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12話
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「だってだって!男子部員だよ!?市大会も優勝間違いなしだよ!?遠征費はでるでしょ!?どうして意地悪するの!?」
友梨奈先輩は宮古先輩に抱きつきながら、会長に抗議する。
「去年も絶対大会でれるよ!と言って予算出したのに、新入生3人全員自主練がキツくて退部、大会出場できなかったでしょう!それになんですかこの希望欄!」
生徒会長も怒りを隠さず予算の購入希望物品表を突き出す。耳かき各種新品、イヤーオイル、練習用のあたらしいソファ、研究用のプロdvd、おやつ代etc・・・
「あー。こりゃだめですね。いや、うん。なんですか。おやつ代て
「柿人くん!?まさかそんなけちんぼ女王の味方をするの!?頼れる部長の私じゃなくて!?」
なぜこの人はこの状況で生徒会長を煽るのか。
「いや、これはどう考がえてもこっちが悪いでしょう。練習道具の耳かきもたくさんあるし、ソファもまあ、ボロいけどまだ使えるし。先輩が去年何したか知らないけども。ただ、大会に出る気なのは本当なんで、そこだけは勘弁してくれませんかね?」
市大会に出たいのは自分も一緒だ。狂った世界のトンチキな先輩に誘われただけの部活だが、やれるところまで今はやりたいのだ。
「なるほど?新入生は少しはまともな考えができるようですね。ですが残念ながら、そもそもこの部活、部員数があと1人たりてないので、予算を出しようがないんです。というかこの部室も半分不法占拠です。他に使用希望者がいないから放置されてただけで。」
「え゛」
耳かき部、耳かき部ですらなかったのか・・・
「友梨奈?初耳なんだけど?」
「ぴゃう!?だって先輩達、耳かきで勝ち続けてれば勝手に予算入ってくるっていってたんだもん!!」
なるほど、バカはこの部活の伝統なのか。
「えーと、そしたら部員増えたら見逃してもらえたりしません?大会は僕もどうしても出たいんです!ほら、男子が耳かき大会で優勝とかしたら学校の話題にももってこいだと思いますよ!」
「そーだそーだ!柿人君もっと言ってやって!このけちんぼを言い負かしちゃもが!」
宮古先輩が友梨奈先輩の口を手で塞ぐ。なぜこの人はこう、ナチュラルに他人を煽るのか。
「友梨奈ちょっと黙ってような。後輩の邪魔になるから。」
「ケチじゃないです!ルールでそうなってるの!それに学校が話題になるとか先生が喜んでも私は別に嬉しくないです!!」
確かにそりゃそうだ。部の活躍と生徒会長はなんの関係もなかった。
「本当になんとかならないんすか?鶴城先輩。いや、このポンコツが10割悪いとは思うんですけど、後輩もやる気出してるんで、大会のためにも部の体は残して欲しいんですけど。」
「宮古ちゃんがいながらこうなってることも私、色々言いたいことがあるんですけど・・・まあ、いいでしょう。再来週の予算会議までに部員をもう1人増やしてください。そうすれば、最低限部の体と、市大会の遠征費くらいは出します。大会前に潰したり、大会終わるまでだけの約束とかで増やすのはなしですよ?」
「わかりましたよ鶴城先輩。なんとかします。」
「もが!へーんだ!すぐ仲間集めちゃうもんね!その時吠え面かいてもしらないんだから!ふが!!」
宮古先輩の弛んだ手から友梨奈先輩が吠えるものの、すぐにまた押さえつけられる。
「友梨奈さん・・・本当にもう・・・」
ピキピキと擬音が聞こえてきそうな怒りの表情も3秒ほどでためいきに変える。多分この人、すごい苦労人だ。
「ええ。では、吠え面かけるようにしておきますので、ちゃんと部員を集めてください。自分の後輩の夢を潰さないでくださいね。」
そう言って生徒会長・・・鶴城先輩はドアをピシャリと閉めて部室を出て行った。
「で、部員どうします?」
残された自分達は部の体を残すために人1人ぶんの体を必要とすることになった。
友梨奈先輩は宮古先輩に抱きつきながら、会長に抗議する。
「去年も絶対大会でれるよ!と言って予算出したのに、新入生3人全員自主練がキツくて退部、大会出場できなかったでしょう!それになんですかこの希望欄!」
生徒会長も怒りを隠さず予算の購入希望物品表を突き出す。耳かき各種新品、イヤーオイル、練習用のあたらしいソファ、研究用のプロdvd、おやつ代etc・・・
「あー。こりゃだめですね。いや、うん。なんですか。おやつ代て
「柿人くん!?まさかそんなけちんぼ女王の味方をするの!?頼れる部長の私じゃなくて!?」
なぜこの人はこの状況で生徒会長を煽るのか。
「いや、これはどう考がえてもこっちが悪いでしょう。練習道具の耳かきもたくさんあるし、ソファもまあ、ボロいけどまだ使えるし。先輩が去年何したか知らないけども。ただ、大会に出る気なのは本当なんで、そこだけは勘弁してくれませんかね?」
市大会に出たいのは自分も一緒だ。狂った世界のトンチキな先輩に誘われただけの部活だが、やれるところまで今はやりたいのだ。
「なるほど?新入生は少しはまともな考えができるようですね。ですが残念ながら、そもそもこの部活、部員数があと1人たりてないので、予算を出しようがないんです。というかこの部室も半分不法占拠です。他に使用希望者がいないから放置されてただけで。」
「え゛」
耳かき部、耳かき部ですらなかったのか・・・
「友梨奈?初耳なんだけど?」
「ぴゃう!?だって先輩達、耳かきで勝ち続けてれば勝手に予算入ってくるっていってたんだもん!!」
なるほど、バカはこの部活の伝統なのか。
「えーと、そしたら部員増えたら見逃してもらえたりしません?大会は僕もどうしても出たいんです!ほら、男子が耳かき大会で優勝とかしたら学校の話題にももってこいだと思いますよ!」
「そーだそーだ!柿人君もっと言ってやって!このけちんぼを言い負かしちゃもが!」
宮古先輩が友梨奈先輩の口を手で塞ぐ。なぜこの人はこう、ナチュラルに他人を煽るのか。
「友梨奈ちょっと黙ってような。後輩の邪魔になるから。」
「ケチじゃないです!ルールでそうなってるの!それに学校が話題になるとか先生が喜んでも私は別に嬉しくないです!!」
確かにそりゃそうだ。部の活躍と生徒会長はなんの関係もなかった。
「本当になんとかならないんすか?鶴城先輩。いや、このポンコツが10割悪いとは思うんですけど、後輩もやる気出してるんで、大会のためにも部の体は残して欲しいんですけど。」
「宮古ちゃんがいながらこうなってることも私、色々言いたいことがあるんですけど・・・まあ、いいでしょう。再来週の予算会議までに部員をもう1人増やしてください。そうすれば、最低限部の体と、市大会の遠征費くらいは出します。大会前に潰したり、大会終わるまでだけの約束とかで増やすのはなしですよ?」
「わかりましたよ鶴城先輩。なんとかします。」
「もが!へーんだ!すぐ仲間集めちゃうもんね!その時吠え面かいてもしらないんだから!ふが!!」
宮古先輩の弛んだ手から友梨奈先輩が吠えるものの、すぐにまた押さえつけられる。
「友梨奈さん・・・本当にもう・・・」
ピキピキと擬音が聞こえてきそうな怒りの表情も3秒ほどでためいきに変える。多分この人、すごい苦労人だ。
「ええ。では、吠え面かけるようにしておきますので、ちゃんと部員を集めてください。自分の後輩の夢を潰さないでくださいね。」
そう言って生徒会長・・・鶴城先輩はドアをピシャリと閉めて部室を出て行った。
「で、部員どうします?」
残された自分達は部の体を残すために人1人ぶんの体を必要とすることになった。
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