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聖女の力を纏う剣士
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ヒーリング・ソード
わたしはその手に握る光の剣を、じっと見つめる。
神々しく輝く金色の刀身。
それはまるで天使の羽をモチーフにしたような、白い翼をイメージとしたデザインだ。
またその刃は透き通るように白く、羽のように軽かった。
わたしが魔力で生み出した剣。
それは一言で言うと癒しの力の塊だ。
殺傷力は全くない、その為、相手をこれで切りつけても傷一つ与えられないだろう。
しかし光の剣は、どんなものも断ち切ってしまう。
悪しき心、闇の力、そして死を迎える運命さえも。
すると、ドーン!と大きな音が響き渡る。
遅れて男のうめき声が大きく木霊した。
(ああ、アヤさんは勝ったんだ。なら今度はわたしの番。光の剣でゲンキさんの死の運命さえも断ち切って見せる!)
「いっけええええええ」
わたしは意を決すると、ゲンキさんの心臓にそれを深々と突き刺した。
すると剣は光となり、彼の体に吸い込まれる。
金色の光へと変わった剣は傷口を癒し、刺された傷跡を元通りに修復する。
さらに大量の出血で青みがかった顔もすぐにその色を取り戻した。
そして光が止むと傷跡が元通りに修復されたゲンキさんが静かに横になっていた。
耳を澄ませると静かに寝息を立てている。
どうやら、命に別状はなさそうだ。
「よかった・・・」
しかしまだ終わりではない。
まだやることが残っている。
わたしはゆっくりと立ち上がると、今度はアヤさんの方へと向かうのであった。
◇◇◇◇
アヤさんはカシムを倒した。
しかし彼女も限界の力を振り絞り、魔力も全て使い切ったようだ。
彼女は大量の出血を伴い、意識を失って倒れていた。
それからわたしはゲンキさんの時と同じように新しく覚えた魔法で、彼女の傷を癒した。
かなりの重症であったが、もう大丈夫そうだ。
今はなんとか引っ張って、ゲンキさんの隣に寝かせてある。
「さて、後は・・・」
カシム達が乗っていた馬車を見る。
あの馬車の中に、彼らが隠そうとした物がある筈だ。
武器であろうか?麻薬であろうか?それとも人さらいか・・・。
とりあえず中を確かめてみないことには始まらない。
「馬車の中を確認しましょう」
そう思い、馬車へと歩みだそうとした時、威嚇するように大きな声が響き渡った。
「動くな!」
「え?」
突然の声に足を止める。
そして周りを見渡すと、いつの間にか鎧を着た屈強な兵士達に取り囲まれていた。
数は30人程。
全員が銀色で立派なフルプレートアーマーを着こなし、隙のない雰囲気でわたしに槍と剣を向ける。
その統率された動きは洗練され、どうやらどこかの騎士団のようだ。
もしかして、カシムの仲間・・・。
わたしは横目で地面に倒れるゲンキさん達4人を見る。
全員が深い眠りにつき、当分目を冷ましそうにない。
その為、戦えるのはわたしだけだ。
しかしわたしもカシム達との戦いで、満身創痍の状態だ。
それに魔力も殆ど残っていない。
対して相手は屈強な騎士30人。
絶対に勝ち目がなかった。
それに逃げようにも、仲間を置いていくわけにはいかない。
(いったいどうすれば・・・)
すると、わたしの前に一人の騎士が歩み出た。
その騎士は他の騎士と違い、深紅の鎧を着ていた。
しかもその騎士は女性だった。
女性でありながらスラリと高い長身で、180センチ近くありそうだ。
130センチのわたしから見ると、彼女は見上げる程に背が高い。
そして鎧に合わせるような、ルビー色の赤い瞳と赤い髪をしている。
整った顔立ちは女性でありながら、よく鍛えられた体は男性騎士とそん色なかった。
「貴様、姫様をどこにやった!」
「ひ・姫様ですか?」
突然の彼女の言葉に、わたしはポカーンと呆ける。
「白を切る気か?忌々しい、叩き切ってくれる」
そう言うと彼女は剣を抜いた。
そしていきなりわたしに切りかかってきた。
「ちょっちょっと!」
その攻撃に反応し、慌ててわたしは摺り足で移動して攻撃を躱す。
だがその攻撃は早く、わたしの髪の先を少し切り裂いた。
切られた金色の髪がヒラヒラと地面に落ちる。
