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アースドラゴン②
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「すいません、ちょっと借ります」
わたしは前に駆け出しながら、冒険者の一人が腰に下げている剣を掠め取った。
「おい、ちょっと何をする気だ」
「ハルクさんを援護します」
「おい、お前には無理だ。下がれ!」
冒険者達が呼び止める声が、聞こえる。
だがわたしはその言葉を無視して、そのまま前に出た。
グアアアアアアア
アースドラゴンは戦いに集中していた。
だが目の前に、目的のわたしが出てきたことで目の色を変える。
大きな咆哮を上げると、目の前のハルクさんを無視してわたしの方へと向き直った。
そして真っすぐに突進をしかける。
くる!
だが警戒したものの、相手の攻撃は目の前で止まる。
その攻撃をがっちりとハルクさんが受け止めていたからだ。
わたしとアースドラゴンとの間に、ハルクさんを挟む配置になる。
奴はわたしを睨みつけギリギリと押し続けるものの、ハルクさんはビクともしない。
ギリギリと押し返し拮抗する。
「バカ野郎、なんで出てきた!さっさと下がれ」
攻撃を受け止めながら、ハルクさんはわたしを怒鳴りつける。
その気迫に負けて、わたしは一瞬びくついた。
だが勇気をだし、言葉を絞り出す。
「考えがあります。隙を作るので、全力の攻撃を叩きこんでくれませんか?」
「嬢ちゃんみたいなヒヨッコが隙を作るだと、馬鹿も休み休みいえ。無理だ、死ぬぞ」
「いえ、とっておきがあります」
「何度も言わせるな。さっさと下がれ、ここは俺に任せろ」
「無理ですよ。このままではハルクさんは負けます。もう体力が残り少ない、そうですよね?」
「・・・」
その言葉にハルクさんは言葉を失う。
だがすぐに切り替えて、言葉を返した。
「本当にできるんだな?」
「任せてください!」
そう言うと、わたしは左横から抜けて前に出た。
さらにアースドラゴンの左側に回り込む。
「バカ!そっちは」
ハルクさんが言いたいことはわかる。
奴の右目は潰れている。その為、右側の方が、相手の反応速度は遅いのだ。
その為、彼が奴と対峙していた際、右側へ攻撃を誘導するように仕掛けていた。
だがわたしが回り込んだのは、奴の左側。
相手の目は健在で、反応速度は通常通り。
攻撃するスピード、反応共に右側よりもかなりシビアなのだ。
奴は、一瞬で左側へ動いたわたしに反応する。
血走った眼で睨みつけ、激しい威圧感がわたしを襲った。
わたしは、剣崎ヒカリとして17年間、メイ=マルチーズとして12年間生きてきた。
だが今までこんな巨体と対峙したことがない。
剣道の試合で大人と対戦したことはある。
だがその対格差もせいぜい大きくて2倍程度だ。
メイとして過ごした冒険者時代も、せいぜい牛や馬程度の大きさの魔物としか対峙したことがなかった。
だがアースドラゴンは怪獣のように大きく、その対格差は20倍以上。
その威圧感は絶大で、前に出るだけでドキドキと心臓が高鳴り、恐怖を覚える。
いやこれは本当に恐怖なのか・・・?
心臓はドキドキと高鳴っている。
だが頭の中はクリアになり、周りがスローモーションに感じた。
そうこの緊張感は・・・剣道の試合だ。
剣道の勝敗は一瞬で決まる。
面、小手、胴、どれかが決まれば、一本を取れるからだ。
ではなぜこの3部位が一本なのか?
面は目と脳みそ、胴は内臓、そして小手は、手を切れば剣が握れなくなり戦力を失う。
どれをとってもそこに攻撃が成功すれば、相手にとって致命的なのだ。
それは魔物でも一緒。
小手は難しいかもしれないが、面と胴は有効だ。
そして今回、わたしが狙うのは面だ。
だが、力では奴に完全に負けている。
スピードも奴の方が上。
では絶対に勝てないのか?
