22 / 49
第19話
しおりを挟む
「おい、君、何て事始めるんだ。止めろ!」
商人の男はそう言って手足を縛られたままの不自由な体をよじって女の手から逃れようとた。しかし、手足をしっかりと縛られている身では、ただ芋虫の様にその場でその身をくねらせるだけだった。
「何を嫌がる。別に痛めつけるつもりはない。
だからお前の楽しめ。
まあ、お前の愛しい女も見てるんだがな」
そんな商人を見て町長は声を上げて笑った。
「おい、お前もあの愛しいぼっちゃんをちゃんと見てろよ。
目を逸らせたりしたら今度は女じゃない部分を徹底的に嬲ってやるからな」
ひとしきり笑った後、町長は今度は残忍な表情を浮かべた。そして片手で、黒髪の膝の上でぐったりとしている黒髪のメイドの尻をさすりながらそう言い放った。その言葉を聞いて黒髪のメイドの体がびくりと震えた。そして、メイドは気だるそうな表情のまま、ゆっくりと若い商人の方を見た。商人を見るその黒い瞳が悲しみに濡れていた。
「どうした、続けろ!」
膝の上の黒髪のメイドが商人の男の方を見たのを確認すると町長は、商人のズボンを下ろしたメイド姿の女に向かって怒鳴った。
その声を聞いてメイド姿の女が再び商人の男の下半身に手を伸ばした。そして露わになった男の下着を掴むとそのままゆっくりとそれを引き下ろした。明かりの下、商人の男の股間にある物が露わになった。メイド服の女は商人の男の一物を見るとゆっくりとそこへ手を伸ばした。
「止めろ! 止めるんだ!」
商人の男はまるで女が男に襲われそうになったかの様な声を上げた。しかし、メイド姿の女はその手を止めなかった。ただ、死んだ魚の様な濁った瞳で男の股間を見たまま、恋人の物を慈しむ様に両手でその物を弄び始めた。
相手は世間一般的に言ってかなり美しく、そして若い女だ。例え、この様に狂った状況ながら、若い男の肉体はその意志に反してすぐさま反応をした。女の愛撫を受け、その物は固く、そして見るからに大きくなっていた。それを町長の膝の上で悲し気に見詰める黒髪のメイドの目から一筋涙がこぼれた。
しっかりとそれが大きくなったのを確認すると、メイド姿の女は一度顔を上げ男の目を見た。
「ごめんなさい、許して……」
メイド姿の女はそう微かに呟くと、顔を商人の男の顔に近づけた。
その時、商人の男の唇が微かに動いた。そして、ほんの一瞬だけメイド姿の女の体がぴくりと震えた。しかし、それをにやにやと、さも楽し気に見詰める町長はその事にまったく気付く様子はなった。
「せめて今だけ、すべてを忘れて快楽に身を任せて……」
メイド姿の女はそう商人の男に耳元で囁くと、そのまま自らの唇を男の唇に押し当てた。
しばらく、商人の男と舌を絡め合っていたメイド姿の女はゆっくりとその唇を離した。二人の唾液が絡みあい、まるで夜露に濡れた蜘蛛の巣の様な糸を引いた。そして、女は一度、悲し気な瞳で男を見た後、ゆっくりとその顔を男の股間へと進めていった。
町長の口元に好色と残忍性の入り混じった笑みが浮かんだ。
町長の膝の上で、商人の男を見ていた黒髪のメイドが思わず目を逸らせた。
「うっ……」
その瞬間、黒髪のメイドはそう声を漏らして体をのけ反らせた。
「目を逸らすな、見ろ!」
町長の鋭い声が響いた。町長は黒髪のメイドが目を逸らせた瞬間、尻を撫でまわしていた手の長い人差し指をいきなり黒髪のメイドの女でない部分に突き刺したのだ。黒髪のメイドは思ってもみなかった場所を襲った痛みにその体をのけ反らせたのだ。痛みはやや収まったのものの、なおも続く異物感に黒髪のメイドは眉間に皺を寄せながらもゆっくりと目を開き商人の男を見た。
一方、メイド姿の女は、完全に商人の男の股間に顔を埋めていた。商人の男は諦めた様に目を閉じ、股間を襲う甘く切ない快楽に時おりその体をびくりびくりと震わせていた。その時、男の物はメイド姿の女の口の中に根元まで納まっていたのだ。
黒髪のメイドの目から再び涙がこぼれ落ちて来た。それは、あらぬ場所を襲う鈍痛と異物感が生むものだけではなった。
商人の男はそう言って手足を縛られたままの不自由な体をよじって女の手から逃れようとた。しかし、手足をしっかりと縛られている身では、ただ芋虫の様にその場でその身をくねらせるだけだった。