しかしそれに怯むことなく後ろに大きく飛び、彼女との間合いを開けた。
「スカーレット様!援護しますか?」
周りの騎士達は、その女性騎士をスカーレットと呼ぶ。
そして移動したわたしに向け再び武器を向けると、輪を縮めるようにじりじりと近づいた。
「いや、お前達は周りで倒れている者を取り押さえろ。あとあの馬車の中の確認だ。
そしてこの娘だが、私に任せてもらおう」
そう言うとスカーレットは、再び剣で切りかかってきた。
もう、こうなったら・・・。
対するわたしも剣を抜き覚悟を決めると、スカーレットに応戦した。
相手は話を聞くつもりがない、このままでは有無を言わさずやられてしまう。
しかし彼女はわたしを舐めているのか、1対1の戦いを臨んできた。
これはチャンスだ。
彼女が周りの騎士に指示を飛ばしていたのを見ると、どうやら彼女はこの騎士達の隊長のようだ。もし彼女を倒すことができれば、この状況を打破する隙ができるかもしれない。
「フレイル!」
スカーレットはわたしに向けて走りながら、呪文を唱える。
するとメラメラと体中から炎が沸き上がると、その炎を体に纏い定着させた。
どうやら炎を纏い身体能力を強化する魔法のようだ。
炎を纏ったスカーレットは一気に加速すると、一瞬で開いていたわたしとの距離を詰める。
そして問答無用で、剣で袈裟切りに切りつけた。
鋭い一閃、その剣戟はかなりの早さだった。
しかしそれでも目に追えない速さではない、わたしはその動きを完全に見切る。
「剣崎流 守りの型 玄武!」
そして迫りくる剣に剣先をそっと当てると、右方向に少しずらした。
「なっ!」
スカーレットは思わぬ方向へ攻撃を反らされ、ぐらりと体制を崩す。
その隙をつき、わたしは剣を引き戻すと胴を狙い剣で切りつけた。
ブン。
だが体制を崩したスカーレットは、片足に力を込めると上空に飛び上がった。
普通の人間では片足でここまで飛ぶことはできない。
飛ぶ瞬間に炎を纏い推進力として利用したようだ。
わたしの剣は彼女の足元を掠め空を切る。
だがすぐに切り替える。
その反動を利用し、わたしはすぐに前に飛ぶ。
剣を振りぬいた力を利用して、前回りをした格好だ。
ガン
遅れてすぐに、今いた場所を上空から落下したスカーレットが剣を突き刺した。
わたしは受け身をとり、すぐに立ち上がる。
そして再び剣を構えて、スカーレットを見据えた。
「なかなかやるではないか?お前、名前は?」
「冒険者のメイです。スカーレットさん、わたしの話を聞いてください」
「そうか、メイ。悪いが敵である貴様に聞く話などない。だがお前の力に敬意をこめて最強の技で沈めてやろう」
(ああ、この人話を全然聞かない人なんだ・・・)
やっと話をすることができたと思ったが、話が全然かみ合わない。
その状況にわたしは絶望し、思わず心の中でため息をつく。
だが、すぐに正気に戻り注意深くスカーレットを見据えた。
(何か仕掛けてくる!?)
スカーレットの纏う炎がメラメラと燃え上がり、魔力が大きく膨らむ。
そして彼女はぐっと足を強く踏み込むと、大声をあげながら高速で前に飛び出した。
「メテオスラッシュ!」
魔力を纏う体はメラメラと燃え上がり、目にも留まらない速さでわたしに迫る。
それはまるで高速で移動する流れ星のようであった。
さらにメラメラと燃え上がりる彼女の斬撃は、一瞬でわたしの体を貫いた。
通常、武道は力の強いものが有利だ。
そしてまともに力比べをすれば、力が強いものが勝つのは当然の結果である。
しかし、剣士には技がある。
相手の力がいかに優れようとも、その攻撃を透かして隙をつくれば勝つことができるのだ。
時代劇では、よくつばぜり合いをするシーンが見受けられるが、あれは実戦では全く向かない。
そんなことをすれば力の強い者が勝つのが当然で、力の弱い者は足を止められた時点でほぼ敗北が決定するからだ、
だから力の弱いわたしは、力の強い相手にまともに剣で打ち合うつもりはない。
「剣崎流、惑いの型 朱雀!」
彼女が貫いたのは、朱雀で生み出した幻影だ。
刺し貫かれたわたしの体は、蜃気楼のように煙となって消え去る。
「馬鹿な!幻影だと?」
突然煙となって消えたわたしに、スカーレットは驚愕の声をあげた。
(これで終わりです!)