いや剣道はそれだけでは決まらない。そう、剣道には技があるからだ。
天才剣道少女の時、わたしの体は小柄で華奢だった。
力、スピード、間合い、どれをとっても劣っていた。
だがそれでもわたしは、数多の格上を打倒してきた。
技を磨く為に、わたしは必死に努力してきたのだ。
そう、技なら誰にも負けない自信がある。
この胸の高鳴りは恐怖ではない。
強敵を打ち負かす武者震いだ。
目の前の敵に、集中する。
そして剣を構えて、真っすぐに奴を見た。
グルアアアア
奴はすぐに反応した。
一瞬で左を向くと、光る大きな角でわたしを刺し貫く。
その時間、わずか0.1秒にも満たなかった。
「おい!」
「キャー」
その光景に周りの冒険者達から叫び声と悲鳴が飛ぶ。
角はわたしの体を完全に捉えて、そのお腹に深々と突き刺さっていたからだ・・・。
だがその体がぐにゃりとゆがむ。
そしてまるで蜃気楼のように、ゆがみながら露へと消えた。
そう、これは幻影だ。
「剣崎流 惑いの型 朱雀」
この技は視線誘導と足運びを利用して、ここに自分がいることを相手に錯覚させる技だ。
その技にハマると、幻影に取りつかれて、わたしの実体を把握できなくなる。
特に、初見の敵には絶大の効果を発揮する技だ。
そして4つの剣崎流の型で、わたしが最も得意とする型である。
幻影によって奴の攻撃を透かす。
そして奴が勝ち誇っている隙をつき、持っている剣に魔力を集中させた。
それから身体強化魔法をかけ大きく上空に飛び上がると、相手の左目に剣を突き立てた。
剣は吸い込まれるように相手の左目を捉えると、それを切断する。
ギャアアアアアア
激しい鳴き声と共に、アースドラゴンはめちゃくちゃに暴れ狂う。
だが完全に左目を潰した。
右目、左目を潰した今、奴は周りの様子を見ることができない。
ドシンドシンと足踏みをするものの、どれも明後日の方向に踏みつけるだけだった。
その隙にわたしはサッと後衛に戻り、前線を離脱する。
◇◇◇◇
俺はハルク。
元Aランク冒険者、そしてこのピナトスの町のギルドマスターだ。
加齢と怪我で現役を退いた身だ。
だが引退してからも鍛錬は欠かしたことがなかった。
引退しても互角に戦える。
そう思っていた・・・。
だが加齢により体が重い、自身の不甲斐なさを痛感する。
このままではやられる、そう思っていたものの、攻撃を防ぐのがやっとの状況で何も思いつかない。
どうか早く倒れてくれ、と攻撃を受けながら祈ることしかできなかった。
だが、後ろにいる彼らに助けを求めることはできない。
彼らはまだ若く未熟だ。
Aランクからは他の冒険者と次元が違う。
その次元に達していない以上、前線に参加させるわけにはいかなかった。
歯を食いしばり、ひたすらにアースドラゴンの攻撃を耐える。
こうなったら、俺だけでもここに残り冒険者達を逃がそうか?
そう思っていた矢先、一人の少女が前に出た。
嬢ちゃんがこの町に来て冒険者になったのは1か月前。
出自は隠していたものの、幼いながらも綺麗な容姿と魔法の素養、おそらくどこかの貴族の縁者なのは確定的だった。
だが冒険者に出自は関係ない、俺は快く嬢ちゃんを迎え入れた。
嬢ちゃんは中々に優秀だった。
たしかに嬢ちゃんの回復魔法の力はそれほど高くない。
だが圧倒的な魔力量を誇り、その回復魔法を唱えられる回数は群を抜いていた。
冒険者ギルド内の怪我人全てに回復魔法をかけたのは驚いたものだ。
だがそれだけではなかった。
嬢ちゃんは剣で、アースドラゴンの左目を切り裂いたのだ。
冒険者になってたった1か月の少女がだ・・・。
動きを見る限り、確かに新人ながらかなり動きはいい。
おそらくCランク冒険者相当の実力はあると思われる。
だがなんだ?あの技は?
幻影?闇魔法か?
それに目とはいえ、アースドラゴンの固い表皮を切り裂いた?
奴の目が他の鱗よりも柔らかいとはいえ、それでも鉄より硬いんだぞ?
疑問が疑問を呼ぶ。
だが嬢ちゃんならやってくれる、そんな予感はしていた。
前に出た嬢ちゃんの目つきは、何かやってくれそうな目であったからだ。
吸い込まれそうな瞳には、アースドラゴンを一心に見つめかなりの集中が伺えた。
だから俺は嬢ちゃんに任せたのだ。
「嬢ちゃん、いやメイ!よくやった。あとは俺に任せな!」
俺はそう言うと両手に持つハルバートに全魔力を込める。
すると、ハルバートは赤く燃え上がり、カッと激しい光を放ち輝いた。
これは俺の最大最強の必殺技。
景気づけだ、先輩冒険者として本当の技を見せてやるぜ!
「ビックバンインパクト!」
そして俺は飛び上がると暴れ狂うアースドラゴンの首目掛けて、ハルバートを振り下ろした。
そして固い鱗ごと首を切断した。
ギシヤアアアアアアアアア
首を切られアースドラゴンは断末魔をあげると、今までビクともしなかった巨体は地面に倒れこむ。
遅れて周りの仲間達(冒険者達)の歓声が響き渡った。
新人冒険者メイ。
奴はいったい何者なのだろう?さっきの技は何だったんだろう?
