
あなたにおすすめの小説
BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。
佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。
薄幸な子爵は捻くれて傲慢な公爵に溺愛されて逃げられない
くまだった
BL
アーノルド公爵公子に気に入られようと常に周囲に人がいたが、没落しかけているレイモンドは興味がないようだった。アーノルドはそのことが、面白くなかった。ついにレイモンドが学校を辞めてしまって・・・
捻くれ傲慢公爵→→→→→貧困薄幸没落子爵
最後のほうに主人公では、ないですが人が亡くなるシーンがあります。
地雷の方はお気をつけください。
ムーンライトさんで、先行投稿しています。
感想いただけたら嬉しいです。
ゲーム世界の貴族A(=俺)
猫宮乾
BL
妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。
兄様の親友と恋人期間0日で結婚した僕の物語
サトー
BL
スローン王国の第五王子ユリアーネスは内気で自分に自信が持てず第一王子の兄、シリウスからは叱られてばかり。結婚して新しい家庭を築き、城を離れることが唯一の希望であるユリアーネスは兄の親友のミオに自覚のないまま恋をしていた。
ユリアーネスの結婚への思いを知ったミオはプロポーズをするが、それを知った兄シリウスは激昂する。
兄に縛られ続けた受けが結婚し、攻めとゆっくり絆を深めていくお話。
受け ユリアーネス(19)スローン王国第五王子。内気で自分に自信がない。
攻め ミオ(27)産まれてすぐゲンジツという世界からやってきた異世界人。を一途に思っていた。
※本番行為はないですが実兄→→→→受けへの描写があります。
※この作品はムーンライトノベルズにも掲載しています。
元執着ヤンデレ夫だったので警戒しています。
くまだった
BL
新入生の歓迎会で壇上に立つアーサー アグレンを見た時に、記憶がざっと戻った。
金髪金目のこの才色兼備の男はおれの元執着ヤンデレ夫だ。絶対この男とは関わらない!とおれは決めた。
貴族金髪金目 元執着ヤンデレ夫 先輩攻め→→→茶髪黒目童顔平凡受け
ムーンさんで先行投稿してます。
感想頂けたら嬉しいです!
ぼくの婚約者を『運命の番』だと言うひとが現れたのですが、婚約者は変わらずぼくを溺愛しています。
夏笆(なつは)
BL
公爵令息のウォルターは、第一王子アリスターの婚約者。
ふたりの婚約は、ウォルターが生まれた際、3歳だったアリスターが『うぉるがぼくのはんりょだ』と望んだことに起因している。
そうして生まれてすぐアリスターの婚約者となったウォルターも、やがて18歳。
初めての発情期を迎えようかという年齢になった。
これまで、大切にウォルターを慈しみ、その身体を拓いて来たアリスターは、やがて来るその日を心待ちにしている。
しかし、そんな幸せな日々に一石を投じるかのように、アリスターの運命の番を名乗る男爵令息が現れる。
男性しか存在しない、オメガバースの世界です。
改定前のものが、小説家になろうに掲載してあります。
※蔑視する内容を含みます。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後
結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。
※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。
全5話完結。予約更新します。