攻撃を反らしたわたしはすぐにスカーレットの後ろに回り込む。
そして最後の魔力を振り絞りそれを纏うと、彼女に剣を突き立てた。
「二人ともお待ちください!?」
だが突然、わたしとスカーレットを制止する声が響き渡る。
その声を聴き、わたしは思わずスカーレットの喉元に突き立てた剣を寸止めした。
「セ・セレナ様・・・ご無事だったんですね」
だがスカーレットはそれどころではなかった。
彼女は馬車の方をじっと眺めた後、声をあげた人物に頭を下げる。
(彼女は一体・・・)
わたしはその状況に困惑して、ただ茫然と立ちすくむことしかできなかった・・・。
わたしはその手に握る光の剣を、じっと見つめる。
神々しく輝く金色の刀身。
それはまるで天使の羽をモチーフにしたような、白い翼をイメージとしたデザインだ。
またその刃は透き通るように白く、羽のように軽かった。
わたしが魔力で生み出した剣。
それは一言で言うと癒しの力の塊だ。
殺傷力は全くない、その為、相手をこれで切りつけても傷一つ与えられないだろう。
しかし光の剣は、どんなものも断ち切ってしまう。
悪しき心、闇の力、そして死を迎える運命さえも。
すると、ドーン!と大きな音が響き渡る。
遅れて男のうめき声が大きく木霊した。
(ああ、アヤさんは勝ったんだ。なら今度はわたしの番。光の剣でゲンキさんの死の運命さえも断ち切って見せる!)
「いっけええええええ」
わたしは意を決すると、ゲンキさんの心臓にそれを深々と突き刺した。
すると剣は光となり、彼の体に吸い込まれる。
金色の光へと変わった剣は傷口を癒し、刺された傷跡を元通りに修復する。
さらに大量の出血で青みがかった顔もすぐにその色を取り戻した。
そして光が止むと傷跡が元通りに修復されたゲンキさんが静かに横になっていた。
耳を澄ませると静かに寝息を立てている。
どうやら、命に別状はなさそうだ。
「よかった・・・」
しかしまだ終わりではない。
まだやることが残っている。
わたしはゆっくりと立ち上がると、今度はアヤさんの方へと向かうのであった。
◇◇◇◇
アヤさんはカシムを倒した。
しかし彼女も限界の力を振り絞り、魔力も全て使い切ったようだ。
彼女は大量の出血を伴い、意識を失って倒れていた。
それからわたしはゲンキさんの時と同じように新しく覚えた魔法で、彼女の傷を癒した。
かなりの重症であったが、もう大丈夫そうだ。
今はなんとか引っ張って、ゲンキさんの隣に寝かせてある。
「さて、後は・・・」
カシム達が乗っていた馬車を見る。
あの馬車の中に、彼らが隠そうとした物がある筈だ。
武器であろうか?麻薬であろうか?それとも人さらいか・・・。
とりあえず中を確かめてみないことには始まらない。
「馬車の中を確認しましょう」
そう思い、馬車へと歩みだそうとした時、威嚇するように大きな声が響き渡った。
「動くな!」
「え?」
突然の声に足を止める。
そして周りを見渡すと、いつの間にか鎧を着た屈強な兵士達に取り囲まれていた。
数は30人程。
全員が銀色で立派なフルプレートアーマーを着こなし、隙のない雰囲気でわたしに槍と剣を向ける。
その統率された動きは洗練され、どうやらどこかの騎士団のようだ。
もしかして、カシムの仲間・・・。
わたしは横目で地面に倒れるゲンキさん達4人を見る。
全員が深い眠りにつき、当分目を冷ましそうにない。
その為、戦えるのはわたしだけだ。
しかしわたしもカシム達との戦いで、満身創痍の状態だ。
それに魔力も殆ど残っていない。
対して相手は屈強な騎士30人。
絶対に勝ち目がなかった。
それに逃げようにも、仲間を置いていくわけにはいかない。
(いったいどうすれば・・・)
すると、わたしの前に一人の騎士が歩み出た。
その騎士は他の騎士と違い、深紅の鎧を着ていた。
しかもその騎士は女性だった。
女性でありながらスラリと高い長身で、180センチ近くありそうだ。
130センチのわたしから見ると、彼女は見上げる程に背が高い。
そして鎧に合わせるような、ルビー色の赤い瞳と赤い髪をしている。
整った顔立ちは女性でありながら、よく鍛えられた体は男性騎士とそん色なかった。
「貴様、姫様をどこにやった!」
「ひ・姫様ですか?」
突然の彼女の言葉に、わたしはポカーンと呆ける。
「白を切る気か?忌々しい、叩き切ってくれる」
そう言うと彼女は剣を抜いた。
そしていきなりわたしに切りかかってきた。
「ちょっちょっと!」
その攻撃に反応し、慌ててわたしは摺り足で移動して攻撃を躱す。
だがその攻撃は早く、わたしの髪の先を少し切り裂いた。
切られた金色の髪がヒラヒラと地面に落ちる。
しかしそれに怯むことなく後ろに大きく飛び、彼女との間合いを開けた。
「スカーレット様!援護しますか?」
周りの騎士達は、その女性騎士をスカーレットと呼ぶ。
そして移動したわたしに向け再び武器を向けると、輪を縮めるようにじりじりと近づいた。
「いや、お前達は周りで倒れている者を取り押さえろ。あとあの馬車の中の確認だ。
そしてこの娘だが、私に任せてもらおう」
そう言うとスカーレットは、再び剣で切りかかってきた。
もう、こうなったら・・・。
対するわたしも剣を抜き覚悟を決めると、スカーレットに応戦した。
相手は話を聞くつもりがない、このままでは有無を言わさずやられてしまう。
しかし彼女はわたしを舐めているのか、1対1の戦いを臨んできた。
これはチャンスだ。
彼女が周りの騎士に指示を飛ばしていたのを見ると、どうやら彼女はこの騎士達の隊長のようだ。もし彼女を倒すことができれば、この状況を打破する隙ができるかもしれない。
「フレイル!」
スカーレットはわたしに向けて走りながら、呪文を唱える。
するとメラメラと体中から炎が沸き上がると、その炎を体に纏い定着させた。
どうやら炎を纏い身体能力を強化する魔法のようだ。
炎を纏ったスカーレットは一気に加速すると、一瞬で開いていたわたしとの距離を詰める。
そして問答無用で、剣で袈裟切りに切りつけた。
鋭い一閃、その剣戟はかなりの早さだった。
しかしそれでも目に追えない速さではない、わたしはその動きを完全に見切る。
「剣崎流 守りの型 玄武!」
そして迫りくる剣に剣先をそっと当てると、右方向に少しずらした。
「なっ!」
スカーレットは思わぬ方向へ攻撃を反らされ、ぐらりと体制を崩す。
その隙をつき、わたしは剣を引き戻すと胴を狙い剣で切りつけた。
ブン。
だが体制を崩したスカーレットは、片足に力を込めると上空に飛び上がった。
普通の人間では片足でここまで飛ぶことはできない。
飛ぶ瞬間に炎を纏い推進力として利用したようだ。
わたしの剣は彼女の足元を掠め空を切る。
だがすぐに切り替える。
その反動を利用し、わたしはすぐに前に飛ぶ。
剣を振りぬいた力を利用して、前回りをした格好だ。
ガン
遅れてすぐに、今いた場所を上空から落下したスカーレットが剣を突き刺した。
わたしは受け身をとり、すぐに立ち上がる。
そして再び剣を構えて、スカーレットを見据えた。
「なかなかやるではないか?お前、名前は?」
「冒険者のメイです。スカーレットさん、わたしの話を聞いてください」
「そうか、メイ。悪いが敵である貴様に聞く話などない。だがお前の力に敬意をこめて最強の技で沈めてやろう」
(ああ、この人話を全然聞かない人なんだ・・・)
やっと話をすることができたと思ったが、話が全然かみ合わない。
その状況にわたしは絶望し、思わず心の中でため息をつく。
だが、すぐに正気に戻り注意深くスカーレットを見据えた。
(何か仕掛けてくる!?)
スカーレットの纏う炎がメラメラと燃え上がり、魔力が大きく膨らむ。
そして彼女はぐっと足を強く踏み込むと、大声をあげながら高速で前に飛び出した。
「メテオスラッシュ!」
魔力を纏う体はメラメラと燃え上がり、目にも留まらない速さでわたしに迫る。
それはまるで高速で移動する流れ星のようであった。
さらにメラメラと燃え上がりる彼女の斬撃は、一瞬でわたしの体を貫いた。
通常、武道は力の強いものが有利だ。
そしてまともに力比べをすれば、力が強いものが勝つのは当然の結果である。
しかし、剣士には技がある。
相手の力がいかに優れようとも、その攻撃を透かして隙をつくれば勝つことができるのだ。
時代劇では、よくつばぜり合いをするシーンが見受けられるが、あれは実戦では全く向かない。
そんなことをすれば力の強い者が勝つのが当然で、力の弱い者は足を止められた時点でほぼ敗北が決定するからだ、
だから力の弱いわたしは、力の強い相手にまともに剣で打ち合うつもりはない。
「剣崎流、惑いの型 朱雀!」
彼女が貫いたのは、朱雀で生み出した幻影だ。
刺し貫かれたわたしの体は、蜃気楼のように煙となって消え去る。
「馬鹿な!幻影だと?」
突然煙となって消えたわたしに、スカーレットは驚愕の声をあげた。
(これで終わりです!)
攻撃を反らしたわたしはすぐにスカーレットの後ろに回り込む。
そして最後の魔力を振り絞りそれを纏うと、彼女に剣を突き立てた。
「二人ともお待ちください!?」
だが突然、わたしとスカーレットを制止する声が響き渡る。
その声を聴き、わたしは思わずスカーレットの喉元に突き立てた剣を寸止めした。
「セ・セレナ様・・・ご無事だったんですね」
だがスカーレットはそれどころではなかった。
彼女は馬車の方をじっと眺めた後、声をあげた人物に頭を下げる。
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