聞きたいことが山ほどあるな。
俺はニヤリと笑うと、魔力切れによりそのまま意識が途絶えた。
わたしは前に駆け出しながら、冒険者の一人が腰に下げている剣を掠め取った。
「おい、ちょっと何をする気だ」
「ハルクさんを援護します」
「おい、お前には無理だ。下がれ!」
冒険者達が呼び止める声が、聞こえる。
だがわたしはその言葉を無視して、そのまま前に出た。
グアアアアアアア
アースドラゴンは戦いに集中していた。
だが目の前に、目的のわたしが出てきたことで目の色を変える。
大きな咆哮を上げると、目の前のハルクさんを無視してわたしの方へと向き直った。
そして真っすぐに突進をしかける。
くる!
だが警戒したものの、相手の攻撃は目の前で止まる。
その攻撃をがっちりとハルクさんが受け止めていたからだ。
わたしとアースドラゴンとの間に、ハルクさんを挟む配置になる。
奴はわたしを睨みつけギリギリと押し続けるものの、ハルクさんはビクともしない。
ギリギリと押し返し拮抗する。
「バカ野郎、なんで出てきた!さっさと下がれ」
攻撃を受け止めながら、ハルクさんはわたしを怒鳴りつける。
その気迫に負けて、わたしは一瞬びくついた。
だが勇気をだし、言葉を絞り出す。
「考えがあります。隙を作るので、全力の攻撃を叩きこんでくれませんか?」
「嬢ちゃんみたいなヒヨッコが隙を作るだと、馬鹿も休み休みいえ。無理だ、死ぬぞ」
「いえ、とっておきがあります」
「何度も言わせるな。さっさと下がれ、ここは俺に任せろ」
「無理ですよ。このままではハルクさんは負けます。もう体力が残り少ない、そうですよね?」
「・・・」
その言葉にハルクさんは言葉を失う。
だがすぐに切り替えて、言葉を返した。
「本当にできるんだな?」
「任せてください!」
そう言うと、わたしは左横から抜けて前に出た。
さらにアースドラゴンの左側に回り込む。
「バカ!そっちは」
ハルクさんが言いたいことはわかる。
奴の右目は潰れている。その為、右側の方が、相手の反応速度は遅いのだ。
その為、彼が奴と対峙していた際、右側へ攻撃を誘導するように仕掛けていた。
だがわたしが回り込んだのは、奴の左側。
相手の目は健在で、反応速度は通常通り。
攻撃するスピード、反応共に右側よりもかなりシビアなのだ。
奴は、一瞬で左側へ動いたわたしに反応する。
血走った眼で睨みつけ、激しい威圧感がわたしを襲った。
わたしは、剣崎ヒカリとして17年間、メイ=マルチーズとして12年間生きてきた。
だが今までこんな巨体と対峙したことがない。
剣道の試合で大人と対戦したことはある。
だがその対格差もせいぜい大きくて2倍程度だ。
メイとして過ごした冒険者時代も、せいぜい牛や馬程度の大きさの魔物としか対峙したことがなかった。
だがアースドラゴンは怪獣のように大きく、その対格差は20倍以上。
その威圧感は絶大で、前に出るだけでドキドキと心臓が高鳴り、恐怖を覚える。
いやこれは本当に恐怖なのか・・・?
心臓はドキドキと高鳴っている。
だが頭の中はクリアになり、周りがスローモーションに感じた。
そうこの緊張感は・・・剣道の試合だ。
剣道の勝敗は一瞬で決まる。
面、小手、胴、どれかが決まれば、一本を取れるからだ。
ではなぜこの3部位が一本なのか?
面は目と脳みそ、胴は内臓、そして小手は、手を切れば剣が握れなくなり戦力を失う。
どれをとってもそこに攻撃が成功すれば、相手にとって致命的なのだ。
それは魔物でも一緒。
小手は難しいかもしれないが、面と胴は有効だ。
そして今回、わたしが狙うのは面だ。
だが、力では奴に完全に負けている。
スピードも奴の方が上。
では絶対に勝てないのか?