「何を嫌がる。別に痛めつけるつもりはない。
だからお前の楽しめ。
まあ、お前の愛しい女も見てるんだがな」
そんな商人を見て町長は声を上げて笑った。
「おい、お前もあの愛しいぼっちゃんをちゃんと見てろよ。
目を逸らせたりしたら今度は女じゃない部分を徹底的に嬲ってやるからな」
ひとしきり笑った後、町長は今度は残忍な表情を浮かべた。そして片手で、黒髪の膝の上でぐったりとしている黒髪のメイドの尻をさすりながらそう言い放った。その言葉を聞いて黒髪のメイドの体がびくりと震えた。そして、メイドは気だるそうな表情のまま、ゆっくりと若い商人の方を見た。商人を見るその黒い瞳が悲しみに濡れていた。
「どうした、続けろ!」
膝の上の黒髪のメイドが商人の男の方を見たのを確認すると町長は、商人のズボンを下ろしたメイド姿の女に向かって怒鳴った。
その声を聞いてメイド姿の女が再び商人の男の下半身に手を伸ばした。そして露わになった男の下着を掴むとそのままゆっくりとそれを引き下ろした。明かりの下、商人の男の股間にある物が露わになった。メイド服の女は商人の男の一物を見るとゆっくりとそこへ手を伸ばした。
「止めろ! 止めるんだ!」
商人の男はまるで女が男に襲われそうになったかの様な声を上げた。しかし、メイド姿の女はその手を止めなかった。ただ、死んだ魚の様な濁った瞳で男の股間を見たまま、恋人の物を慈しむ様に両手でその物を弄び始めた。
相手は世間一般的に言ってかなり美しく、そして若い女だ。例え、この様に狂った状況ながら、若い男の肉体はその意志に反してすぐさま反応をした。女の愛撫を受け、その物は固く、そして見るからに大きくなっていた。それを町長の膝の上で悲し気に見詰める黒髪のメイドの目から一筋涙がこぼれた。
しっかりとそれが大きくなったのを確認すると、メイド姿の女は一度顔を上げ男の目を見た。
「ごめんなさい、許して……」
メイド姿の女はそう微かに呟くと、顔を商人の男の顔に近づけた。
その時、商人の男の唇が微かに動いた。そして、ほんの一瞬だけメイド姿の女の体がぴくりと震えた。しかし、それをにやにやと、さも楽し気に見詰める町長はその事にまったく気付く様子はなった。
「せめて今だけ、すべてを忘れて快楽に身を任せて……」
メイド姿の女はそう商人の男に耳元で囁くと、そのまま自らの唇を男の唇に押し当てた。
しばらく、商人の男と舌を絡め合っていたメイド姿の女はゆっくりとその唇を離した。二人の唾液が絡みあい、まるで夜露に濡れた蜘蛛の巣の様な糸を引いた。そして、女は一度、悲し気な瞳で男を見た後、ゆっくりとその顔を男の股間へと進めていった。
町長の口元に好色と残忍性の入り混じった笑みが浮かんだ。
町長の膝の上で、商人の男を見ていた黒髪のメイドが思わず目を逸らせた。
「うっ……」
その瞬間、黒髪のメイドはそう声を漏らして体をのけ反らせた。
「目を逸らすな、見ろ!」
町長の鋭い声が響いた。町長は黒髪のメイドが目を逸らせた瞬間、尻を撫でまわしていた手の長い人差し指をいきなり黒髪のメイドの女でない部分に突き刺したのだ。黒髪のメイドは思ってもみなかった場所を襲った痛みにその体をのけ反らせたのだ。痛みはやや収まったのものの、なおも続く異物感に黒髪のメイドは眉間に皺を寄せながらもゆっくりと目を開き商人の男を見た。
一方、メイド姿の女は、完全に商人の男の股間に顔を埋めていた。商人の男は諦めた様に目を閉じ、股間を襲う甘く切ない快楽に時おりその体をびくりびくりと震わせていた。その時、男の物はメイド姿の女の口の中に根元まで納まっていたのだ。
黒髪のメイドの目から再び涙がこぼれ落ちて来た。それは、あらぬ場所を襲う鈍痛と異物感が生むものだけではなった。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【短編】淫紋を付けられたただのモブです~なぜか魔王に溺愛されて~
双真満月
恋愛
不憫なメイドと、彼女を溺愛する魔王の話(短編)。
なんちゃってファンタジー、タイトルに反してシリアスです。
※小説家になろうでも掲載中。
※一万文字ちょっとの短編、メイド視点と魔王視点両方あり。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる