恋のキューピッド部

くらげ

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本編

グットエンドver

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告白が成功してない場合です


「こんにちは、告白の結果を言いに来ました」

千尋が笑顔でキューピッド部の部室に入ってきた

「久しぶり。3日ぶりか?」
「そうですね。三連休はさみましたしね」
「スッキリした顔をしてるな。成功したのか?」
「いいえ、フラれちゃいました」
「そうだったか」
「はい、でも浅沼先輩はボクの気持ちを
ちゃんと受け止めてくれました。気持ち悪くないとも言ってくれました。今は、それだけで十分嬉しいです」

そう千尋は晴れやかな笑顔で言った

「今は、って事は諦めるつもりは無いんだね」
「はい。これからはもっとアタックし続けます。協力してくださりありがとうございました。お礼はいつか必ず」
「いや、良いよ。恋を叶えられなかったからね。まぁ、頑張りたまえ。これからも陰ながら応援するよ」
「ありがとうございます」
「相談くらいならのるからいつでも頼れよ」
「あぁ。大抵、放課後は此処にいるから来いよ。愚痴とか相談ならきけるから」
「はい。ありがとうございました。
じゃあ、部活があるので今日はこれで」

そう言って千尋は帰っていった 

「ちょっと、君たち。いいとこ取りするのはやめてくれないかい?此処では僕が部長でルールなんだよ」
「悪かったって。俺らは環と違ってそれぐらいしか出来ないからそう言っただけだ。菓子やるから機嫌なおせ」
「それぐらいで機嫌がなおると思ったら大間違いだよ。まあ、お菓子に罪はないからもらうけどね」

そんな文句を言っている環は緩んでおり機嫌がなおっているようだ

「機嫌なおってんじゃん」
「何か言ったかい?雑用係君?」
「何も言ってねーよ。それより、あの噂流したの君だろ?環。」
「あの噂?」
「難波が同性愛者だっていう噂!」
「さぁ、どうだろうねぇ」
「絶対、お前だろ!」
「普。残念だが、証拠がない以上こいつを問いただすことはできないぞ。そういう奴だからな。環は」

青木にそう言われ普は無理やり納得することにした

「...はぁ、まぁいっか。その噂のおかげで難波は浅沼に告白できたんだし。」
「そうだよ。たとえ僕が噂を流したとしても、
  それはキューピッドの仕事をしたまでさ」
「あっ!認めたな!」
「たとえばの話だよ」
「....屁理屈女め」
「しつこい男はモテないよ」
「恋人から好かれていたらいいんで大丈夫です」
「惚気だ~。聞きまして奥様。恋人から好かれていたらいいんですって」
「ええ。聞きましてよ、奥様。随分イケメンな回答ですこと。」
「お前ら~!!」

普は2人にからかわれて怒りをあらわにしている
キューピッド部の日常である

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
放課後の放送が鳴る時
教室で二人の生徒は噂をしていた

なぁ、知ってるか?この学校のとある部活に恋の願いを叶えるキューピッドがいるらしいんだ
それは本当なのか?
本当さ。実際に恋を叶えてもらったやつもいるんだ
へー。それでその部活はどこにあるんだ?
確か、旧校舎の音楽室にあるらしいぞ

環が教室に入るが誰も気づくことがない
環が手を挙げると音がなくなった

「この学校には恋を叶えるキューピッドがいる。この噂の真偽が気になる者、恋を叶えて欲しい者はぜひ訪ねてきてくれ。どんな手段を使っても恋を叶えて差し上げよう。君の恋を叶えた暁にはこちらのお願いを一つ、聞いてもらうけどね」

環が去ると青木がゆっくりと歩いてきた
環が去っていても時が止まったように音が聞こえない

「これにて、難波千尋からの依頼は終わった。彼女の恋は叶わなかったが人に思考を委ねず、自分の意思で行動できるようになったのはいい結果といえるだろう。話は変わるがギリシャ神話のアポロンという神をご存知だろうか。
アポロンはエロスの矢によって神の娘ダフネに恋をし、逃げるダフネを追いかけ続け月桂樹となった彼女の葉を自分の象徴にしたと言う。まったく、恋というのは神の感情さえも変えてしまう恐ろしいものだな。おっと、そろそろ時間も動き出す。ではまたいつか会える時まで。」


青木がいなくなると何事も無かったかのように話し声や下校の音楽が聞こえ始めた




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