いや剣道はそれだけでは決まらない。そう、剣道には技があるからだ。
天才剣道少女の時、わたしの体は小柄で華奢だった。
力、スピード、間合い、どれをとっても劣っていた。
だがそれでもわたしは、数多の格上を打倒してきた。
技を磨く為に、わたしは必死に努力してきたのだ。
そう、技なら誰にも負けない自信がある。
この胸の高鳴りは恐怖ではない。
強敵を打ち負かす武者震いだ。
目の前の敵に、集中する。
そして剣を構えて、真っすぐに奴を見た。
グルアアアア
奴はすぐに反応した。
一瞬で左を向くと、光る大きな角でわたしを刺し貫く。
その時間、わずか0.1秒にも満たなかった。
「おい!」
「キャー」
その光景に周りの冒険者達から叫び声と悲鳴が飛ぶ。
角はわたしの体を完全に捉えて、そのお腹に深々と突き刺さっていたからだ・・・。
だがその体がぐにゃりとゆがむ。
そしてまるで蜃気楼のように、ゆがみながら露へと消えた。
そう、これは幻影だ。
「剣崎流 惑いの型 朱雀」
この技は視線誘導と足運びを利用して、ここに自分がいることを相手に錯覚させる技だ。
その技にハマると、幻影に取りつかれて、わたしの実体を把握できなくなる。
特に、初見の敵には絶大の効果を発揮する技だ。
そして4つの剣崎流の型で、わたしが最も得意とする型である。
幻影によって奴の攻撃を透かす。
そして奴が勝ち誇っている隙をつき、持っている剣に魔力を集中させた。
それから身体強化魔法をかけ大きく上空に飛び上がると、相手の左目に剣を突き立てた。
剣は吸い込まれるように相手の左目を捉えると、それを切断する。
ギャアアアアアア
激しい鳴き声と共に、アースドラゴンはめちゃくちゃに暴れ狂う。
だが完全に左目を潰した。
右目、左目を潰した今、奴は周りの様子を見ることができない。
ドシンドシンと足踏みをするものの、どれも明後日の方向に踏みつけるだけだった。
その隙にわたしはサッと後衛に戻り、前線を離脱する。
◇◇◇◇
俺はハルク。
元Aランク冒険者、そしてこのピナトスの町のギルドマスターだ。
加齢と怪我で現役を退いた身だ。
だが引退してからも鍛錬は欠かしたことがなかった。
引退しても互角に戦える。
そう思っていた・・・。
だが加齢により体が重い、自身の不甲斐なさを痛感する。
このままではやられる、そう思っていたものの、攻撃を防ぐのがやっとの状況で何も思いつかない。
どうか早く倒れてくれ、と攻撃を受けながら祈ることしかできなかった。
だが、後ろにいる彼らに助けを求めることはできない。
彼らはまだ若く未熟だ。
Aランクからは他の冒険者と次元が違う。
その次元に達していない以上、前線に参加させるわけにはいかなかった。
歯を食いしばり、ひたすらにアースドラゴンの攻撃を耐える。
こうなったら、俺だけでもここに残り冒険者達を逃がそうか?
そう思っていた矢先、一人の少女が前に出た。
嬢ちゃんがこの町に来て冒険者になったのは1か月前。
出自は隠していたものの、幼いながらも綺麗な容姿と魔法の素養、おそらくどこかの貴族の縁者なのは確定的だった。
だが冒険者に出自は関係ない、俺は快く嬢ちゃんを迎え入れた。
嬢ちゃんは中々に優秀だった。
たしかに嬢ちゃんの回復魔法の力はそれほど高くない。
だが圧倒的な魔力量を誇り、その回復魔法を唱えられる回数は群を抜いていた。
冒険者ギルド内の怪我人全てに回復魔法をかけたのは驚いたものだ。
だがそれだけではなかった。
嬢ちゃんは剣で、アースドラゴンの左目を切り裂いたのだ。
冒険者になってたった1か月の少女がだ・・・。
動きを見る限り、確かに新人ながらかなり動きはいい。
おそらくCランク冒険者相当の実力はあると思われる。
だがなんだ?あの技は?
幻影?闇魔法か?
それに目とはいえ、アースドラゴンの固い表皮を切り裂いた?
奴の目が他の鱗よりも柔らかいとはいえ、それでも鉄より硬いんだぞ?
疑問が疑問を呼ぶ。
だが嬢ちゃんならやってくれる、そんな予感はしていた。
前に出た嬢ちゃんの目つきは、何かやってくれそうな目であったからだ。
吸い込まれそうな瞳には、アースドラゴンを一心に見つめかなりの集中が伺えた。
だから俺は嬢ちゃんに任せたのだ。
「嬢ちゃん、いやメイ!よくやった。あとは俺に任せな!」
俺はそう言うと両手に持つハルバートに全魔力を込める。
すると、ハルバートは赤く燃え上がり、カッと激しい光を放ち輝いた。
これは俺の最大最強の必殺技。
景気づけだ、先輩冒険者として本当の技を見せてやるぜ!
「ビックバンインパクト!」
そして俺は飛び上がると暴れ狂うアースドラゴンの首目掛けて、ハルバートを振り下ろした。
そして固い鱗ごと首を切断した。
ギシヤアアアアアアアアア
首を切られアースドラゴンは断末魔をあげると、今までビクともしなかった巨体は地面に倒れこむ。
遅れて周りの仲間達(冒険者達)の歓声が響き渡った。
新人冒険者メイ。
奴はいったい何者なのだろう?さっきの技は何だったんだろう?
聞きたいことが山ほどあるな。
俺はニヤリと笑うと、魔力切れによりそのまま意識が途絶えた。
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